これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

脱プラスチック生活

2016年07月24日 21時24分28秒 | エッセイ
 先日、生協主催の有害化学物質削減連続学習会「環境ホルモン・プラスチック容器・ダイオキシン」というイベントに参加してきた。
 一時はマスコミでも繰り返し取り上げられた内容だが、解決したわけでもないのに、今では話題にのぼってこない。どうなっているのか知りたくて申し込んだ。
「プラスチックは有害化学物質の曝露源です」
 講師は東京農工大学の高田秀重教授である。2時間もの長丁場で、まったく退屈しなかったのは、教授の話が相当ショッキングだったからかもしれない。
 以下、わかったことをまとめてみた。
●ノニルフェノールやビスフェノールAといった物質は、女性ホルモンと非常が似ているため、細胞が勘違いして反応を起こす。
●男性は精子数が減少し、生殖器が萎縮する。
●女性は子宮内膜症や乳がんなどが増加する。
●プラスチック容器に含まれるノニルフェノールは、脂っこい食品や加熱によって溶け出し、人体に侵入してくる。
●プラスチック容器のままレンジでチンするのは危険。必ず陶器に移すなどして加熱する。
●アイスクリーム、ラップで握ったおにぎり、使い捨てプラスチックコップ、食品用保存袋、使い捨て手袋、お弁当箱などからノニルフェノールが検出されている。
●炭酸飲料のペットボトルは蓋にノニルフェノールが添加されている。
 などなど。
 
 プラスチックのあるところ、環境ホルモンもありというわけだ。人類の繁殖を妨げる大問題だし、私も娘もがんになりたくない。ひとまず、できるところから解決しなくては。
 まず、余ったご飯の処理方法だ。わが家では、ラップに包んでご飯を冷まし、冷凍保存をしている。



 食べるときは、このままレンジでチーンとなるが、これではまずいらしい。
 プラスチックではなく、耐熱ガラスの容器を購入し、ここに入れて保存することにした。



「そもそも、余るほどご飯を炊かなければいいんだよね」
「そうそう」
 この件に関しては、夫も素直に耳を傾ける。
 それから、食品用保存袋に入れたタマネギ氷。



 健康を目指して作ったものが、環境ホルモンに汚染されていたら話にならない。
 こちらも環境ホルモンゼロの安全な容器を購入した。



 ここに収納すれば安心だ。



 パーティーで余った料理を持ち帰る容器や、プラコップなども、もう使う気になれない。



 廃棄処分決定!
 アイスクリームは、ジャイアントコーンのように紙で包装されていれば大丈夫なのだろうか。少なくとも、プラスチック製品に入っているものは避けよう。
 この話には続きがあって、次回は8月に開催される。ぜひ聞きたいが、人数が多いと抽選になるからドキドキしながら待つしかない。
 高田教授は最後にこんな発言をした。
「この話を周りの人に伝えてください。なかなかマスコミには取り上げてもらえません」
 なるほど。
 あなたも、脱プラスチック生活を始めませんか。


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (10)
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