これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

2014 今年の漢字

2014年12月14日 21時20分17秒 | エッセイ
 2014年の漢字は「税」である。
 おそらく、納得した方が多かったのではないだろうか。3月までは、消費税増税前の駆け込み需要で、小売業では品切れが相次ぐ売上だったが、4月からは一転して消費が冷え込み、わが国の経済に大きな打撃を与えた。一体、いつになったら、このトンネルから脱出できることやら……。
 消費税のインパクトは大きかったが、私にとっては、それ以上に「人間関係の入れ替え」という重要な出来事があった。
 最初はお正月。年賀状の返事をくれなくなった友人がいた。学生時代から25年間、賀状のやり取りをしてきた友人なのだが、最近は元旦に届かないことに気づいていた。全然会っていないし、あちらは距離を置きたいのだろう。期待に応えて、住所録から削除した。どうぞお元気で。
 次に3月。20年近くおつき合いしていた元同僚とお別れした。彼女にはだらしない面があり、前々から好きになれなかったのだが、グループの一員なので割り切って行動を共にしていた。ところが、食事会の日程を変更したときに、私への連絡を忘れたせいで、いやな思いをした。これ以上つき合う義理はない。
 同じ頃、数年来のネットの友人とも縁を切った。定職に就かず、生活に困っている割には、汗水たらして働く人間を小馬鹿にする人だった。彼との間で、ちょっとしたトラブルが起きたとき、これ以上関わりを持つのはやめようと決めた。おかげでスッキリした。
 いわば、人間関係の断捨離を実行したのだ。当初は「早まったかも」と不安になったけれど、好きでもない友人をつなぎとめて何になるのか。いさぎよくお別れしたら、風向きが変わってきた。
 まず、疎遠になっていた別の友人に、仕事を手伝ってもらったことがきっかけとなり、再び親交が深まった。先日も、彼女に招待されて、素敵なクリスマスパーティーに参加してきた。来月は、自慢のマンションにお邪魔することになっている。この先も、ずっと仲良しでいられるような気がする。
 高校時代の友人とも、定期的に会うようになった。彼女たちの前では飾る必要がなく、素のままでいられてホッとする。こういう相手には、もう出会えないかもしれない。大事にしなくては。
 グルメのグループからは抜けたつもりでいたが、気をつかって連絡をくれるメンバーもいる。こういうときこそ、真の友人がわかるのだと胸が熱くなった。
 ネットでも、誰がまともな人なのか、見分けられるようになった。交友関係は広げず、特定の相手との交流が深まればそれで満足だ。
 2014年は、そんなこんなで、友人たちがゴソッと入れ替わった年である。
 人が入れ替わる様子を表す漢字は「代」だとか。



 私にとっての、今年の漢字はこれだろう。
 ご縁に感謝します!


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コメント (12)
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