これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

沖縄料理のこれが好き!

2015年05月21日 21時10分53秒 | エッセイ
 沖縄には計7回行った。プライベートではたったの2回だが、仕事で5回訪れたので、箱根の回数よりも多い。
 最初の沖縄旅行では、ソーキそばをいただいた。



 ソーキというのはスペアリブのことで、豚のあばら肉を指す。これが、実に柔らかくてジューシー。いともたやすく、観光客を虜にする味なのだ。そばに、そば粉は使用しないと聞く。薄味のつゆと合わせると、沖縄を代表する味といえるのではないか。
 そんな思いがあるせいか、今回は「豚ソーキのトマト煮定食」なるものを選んだ。



 パッと見はわからないが、こんもりと盛られた赤い山の中に、ソーキが3切れほど潜んでいる。ほじくり出し箸でつついてみると、ポロリと骨から身がほぐれた。トマトとよく合い、ハイレベルな美味しさだった。
「えーっと、名護曲(なぐまがい)か……」
 恩納から北上する間で、タクシーの運転手さんに連れて行ってもらった店の名を記憶する。メニュー豊富で、料理が運ばれてくるまでの待ち時間が非常に短く、観光客にとってはありがたかった。
 旅行回数を重ねるにつれ、沖縄料理が好きになった気がする。
 国際通りでは、ホテルのランチバイキングではなく、沖縄らしい外観の「あんがま」というお店に入った。
「わっ、レディースセットだって。私の好きなものがたくさんあるから、これにしよう」
 行動を共にした原田さんもレディーである。
「あら、私もそれにしようかしら。いいわよね、これ」
 


「沖縄そば」にはソーキではなく、三枚肉と呼ばれる骨なしの豚肉が載っている。これは汁物代わりに出されることが多い。
「もずく」は、酸っぱすぎず甘すぎない酢の物で、あっという間に平らげた。
「ゴーヤーチャンプルー」は、ゴーヤと玉子、豆腐を炒めたものである。沖縄では、いろいろな食材を炒め合わせた料理をチャンプルーといい、豆腐チャンプルー、タマナーチャンプルーといったメニューもあった。
「サーターアンダギー」はデザートだ。東京では冷たいものしか食べられないけれど、これはでき立てなのか、ほかほかと温かく格別な味がした。
「ジューシー」は沖縄風炊き込みご飯である。口当たりはよいが、炭水化物過剰でカロリーが心配……。
「クープイリチー」は豚肉と昆布の炒り煮のことで、昆布(クープ)と炒め物(イリチー)がそのまま合体したようだ。この単純さがよい。
「ジーマーミー豆腐」には、大豆ではなくピーナツが使われている。胡麻豆腐のようなモチモチ感で、万人受けしそうだ。
「ミミガー」は、豚の耳の皮を指す。なかなか食べる機会がないけれど、コラーゲンもカルシウムもたっぷり含まれており、栄養価は高い。
「美味し~い」
「お腹いっぱーい」
 2人のレディーだけでなく、おそらくほとんどのレディーが満足するランチである。
 男性の方、申し訳ありませんねぇ、ふっふっふ。


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (16)
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