これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

いつまで続く? アイメイク

2017年11月05日 20時56分24秒 | エッセイ
 化粧にかける時間はない。
 朝は忙しいので、顔を洗って蒸しタオルをしたら、ソッコーで化粧水とクリームを塗る。仕上げに、上からファンデーションをはたくだけ。
「それじゃダメよ。もう若くないんだから、アイメイクをしないと」
 2つ上の姉から指導が入る。姉は私と逆で、素肌に自信があるからファンデーションは塗らない。日焼け止めをちょこっと広げたら、ビューラーでまつ毛をクルンと上げ、マスカラで固めてでき上がり。
 少しは見習わなければ……。
「よし、アタシも、ビューラーとマスカラくらいは買うか」
 わずかばかりの女子力を底上げしようと、ドラッグストアに向かった。マスカラを塗ると、目がゴロゴロするイメージなのだが、最近はいいものが売られているようだ。



「フィルムタイプ? こんなのあるんだ、へえ」
 たしかに、これは異物感がない。私が自分磨きを怠けているうちに、化粧品は続々と進化を遂げていた。
「そうだ、アイラインも」
 以前はペンシルタイプを使っていたが、今回は筆ペンタイプを選んだ。



 理由がわかった方は、私の性質をかなり理解されている。
「アイメイクに飽きたら、祝儀袋や不祝儀袋の表書きに使えるじゃん、これ」
 つまり、筆ペンとして再利用する作戦というわけだ。我ながら悪どい。
 では、マスカラを使わなくなったら、他に使い道があるのだろうか。
「洗ったら落ちるんだから、白髪染めには使えないよねぇ。靴墨とか」
 いやいや、革用じゃないんだから、やめといたら?
 よし、無駄づかいにならぬよう、やるっきゃないね~!


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (8)
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