これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

2016 鴻巣花火大会

2016年10月09日 23時14分34秒 | エッセイ
 昨日は鴻巣花火大会を見に行った。今年で4年目だ。
 もちろん花火には期待しているけれども、埼玉県在住の友人2人と連絡を取って、終了後、一緒に夕食をとるのも楽しみになっている。年賀状のやり取りはしていても、実際に会えるのはこの行事だけなのだ。
 今年は雨上がりのせいか、湿度が高くて、あまり寒さを感じなかった。中綿入りのジャケットを着込んだ娘は「暑い暑い」を連発していた。
 観覧席は駅から遠い。つい横着をして、路上の「まずまず見えるスポット」ですませてしまう。
「キレイ~」



 冒頭は風がなかったので、煙が邪魔をしていい写真が撮れない。



 私の腕が一向に上達しないことを棚に上げて、ひたすら煙のせいにする。
「雲が邪魔で見えないね」
 横に立っていた女性がボケをかました。雲はこんなに低い場所にないはずだが、あれれ……。



「ウニョウニョウニョ、ジュビジュビジュビ」
 後ろの集団は外国人らしい。何を言っているのかわからなくても、美しい花火に興奮している様子は伝わってくる。中国以外のアジアの方と察した。今回はあちこちから外国語が聞こえてきたので、「国際的な花火大会になったのだな」と時代の移り変わりを感じた。



 友人2人は開始時間に来ない。「最初は見てもつまらないから、7時半くらいでいっか~」という感覚だから、終わってからでないと合流できないのだ。はたして、来ているのか。
 8時15分あたりからクライマックスに差し掛かる。
 この時間帯は、色とりどりの大きな花火が惜しげもなく打ち上げられ、観客からも「おお~」と歓声が上がるし、拍手も起きる。これを見るために来たのだと言えるくらい、見ごたえがある。





 ラストは四尺玉、のはずだった。
 しかし、何が起きたのか。地上に上がらず、建物よりも低い場所で炸裂したようだ。



「ああ……」
 去年もその前も天空に舞い、力強い閃光を放った姿が浮かんできた。今回はその雄姿が見られず残念だが、また来年頑張ってほしいものだ。
 早速、友人たちに連絡をした。今年は30分歩いて観覧席まで行き、気合いを入れて見ていたらしい。もしや来ていないのではと疑っていたくらいだから、意外過ぎて驚いた。
 大宮のレストランで待ち合わせ、一年ぶりの再会を果たす。
「お母さんたちは3人グループだったの?」
「ううん、違うよ。6人グループだったけど、残りの3人は遠くに住んでるから来られなくてね」
「ふーん」
 代わりに、私の娘がグループに入り込み、4人で行動しているのだから不思議なものだ。
 携帯を見たら、さいたま市に住む妹からメールが来ていた。
「8時半くらいに、雷みたいな音と地響きがしたけど、東京でもした?」
 おやおや。
 実は、ツイッターでも地鳴りや地響きを感じたというツイートがたくさんアップされている。鴻巣花火大会の四尺玉失敗との関連を指摘する内容が多いが、影響があったのだろうか。
「時間的に、きっとアレだろうね……」
 今年はしんみりした花火大会になってしまったが、お料理が運ばれてくると元気になる。



 また来年も友人たちに会えますように。


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コメント (12)
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