これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

チョコレート難民(1)

2022年02月06日 22時36分07秒 | エッセイ
 2月14日はバレンタインデー。
「そろそろチョコを買わなくちゃ」
 気がついたら一週間前になっている。すっかり、職場で配るチョコの存在を忘れていた。自転車通勤になってから、ターミナル駅には縁がないので、ネットでよさそうなものを探してみよう。
「ゲッ、全部売り切れじゃん。どうしよう」
 某百貨店のeデパートも、ヨドバシドットコムも頼りにならない。売れ残りを警戒して、品揃えを薄くしているのだろうか。やはり、店舗まで行かないと、気に入った商品は買えなさそうだ。
「でもでも、遠くに行くのは面倒くさい。スーパーで見てからにしよう」
 たしか、近所のスーパーでバレンタイン特設会場を設定していたはず。そこで見つけられなかったら、イヤイヤながら、お菓子屋さんに行くことにした。
「あ、フェレロロシェだ」
 スーパーに行ったら、まずは人気のイタリアみやげ、フェレロロシェ5個入りが目にとまった。



「これ、美味しいし可愛いし、あげたら喜ばれるよね」
 買い物かごに入れようとしたが、よく見たら在庫が4個しかない。最低でも6個は必要だから、これはボツだろう。
「はい、あなたにはこれ、あなたには別のよ」
 などと差をつけるわけにはいかないのだから。
 名残惜しかったけれど諦めた。特設会場には、他にパッとする商品がない。大人がアンパンマンやポケモンのチョコをもらってもねぇ……。かといって、普通の板チョコでは味気ないし。数はあるけど、欲しいものが見つからない。
 だったら、通常のチョコレート売り場に掘り出し物がないものかと足を運んだ。
 このスーパーは、昨年リニューアルしてから、品揃えが格段に増えた。チョコレート売り場も、国産メーカーの手前に外国産の商品が並んでおり、結構華やかだった。端から順に視線を動かしていたら、見覚えのある商品があった。
「あれ? フェレロロシェだ」
 なんと、こちらには3個入りのフェレロロシェが20個ぐらい並んでいた。嬉しくなって、自分の分まで確保する。



「よかった~!」
 さっそく家で味見をした。



 チョコをコーティングしているナッツも、コクの中身も美味しい。



「うん、きっと歓迎されるよ、これは」
 ひとまず、職場のノルマは達成できたようだ。ホッ。
 ついでに、隣にあった商品も紹介したい。



 なぜか、ピピッと来て衝動買いした。これもきっとイケると思う。
 さてさて、これで義理チョコは準備できたが、肝心のおうちチョコはどうしよう??
 さすがにスーパーでは、本命、というより家族で楽しむ商品は見つけられなかったのだ。
 チョコレート難民、まだ続きます……。


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コメント (8)
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