これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

2017 都心の紅葉

2017年12月10日 19時46分54秒 | エッセイ
 神宮外苑の銀杏並木はなかなかよかった。


(関連記事「雨の神宮外苑いちょう祭り」はこちらから)

 銀杏の黄色は十分堪能した。今度はカエデの赤も見たい。
「ふーむ、六義園は紅葉が見頃なのか。行ってみようかな」
 年間パスポートを持つブロ友さんの写真を見て、エッセイ仲間とランチをしたあと駒込駅に向かう。時間は午後3時半を回ったところだ。日没までまだ時間があると思っていたのに、まったくの見込み違いであった。
「あれ、はとバスが停まっているぞ。もしや……」
 六義園正門から近い場所に、黄色の派手な車体がデーンと鎮座している。イヤな予感がした。



 思った通り、ツアー客がちょうど到着したところだった。高齢者を中心に、30人近くが添乗員から散策と出発について注意を受けている。
「ああ、何てこと。ついてないなぁ」
 おそらく、彼らはライトアップまで見ていくのだろう。昼と夜の両方を楽しむコースではと察した。
 園内は結構な人出である。狭い通路は係員が誘導して、事故のないよう努めていた。
 この日は晴れだったが、午後4時近くともなると空が暗い。せっかくの景色もくすんでしまって悲しい。





「うーん、ダメだなぁ。もっと早い時間に来ればよかった」
 かといって、ライトアップを待つ気にはなれない。かなり冷え込んできたし、休憩スポットは満員だ。ツアー客に個人客、日本人に外国人、カップルに親子連れ、あらゆる来園者がライトアップまで時間を持て余している。みんな考えることは同じだ。ぐうたらな私はとてもついていけない。素敵なチラシを持ち帰り、これで満足しようと我慢した。
「さあ帰ろう。明日は皇居に行くから、もういいや」



 皇居乾通りの一般公開は本日までだ。こちらにも来ようと思っていたので、六義園の仇をとるつもりで臨んだ。大手町駅から延々と歩き、手荷物検査を受けて中に入る。皇居のタイムスリップ感は好きだ。
「これが宮内庁か」



 人は多いが、窮屈な感じはしないし、普段は入れない一角に、足を踏み入れた喜びは大きい。
 でもでも、期待していた紅葉とはだいぶ違う。









 出口の乾門が見えてきた。これで終わり?



 しかし、まだ続きがある。皇居東御苑の二の丸庭園がキレイだという口コミを見たのだ。
 北橘橋門から入り、再び手荷物検査を受けて二の丸庭園を目指す。思った通り、こちらの樹木も色づいている。





 庭園という落ち着いた佇まいも手伝い、私はこちらのほうをおススメしたい。



「ああよかった。満足満足」
 帰りは平川門から出る。竹橋駅はすぐそこだ。
 今年は近場ですませたけれど、本当はもっと色とりどりの紅葉を見たいのだ。1月号の旅行読売に「こんな感じが理想」という写真が載っていた。



 京都か……。遠いな。
 来年に向けて「紅葉積み立て」始めますか?


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コメント (12)
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