これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

岩崎ミュージアム☆ドレス体験

2017年07月30日 20時33分51秒 | エッセイ
 ついに、念願の岩崎ミュージアムに行くことができた。



 横浜にあるこの美術館では、クラシックなドレスを着て記念撮影ができる。コスプレ好きな私が執着しないはずはなく、何度も足を運んではフラれていた。
 今回は、時間を決めて予約を入れたから、撃沈されず、確実に撮影できるはずだ。
 心にゆとりがあるせいか、施設前の植木が気になった。



 このカットは何をデザインしたのだろう。とぐろを巻いた蛇? ソフトクリーム? それとも……。
 ドレス体験は10時半からなので、それまで館内を見て回る。聖母マリアのまとったようなドレスから、マリー・アントワネット、エリザベス女王、サリバン先生などの着るようなドレスが何種類もあり、流行の変遷が見て取れた。服飾に興味のある人なら、ここは退屈しないに違いない。
 ようやく時間になった。他に客はいなかった。ここに来るまでを振り返ってみても、横浜全体の人出が少なかったと思う。そんな疑問をスタッフにぶつけてみたら、うなずきながら答えてくれた。
「ええ、土日は混みますし、月曜は休館日ですから、火曜・水曜は比較的空いていますね」
 なるほど! 横浜で何か見たいのであれば、火・水を狙って来ればいいのか。
 ドレスは11種類あった。先にドレスの種類を予習していたから、どの時代の衣装なのかが頭に入っている。予備知識を仕入れてから着るのがオススメだ。
 敬虔なルネサンス、華麗なロココ、モダンなバッスルにも心を惹かれたが、私が着たいと思ったのは、裾が大きく膨らんだ乙女全開のクリノリンであった。
「それでは、こちらでお着替えをお願いします」
 女性スタッフが別室で着付けをしてくれる。例によって、胸の辺りがブカブカだ……。こういうドレスは、グラマーな人のほうがよく似合う。鶏ガラに近い人には、ドレスを背中で詰めてくれるので、どうにか見られる程度にはレベルアップする。だが、ドレスに「着てもいいわよ」と許可をもらって袖を通させてもらっているような、ぎこちなさを感じて仕方がない。
「では、撮影いたしますので、お履き物をお願いします」
 撮影は1階だ。現像してくれるのは1枚だけだが、手持ちのスマホやカメラでも撮ってくれる。何枚も何枚も。一人で出かけたので、これはありがたかった。
「お疲れ様でした。では、お着替えをお願いいたします」
 所要時間は20分程度だったろうか。相変わらず、他の客はいない。混雑時は、こんなにのんびりできない気がするから、やはりこの日でよかった。
 5分ほど待ち、写真を受け取る。



 イメージ通りの仕上がりでうれしい。
 ついでに、ポストカードもいただいた。



 疲れた。メルパルクでお昼を食べて、さっさと帰ろうっと。
 退館時に、もう一度植木の間を通る。
 空腹のせいか、今度は向かって右がウインナーロール、左がチョココロネにしか見えなかった。


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (12)
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