これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

古墳愛

2018年11月08日 21時33分32秒 | エッセイ
 古墳に惹かれるようになったのは、今年に入ってからだ。
 山口県まで出かけた娘が、柳井茶臼山古墳というところに行って、写真を送ってきた。



「へえ~、すいぶんキレイな古墳じゃない。ふーん」
 さすがは、高貴な方の眠る場所である。日本ならではの造形美や様式美を、もっと見たいと思った。
 奈良にはたくさんの古墳がある。正倉院展や市内観光だけでなく、古墳巡りもするため、二泊することに決めたのだ。
「やっぱ、飛鳥駅からかな」
 古墳がどっさりといっても、アクセスの悪い場所は無理だろう。飛鳥駅で下りて明日香村を歩くと、かなり有名な古墳に出会える。
 石舞台古墳。



 ここのウリは石室が見られるところだ。



 しかし、列が全然動かない。バスの時間が迫っていたので「まあいいや~」と諦めた。
 高松塚古墳。



 ここは美女たちの描かれた壁画で名高い古墳である。外観は壁画に負けないくらい美しく、すっかり見とれてしまって周囲を一周した。



 夕陽が反射して、ますます美人に見える。
 好きだなぁ、こういう場所は。
 ここから20~30分ほど歩くとキトラ古墳に行かれる。交通機関を利用する手もあるが、健脚を誇るワタクシは歩くことに決めた。
 レッツゴ~!
 なぜか、この古墳だけ、やけに豪華だった。キトラ古墳壁画体験館という施設があるのだが、広くて新しく、展示も充実している。玄武、白虎、青龍、朱雀の四神の壁画について学べるし、内部の構造もよくわかる。しかも、エレベーターや自動ドアが完備されており、体験館を出ると古墳のすぐ近くに行かれるから、汗をかいて山を登る必要もない。「どうして、こんなに手厚いんだろう」と首を傾げるくらいだ。
 キトラ古墳は、ひたすらキュートだった。



 ベビーフェイスのアイドルみたいに、この上なく愛くるしい外観ではないか。



 模型もあって全体像が把握できる。



 実は、この日の午前、法隆寺に行った。藤ノ木古墳が近くにあったのに、時間の都合で見られなかったのを残念に思っていたのだが、高松塚とキトラが見られたことで、一気に満足感が押し寄せてきた。
 ああ、行ってよかった!
 翌日は、平城宮跡から歩いてコナベ(小奈辺)古墳に向かう。



 水に浮かぶ姿が素敵~♪
 その隣の宇和奈辺(うわなべ)古墳が本命だったのだが、コナベもよかったので引き返した。なにしろ、電車の時間が気になって仕方ない。再度来る機会があったら、のんびり散策したいものだ。
 次に狙っているのは、大阪の仁徳天皇陵古墳である。
 3月までに行かれるかな?


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (8)
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