吉野ケ里遺跡が見たくて、佐賀に行くことにした。
でも、佐賀の見どころを調べていたら、一番の目当てが変わってきた。
「うっ、なんだこりゃ。見たい~!」
国の天然記念物に指定されている「七ツ釜」のサイトで、目が釘付けになる。
(佐賀県観光情報ポータルサイトより)
呼子(よぶこ)という場所から遊覧船に乗れば、この景色を堪能できると知り、空港から、いの一番で七ツ釜に向かう。
遊覧船の名は「イカ丸」。……ちょっと、安易?
出発時刻ギリギリに乗ったので、船内はかなり混みあっていたが、船尾の席が空いていた。窓がない分、水しぶきがかかるけれど、見晴らしはよい。
「出発しま~す」
まずは呼子大橋。
空が青いとよかったのだが。
イカ丸は飛ばす飛ばす。船体を、左右にガタガタ揺らして、それらしい場所に近づいてきた。
「七ツ釜が見えてきました」
アナウンスを聞き首を伸ばすが、大きいから全体が見えない。
左端から視界に入ってきた。
船は速度を落とし、ゆっくりと七ツ釜に近づいていく。
穴はかなり大きい。中は暗くて、海の怪物セイレーンが潜んでいそうな妖しさがにじみ出る。
船首は大胆にも、この穴に入り込む。見上げると、玄界灘に削り取られた岩の模様が間近に迫ってきた。
まるで、蜂の巣のようではないか。大きな岩を砕く荒波の前では、人間は無力だ。自然の偉大さが伝わってきて、圧倒された。
「……すごい」
「へえ~」
感嘆の声があちこちから聞こえてきた。このポイントは船尾でよかったかもしれない。屋根がない分、ダイレクトに岩が見られ、七ツ釜が巨大な生き物のように感じられた。
バックして船首を戻し、イカ丸が移動を始めた。
別の穴の前では、模様が微妙に異なり、削られ方が違うとわかる。
「それでは、乗り場に戻ります」
船はターンしエンジン音を上げ、七ツ釜を背にして走り始めた。
「あああ、行っちゃう……」
さよなら、七ツ釜。会えてよかったです。
船を下りたら昼食だ。呼子の名物はイカの活造り。
今まで食べたイカとは、まったく別の食べ物だと思ったほうがいいかもしれない。適度な歯ごたえがあり、ほんのり甘くて新鮮で、実に美味しかった。
昼食後は有田を経由して、嬉野温泉にGO~!
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
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「うっ、なんだこりゃ。見たい~!」
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(佐賀県観光情報ポータルサイトより)
呼子(よぶこ)という場所から遊覧船に乗れば、この景色を堪能できると知り、空港から、いの一番で七ツ釜に向かう。
遊覧船の名は「イカ丸」。……ちょっと、安易?
出発時刻ギリギリに乗ったので、船内はかなり混みあっていたが、船尾の席が空いていた。窓がない分、水しぶきがかかるけれど、見晴らしはよい。
「出発しま~す」
まずは呼子大橋。
空が青いとよかったのだが。
イカ丸は飛ばす飛ばす。船体を、左右にガタガタ揺らして、それらしい場所に近づいてきた。
「七ツ釜が見えてきました」
アナウンスを聞き首を伸ばすが、大きいから全体が見えない。
左端から視界に入ってきた。
船は速度を落とし、ゆっくりと七ツ釜に近づいていく。
穴はかなり大きい。中は暗くて、海の怪物セイレーンが潜んでいそうな妖しさがにじみ出る。
船首は大胆にも、この穴に入り込む。見上げると、玄界灘に削り取られた岩の模様が間近に迫ってきた。
まるで、蜂の巣のようではないか。大きな岩を砕く荒波の前では、人間は無力だ。自然の偉大さが伝わってきて、圧倒された。
「……すごい」
「へえ~」
感嘆の声があちこちから聞こえてきた。このポイントは船尾でよかったかもしれない。屋根がない分、ダイレクトに岩が見られ、七ツ釜が巨大な生き物のように感じられた。
バックして船首を戻し、イカ丸が移動を始めた。
別の穴の前では、模様が微妙に異なり、削られ方が違うとわかる。
「それでは、乗り場に戻ります」
船はターンしエンジン音を上げ、七ツ釜を背にして走り始めた。
「あああ、行っちゃう……」
さよなら、七ツ釜。会えてよかったです。
船を下りたら昼食だ。呼子の名物はイカの活造り。
今まで食べたイカとは、まったく別の食べ物だと思ったほうがいいかもしれない。適度な歯ごたえがあり、ほんのり甘くて新鮮で、実に美味しかった。
昼食後は有田を経由して、嬉野温泉にGO~!
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