これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

夏だ! カレーだ! 辛口だ!

2020年08月10日 17時34分16秒 | エッセイ
 私の母は、辛いものが苦手だ。
「根性の悪い友達がいてさぁ、その子の家に遊びに行って、お昼だからカレー食べなよって言われたけど、辛くて食べられないの。人に食べさせたくないから、わざと辛くしたんだよ、きっと」
 子どものときは、母のこんな愚痴を真に受けていたが、今となっては想像がつく。バーモントカレー甘口に慣れた母は、中辛のカレーでも火がボーボー。口の中が焼け付くように熱かったから、意地悪されたと思ったのだろう。
 かくいう私も、実家で両親と暮らしていたときは、甘口以外のカレーは無理だった。しかし、味覚は習慣に左右される。結婚して、辛党の夫と暮らすようになると、少しずつ味覚が変わってきた。
「ピリッとくるぐらいが美味しいね」
 こんな発言をするようになるとは、我ながら驚きだ。蕎麦に七味唐辛子をかけ、刺身にはわさびをたっぷりと。ピザにはタバスコというように、辛いものを食べて汗がにじみ出る感覚を好むようになった。ほとんど汗をかかない体質なので、一種のデトックスなのかもしれない。
 カレーも当然辛口だ。中辛では物足りない。しばらくは、ジャワカレーの辛口を買っていたが、今ひとつ満足できないのはなぜだろう。
 もっと辛いルーはないかと検索してみたら、これがヒットした。



 横浜舶来亭 BLACK辛口。
 煮込む前にはニンニクとショウガを加え、ルーと一緒にガラムマサラを入れると、さらに深く、スパイシーなカレーとなる。



 ご飯は、ターメリックライスがおススメだ。ターメリックは「秋ウコン」とも呼ばれ、消化を助けるうえ、アンチエイジング作用もあるのだとか。
「できた~!」


 
 いやあ、これですよ、これ。
 汗をかきかき、アツアツのカレーを頬張る幸せは、夏ならではだ。
「ママ、クーラーついてないじゃないか」
 ……ああ、それで暑かったのか。
 私は決して暑がりではないので、続き部屋の冷気が入ってくるだけで十分なのだけれど、家族にとっては迷惑らしい。くすん。
 まあ、しばらくは、この方法でカレーを作り、楽しみたいと思う。
 さらに辛さを求めるときは、カレー粉を加えてみるとよいのだとか。



 ガラムマサラを入れるタイミングで追加し、よーくまぜまぜ、まぜまぜすれば、オーダーメイドのカレーができ上がる。
 母には、絶対に勧められないのが残念だなぁ。
 さあ、猛暑はカレーで乗り切りましょう!


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コメント (10)
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