これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

2023 節目の年

2023年01月01日 21時26分36秒 | エッセイ
 新年あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 元日の朝は遅い。
 10時近くにおせちと雑煮を食べ、ひと段落してから、新しい日記を取り出した。



 去年の秋に購入した「10年日記」だ。



 2013年から書き始めたので、2022年で10年分を書き終えた。いわば、今年は節目の年。この先は、新しい日記帳に、未来の10年間を綴っていこう。
「扱いに気をつけないとね」
 去年まで活躍していた、プーさんの10年日記はひどい有様になっている。



 まず、背表紙が破れた。これは、収納している本棚から取り出すとき、背表紙の上部を何度も引っ張ったことによる。それから、紐の扱いも雑だったため、力の掛かった部分が細くなってしまった。
「あのときは、10年という時間がどれぐらいのものか、わかっていなかったんだよね」
 10年は長い。地味に毎日毎日、その日の出来事を記録していくと、自分の歴史が可視化される。普段は時の流れとともに消えてしまう小さなことでも、書き留めることで残る。あとから読み返すと、記憶力の補強にもなって助かるときがある。たとえば換気扇の掃除に関して、去年の日記では「重曹を入れたお湯につけておいたら汚れが簡単に落ちた」とか、7年前の「75度のお湯を使ったら、かなり楽だった」などという記録だ。おかげで、今年もさほど苦労せずに大掃除を終えることができた。
 元日になると、前年に読んだ本の冊数がわかる。すかさず日記に書いて経年比較をしている。2019年は19冊、2020年は22冊、2021年は19冊と振るわなかった。
「異動してからは通勤電車の中で読んでいるから、40冊ぐらいかな?」
 予想を立てて読書メーターにアクセスしたのだが、残念ながら36冊。目標に届かなかった。おそらく、3冊ほどリストにない本があったからではないか。特に椎名誠氏の本が多い。氏の出版済みの本に対して、リスト化されている本の割合が極端に低い気がする。読者層の年代がズレているのかもしれない。自分で登録すればよいのだが、そこまでする時間がなかった。今頃になって「やっておけば39冊だったのに!」と後悔している。
 2023年スタートの今日は、これといった事件もなく、いつものメンバーから届いた年賀状を見て、年賀状を書かない友人からのメールを読み、自分の挨拶をFacebookにアップし、勤務校のTwitterを更新して終わった。知り合いが3人、年末にコロナ陽性となり、自宅療養しながらそれぞれの家庭で新年を迎えている。平凡……いや、平和で穏やかな元日に感謝をすべきであろう。
 これから10年間使う日記帳に、初めてペンを入れる。
 特に変わったことはなかったけれど、何か面白いことを書きたい。

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コメント (6)
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