これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

月と真珠

2017年10月05日 20時49分23秒 | エッセイ
 昨日は中秋の名月だった。
 大した写真が撮れるわけでもないのに、ミラーレスを抱えて通りに出る。ちょうど、雲の切れ間からお月様が「ちょっとだけよ~」と、おみ足を伸ばしたところだった。



 取り巻きのように、雲がお月様を囲んでいる。
 彼らは、姫を守るSPなのかもしれない。



 荒波に浮かぶ、清らかな真珠をイメージしたのは私だけだろうか。
「明日は、久々にパールの指輪をしていこうかな」
 何かと影響されやすいワタクシは、引き出しから古い指輪を引っ張り出した。



 少々ゆるくなってはいるが、お月見気分が盛り上がる。たまの気分転換にはよい。
 中秋の名月は、必ずしも十五夜ではない。しかし、十五夜となる明日は、天気が崩れて月が隠れてしまうらしい。だったら、今日のうちにお月見の続編を楽しんだ方が得である。
「もう一度、写真にトライしてみるか……」
 月の画像には、クレーターがきれいに写っているものが多い。私のカメラでは、光ってボヤ~ンとなってしまうから、どうやるのかとずっと疑問に思っていた。サイトを検索すると、あったあった、「studio9」という写真情報サイトにやり方が載っているではないか。
 特別なカメラが必要なのかと思っていたら、レンズ交換式デジタルカメラであれば、何でもできるという。
「手持ちのカメラを目いっぱいズームして、カメラの設定をマニュアルモードにセットし、F8、1/800、ISO400にすれば、満月やスーパームーンもキレイに撮れます」
 おおっ、何と心強いお言葉。
 取説片手にせっせとダイヤルを動かし、撮った写真がこれである。



 どうです、どうです?
 大成功じゃありませんか! すごーい!!
 studio9さん、ありがとうございました。
 撮影しないとわからないことだが、この設定だと、月以外は何も写らない。建物も雲も、人物も、なかったことにされていた。
「えーと、どうやって戻すんだ、これは」
 このままでは、月しか撮れない。
 取説、取説はどこ!?


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コメント (12)
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