これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ランチは非常食

2019年03月10日 21時58分16秒 | エッセイ
 ときどき、非常食の賞味期限をチェックする。
「あー、これ、もう切れてるじゃん」
 ひじきご飯は2019年1月まで。今日のお昼に、さっさと食べてしまおう。



 アルファ化米は、お湯か水さえあれば食べられるようになる。勤務校の宿泊防災訓練で、生徒と一緒に作ったことがあるから自信がある。



 袋の口を開けて、米をかき混ぜたら線の下まで熱湯を注ぎ、15分待てば出来上がり。
 ポイントは、お湯を少なめにすること。ふんわりした仕上がりで、しっかり味のついたひじきご飯をいただいた。



「得意料理はアルファ化米です」と言ってもいいだろうか……。ダメ?
 パンの缶詰も、2019年2月が賞味期限となっていた。



「これは食べたことないんだよね。どんなパンなんだろう」
 興味津々で缶を開ける。予想通り、缶と同じ形をしたパンであった。



「へええ、おもしろーい」
 何かつけて食べたいところだけれど、実際に被災したら、バターなんぞないだろう。このままパクリといってみよう。



「うん、美味しい」
 何年も前に作られたパンとは思えぬほど、しっとり、ふわふわなのが不思議だ。生地にかすかな甘みがあり、リラックスできるところもいい。また生協で買い足しておかねば。
 さて、明日は3月11日だ。東日本大震災から8年目の、決して忘れてはならない日である。
 非常食を食べながら、今一度、災害への備えを確かめてみた。
 亡くなった方々が、安らかに眠れますように。


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コメント (10)
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