これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ガンダム、食卓に立つ

2015年01月22日 21時59分14秒 | エッセイ
 ガンダムの背中には、2本のビームサーベルが格納されている。



 ネットで、このビームサーベルをデザインした、「ガンダム箸」なるものを見つけた。
 どうやら、秋葉原のガンダムカフェで売っているようだ。
 ガンダムファンとしては手に入れたいところだが、アキバ方面に出かける用事はない。別に箸がないわけではないし、またの機会と考えていたのだが……。
「お母さん、明日、友達と秋葉原に行ってくる」
 なんと、タイムリーなことに、娘が遊びに行くと言うではないか。これを見逃す手はない。
「ねえねえ、お駄賃あげるからさ~♪」
「な、なによ、いきなり」
 娘に頼み込んで、ガンダム箸をゲットしてきてもらった。



 少々長めだ。私が使っている「鎌倉大仏箸」も長いが、それよりさらに1cmはみ出す。男性の手にもフィットする想定で作られているらしい。



 上部の彫り込みにも、こだわりが見られる。



 さらに、箱にプリントされたキャラクターが面白い。



 箱の内側にも、セイラさんが隠れていた。



「夕飯できたよ~!」
「うほうほ」
 夫に呼ばれ食卓に着く。今日の夕飯はウナギ丼だ。
 さっそく、「シャキーン」とビームサーベルを取り出す。まずはウナギ。軟らかい身をそっと挟み、口に運ぶと、これまた格別な美味しさに思えた。
「うまーい」
 だが、問題はご飯である。タレがたっぷりかかって、褐色と化した白米は、ツルツルすべって逃げ出そうとする。少々手こずったが、すべて捕獲して、胃袋に放り込んだ。
「もぐもぐ」
 久しぶりのウナギを、お初のビームサーベルでいただき、半端ない特別感を味わう。いい一日だった。
 冷静に商品を評価する。
 1080円というお値段の割に、性能の悪さは否めない。
 これで、うずらの玉子や煮豆をつまむことができるだろうか。箸の達人ならともかく、私には無理だ。
 お願いだから、すべり止めをつけてくださーい!


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コメント (10)
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