これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

やっと会えたよ シャンシャンに

2018年12月09日 21時17分33秒 | エッセイ
 その日は朝からドキドキワクワク、ウキウキパホパホしていた。
 なにしろ、シャンシャンに会うため上野動物園に行くのだから。公開当初はWebで申し込み、当選しなければ見られなかったが、やがて整理券制度になり、いつの間にやら受付時間終了までに並ぶ方式に変わっていた。混雑状況にもよるが、おおむね15時頃まで受付をしているようだ。
「午前中は用事があるけど、午後はフリーだから並べるぞ」
 というわけで、寒空の下、長い長~い行列の最後尾につく。待ち時間は50分。午前中はもっと混雑するらしいので、トイレをすませてお並びください。
 40分も経つと、パンダ舎の入口にたどり着く。



 もうすぐだ、と思うと心臓の鼓動が速くなってきた。誰もが同じ気持ちでいることだろう。
 室内が見えてくる。



 からっぽ……。隣には、外で元気よく遊んでいるライブ映像が流れていた。
 ガラスの向こうには、映像通りに屋外を歩く2頭の母子が見えている。



 いた~!
 お母さんのシンシンはお尻が汚れている。土の上にペタリと座っていたからであろう。



 後ろをついていくシャンシャンも、薄汚れた毛皮をまとっているが、見るからに楽しそうだ。



 こっち向いて~!



 活動的で、あっちへウロウロ、こっちへトコトコ移動するものだから、なかなかシャッターチャンスが訪れない。しかも、下を向くことが多く、思うような写真は撮れなかった。
 でも、会えただけで幸せ。お尻をふりふり、ちょこまかと歩く姿が何とも愛くるしい。パンダはいつの時代でも人気者だ。見ているだけで両頬が緩んでくるのは、生まれながらのアイドルだから。時間の許す限り、ずっと眺めていたいと思う。今度は朝イチで並び、午後イチでも並び、終了間際にも並んでみようかしら。
 すっかり影が薄くなってしまったけれど、お父さんのリーリーも隣でフラフラ歩いていた。



 さて、時計を見ると、まだ3時半だ。どこか暖かい場所はないだろうか。
「爬虫類館がいいかも」
 西園までの途中で、見事に色づいたイチョウを見つけた。



 やっと到着。



 寒い場所から湿度も温度も高いところに入ったので、カメラもメガネも曇った。



 あったけ~!
 3連になっているイエアメガエルに笑った。



 こちらは陶器のようなベルツノガエル。



 何て蛇だったかな。



 ガラスにへばりつき、お腹を見せるカエルもいる。



 帰り際には、にぎやかなケープペンギンにも手を振った。



 遊んだあとは休憩だ。公園改札内のシーズカフェに立ち寄った。
 ワッフルとソフトクリームのセットが美味しい。



 飲み物をカフェラテにしたら、ここにもパンダが登場した。



 ふと、入場券の写真を思い出した。やっぱりシャンシャンだ。



 生まれたときは、こんなに小さかったのに、今日のシャンシャンはかなり育っていた。来年にはシンシンと区別がつかなくなるかもしれない。
 また会いにくるからね!


    ↑
クリックしてくださるとウレシイです♪

※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする