これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ブラックキャップ

2017年05月25日 21時14分33秒 | エッセイ
 このところ、やたらと暑い。日本はいつから、5月が真夏になったのだろう。
 暑さとともにやってくるのが害虫である。夫はすでに蚊に刺されている。蝿も好きではないが、何といっても楕円形の茶色いヤツが一番憎い。
 今年は耳より情報をゲットした。ブロ友さんが、毎年3月末から家中の角という角にブラックキャップを置くようにしたところ、8年間で2匹しかヤツらに遭遇していないのだとか。
 もっぱら我が家ではコンバットだった。だが、去年は何匹も見つけている。これでは、効き目があるとは言いがたい。風呂上がりに退治すると、もう一度浴室に戻りたくなる。本当に不衛生で腹立たしい。日中、網戸にしておくのが悪いのだろうか。それとも、家の中に巣があるのだろうか。濁点をつけると余計に汚く感じるので、「コキ」と呼ぶことにしよう。
 ブラックキャップは売れているようだ。4月上旬、スーパーに行ったら一つも残っていなかった。どの家も、この時期からコキ対策をするのかと焦ったが、ドラッグストアにはたくさん残っていたため入手できた。部屋に何個もセットして、コキの迎撃態勢をとっている。



 さあ、くるなら来い!
「おっと、加湿器をしまわなくちゃ」
 わが家は2階で、3階は収納庫になっている。ひな人形や衣類、ブーツ、タオル、毛布などが所狭しと積み上げられており、この暑さでは何分もいられない。空調もなく熱帯のようだ。
「ん? コキは湿度と温度の高い場所が好きなんじゃなかったっけ……」
 気づいた瞬間ゾッとした。
 ここだ! ここがヤツらのアジトに違いない!
 道理で、いくら退治しても、もぐら叩きのように切りがないわけだ。3階にこそ、ブラックキャップを置かなくてはいけなかった。
 1箱12個入り。ありったけを床や柱に並べて収納庫を閉めた。ときはすでに5月。はたして間に合うだろうか。一週間経ったが、見るのが怖くて、あれから3階に行っていない。


    ↑
クリックしてくださるとウレシイです♪

※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする