これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

元号248個

2020年03月15日 22時19分42秒 | エッセイ
 新型コロナ感染防止のため、週末は家で過ごしている。
「美術館も休みだし、電車内で飛沫感染するのもごめんだし、家が一番安全だわ」
 本を読んだり、片づけものをしたりと、家事がはかどる。
「ややっ、こ、これは!」
 棚の上から古びた新聞記事が出てきた。日付は2019年5月1日。改元の日である。



「そうだ、元号の一覧が紙面に出るなんてことは滅多にないから、Excelに入力しようと思ってたんだっけ」
 PCには、入力途中のファイルが残っていた。時間はあるから、自粛ついでにファイルを完成させようではないか。
 まずは時系列で。



 大化から数えて令和は248番目。通し番号をつけて、入力漏れがないかを確認する。
「元号に使われる漢字は定番があるみたい。どの漢字が一番多いんだろう」
 関数を入力してチェックすると、「永」が最多の29回であった。



 これには納得。どの時代でも、永く続いてほしいと願ってのことだろう。
「248もあると、同じ元号があったりして。ソートしてみよう」
 ふりがなをベースに、五十音順に並び替えてみた。



 どうやら、まったく同じ元号はないらしい。たとえば昭和。読みが同じでも、別の漢字が使われている。



「じょうわ」という元号も、個人的には嫌いではない。
 ちなみに大正は、大化や大宝と近い場所に並んでいて、格式高い雰囲気がある。たったの15年で終わってしまったのが残念だ。
 もし、「どの元号が一番好き?」と聞かれたら、私は「大正」と答えるだろう。生まれていないけど。



 平成とその周りの元号は、比較的のんびりした印象を受ける。「ふ」や「へ」「ほ」から始まる語はやわらかいイメージを与えるのかもしれない。



 そして、いよいよ令和となるが、明治も近くにあったので一緒に載せることにする。



 明のつく元号を見たら、不思議とやる気がわいてきた。明治もきっとそんな時代だったのかな……。
 この記事をアップしようと予定したのは、10月22日の即位礼正殿の儀であった。でも、時間がなくてできず、新年になっても手つかずで、多少は気になっていた。
 タイミングはズレまくっているけれど、今回ようやくアップでき安心している。
 家にこもっていて、よかったと思うことも一つくらいはなくちゃね。


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コメント (10)
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