これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

アバウトに作る「太らない食パン」

2021年07月25日 20時24分17秒 | エッセイ
「あら、この本いいじゃない」



 生協のチラシで見つけた本をすかさず買い、パンを作ることにした。
 なぜ太らないかというと、バターやオイルを使わないからである。初めてパンを焼いたとき、1箱の半分近くもの量を投入することに、驚きとためらいを感じた。そういうものと割り切ればよいのだが、「なくても作れる」のであれば、歓迎しないはずがない。
「へー、水飴やコンデンスミルクを入れるのね」
 脂質がなくても、パンをしっとりと美味しく仕上げる工夫が凝らされ、一読の価値はある。ぜひ、ご覧になっていただきたい。
 さっそく材料を準備する。
 強力粉を230g。賞味期限が5月末だったことは、家族に言わないでおこう。
 レンジで1分チンした牛乳160ml。
 砂糖大さじ1と1/2。
 小さじ1と2/3のイースト。
 箱が似ていたので、危うく、手前のベーキングパウダーを入れそうになり焦った。
 困ったのが水飴だ。20g必要なのに、スーパーに売っていなかった。
「検索してみよう」
 情報化社会のありがたみは、ネットで調べれば多くのことが解決できる点である。
 水1:砂糖2の割合で作った砂糖水を、レンジで30秒ほど温めると、トロリとした水飴になるらしい。
「本当だ、できたできた」
 さて、ようやく揃った材料をボウルに入れるのだが、イーストが溶けやすいよう、強力粉を半量にするのがポイントだ。



 つぶつぶがなくなったら、残りの強力粉を加える。



 まとまったところでフードプロセッサーを使い、かくはんするのだが、わが家にはチョッパーしかなかった。



「みじん切りにするわけじゃないけど、形が似ているから、できる気がする」
 結果は残念ながら無理だった。このあと丸く成型し、一次発酵に進むというのに、生地がまったくまとまらない。



「こねない、ってわけにはいかないね。よし人力でやろう」
 コネコネしているうちに、指にまとわりついた生地がひとつにまとまっていく。フードプロセッサーを使うと、この工程が簡略化できるというだけのことか。
 10分後には追いついた。丸めた生地をボウルに入れ、40度のオーブンで25分発酵させる。



 ほうら、大きくなったでしょ?



 フィンガーテストもバッチリ。



 ガス抜きして休ませたあとは、パウンド型に入るよう、生地を伸ばして巻いていく。
 ビニール袋に入れ二次発酵。またまた40度で30分、オーブンに入れる。



 かなり膨らむので、ビニール袋は大きめを選びましょう!



 あとは、180度のオーブンで18分焼く。18の10倍。結構おぼえやすい数値ではないか。



 焼けたら蒸れないように、さっさと型から取り出すのが大事らしい。



 いやあ、美味しかった……!
 甘味があって、中はふわふわ、外はサクサク。焼き立て食パンはクセになりそうだ。
 レシピ通りでなくても、ある程度は何とかなる。大事なのは、作ってみたいという気持ちを行動に移すことではないか。まずはやってみないと、いつまでたってもできるようにならない。
 賞味期限切れの強力粉は、あと1回分残っている。
 フードロスにも気をつけま~す。


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コメント (6)
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