これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

古代アンデス文明展へようこそ

2017年11月12日 21時36分27秒 | エッセイ
 ナスカの地上絵には、子どものときから大変興味がある。
 だから、10月21日から国立科学博物館で「古代アンデス文明展」が始まると知ったとき、すぐに前売券を購入した。



「ナスカ、ナースカ。あ、マチュピチュもある」



 誰が何のためにこれを作ったのか。
 有力説はあっても、謎が完全に解き明かされることはない。そこに、想像をかき立てられるロマンが生まれ、私だけでなく、多くの人が引き寄せられていくのだろう。
 科博のいいところは、ほとんどの場所で写真撮影ができるところだ。動画やミイラ系は禁止だったが、これは当然の配慮であろう。とはいっても、画像を整理するのも骨だから、撮影は気に入ったものだけにしておかねば。
「あ、これ、いいな。高そう」



「こっちも。ピカピカだぁ!」



 黄金は腐食しないところから、「永遠の生命」の象徴だったらしい。私はついつい、金目のものばかりに目が行く。
 金目のものには見えなかったが、こういう路線もアンデスっぽくて好きだ。



「ケロ」という名の、コップのような容器もいくつかあった。
「ケロ? ケロって何さ」
 普通に「○○のケロ」と作品名にされても、意味がわからない。検索しようものなら、「~してけろ 山形弁」などのサイトがヒットする。「アンデスなんだから、山形弁は絶対ちげーだろッ」とツッコミたくなった。
 やっと、「ケロ」の解説を見つけた。





「ケロは底から口部に向かって広がる飲料用のコップで、儀礼的な乾杯をする時に使われた」とある。やはり、コップでよかったのだ。よしよし。
 年とともに、読解力が落ちてきた。説明を読んでも頭に入らないので、ひたすら動画を見まくる。素晴らしい映像で、低年齢層にもわかりやすい言葉を使っているから、脳が安息日であっても安心だ。
 マチュピチュは、アマゾンへのルートになっていたのではと解説されていた。ここは日本人に大変人気の高い場所らしいが、わかる気がする。郷愁を誘われる何かがある。
 ナスカの地上絵は、雨乞いの儀式に用いられた説が有力だとか。元々、この場所には雨が降らず、降水量が異常に少ない。不幸にも大干ばつが起きて、ナスカ文化は滅びてしまうのだから、神には聞き届けてもらえなかったのか。
「本当に気の毒。アタシは雨女だから、ナスカで生まれていたら、何かの役に立てたかもしれないのに」
 地上絵も人気なのだろう。クッキー、コースター、栞、クリアファイルなどなど、たくさんのグッズが売られていた。迷いに迷って、私はゼムクリップを買ってきた。



 3種の地上絵が3個ずつ入っていて、早速使いたくなるユニークさだ。



「うっふっふ~」
 とても気に入っている。
 こんなおみやげも持ち帰った。



 これは、第2会場の入口で配布されたものである。私は缶コーヒーを飲まないが、夫は絶対に喜ぶと思った。
「へー、いいの? ありがとう」
 案の定、彼はそそくさと冷蔵庫にコーヒーを冷やして、ルンルンしているではないか。
「もう一度行きたいなぁ」
 金曜・土曜は、ペア得ナイト券が16:50から2000円で販売される。
 お友達や彼氏、彼女とご一緒にいかがですか?


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コメント (4)
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