これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

コイの滝のぼり

2020年04月19日 21時48分08秒 | エッセイ
 よく「意外ね」と驚かれるのだが、私は手芸が好きだ。
 どうせ家にこもらねばならぬのなら、針と糸を使って楽しく過ごしたい。そこで購入したのがこちらである。



 布や紐、型紙などが入って2000円前後だっただろうか。



 両面テープや縫い糸、ボンド、綿などは自分で用意しなくてはならないので、引き出しの中を探したら見つかった。ラッキー!
 まずは布の裁断から。一番、魚らしい胴からにする。



 このキットは、初心者には少々難しいかもしれない。表と裏を間違えて切ると「残念な生き物」になってしまうので注意が必要だ。
 顔。



 胸びれ。



 ぽんぽん。丸く切るのは難しいなぁ……。



 赤だけでなく、青も同じように裁断する。



 縫い合わせて裏返すときに、思うように進まず「イラッ」となった。特に胸びれや背びれは小さいので、扱いが難しい。気分転換するため始めたのに、ストレスの元となっては「何かおかしくね?」となり、本末転倒。続きは次の日に持ち越すなどの工夫をして、義務感をなくさねば。
 どうにか関門を乗り越え、綿を入れるところまで来た。質感が出ると、生命力が宿って動き出しそうに見えるところが面白い。



 目は両面テープでつけるが、胸びれ、背びれはボンドに頼る。うちにあったのは木工用ボンドではなく、靴用の接着剤だった。



 洗濯機の風呂水ポンプが破れたとき、補修に使うのだが、布との相性はイマイチだったかな……。
 強い接着力が裏目に出て、私の指までくっついてしまったり、量の調節ができずにドバーッと出てしまったりと、結構手を焼いた。
「ムキーッ!」と怒りながらも、こんな感じに仕上がってくると、俄然、やる気がわいてくる。



 小道具の吹き流し、風車は工作の分野だ。大きさや位置さえ間違えなければ、正確にできるはず。順調に進んで、いよいよ完成した。



「やったぁ!」
 負荷があった分、でき上がりの感動は大きい。早速写真を撮ってSNSにアップする。
 滝をのぼるコイは、立身出世を願う縁起物だそうな……。
 数年後には校長に、退職後は起業して社長になっちゃったりして~!


    ↑
クリックしてくださるとウレシイです♪

※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする