これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

体を回復させる方法

2014年11月27日 21時47分47秒 | エッセイ
 11月の2週目は、やたらと疲れやすかった。忙しくて睡眠時間が削られ、寝不足のまま出勤すればミスを連発し、仕事がはかどらない。家に持ち帰るから、また睡眠時間が削られる、の不毛スパイラルに陥る。
 ときどき、パソコン画面に「PCのパフォーマンスが低下しています」というメッセージが表れ、イラッとすることがあるが、まさか「私のパフォーマンスも低下しています」となるとは予想していなかった。
 これではいけない。少々焦っていたとき、この本を見つけた。



『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』
 衝動的に手に取り、目次を確認してからレジに持ち込んだ。
 結論からいえば、買って正解だ。あれから2週間経つが、最近は疲れもたまらず、生産性がグッと上がった。
 この本では、睡眠、食事、メンタルなどを中心に、「一流の人はこうしている」と具体策を紹介している。すべてを実践する必要はない。私は飲酒と睡眠だけを変えてみたが、大きな成果があった。
 まず、飲酒。休みの日は、昼間からビールを飲むのが楽しみのひとつになっている。大量に飲むわけではなく、350mlを1缶だけなのだが、私はお酒に強くない。アルコールを分解するため、肝臓に負荷がかかれば、ますます疲労が増すだけだ。
 作者は、「お酒を飲むときは、ナッツなど脂肪の多いものを一緒に食べ、水も一緒に飲みなさい」と勧める。そこで、どうしても飲みたいときは、たっぷりの水で割った薄い梅酒を一杯だけにして、すきっ腹にビールはやめることにした。
 口さみしくなったときは、カフェラテをいれてラテアートを始める。楽しくて、アルコール以上に自分の作品に酔う。たったこれだけの変化なのに、体がグンと軽くなった。



 次に、睡眠。日常的に、5~6時間しか眠れない生活をしているので、あとは眠りの質を上げるしかない。だが、私は寝相が悪く、毎晩のように布団を蹴飛ばし、寒くて目が覚める。どうしたものか。
 作者は、「寝る前のホットミルクで安眠を手に入れる」と教えてくれた。そういえば、以前にも同じようなことを聞いたが、当時は睡眠時間が確保できていたので、実践したことがない。ためしに始めてみたら、眠りが深くなったせいか、足の動きが抑えられ、寒さで起きる回数が減った。
 これはいい。今後も続けていきたい。
 しかし、先日、冷蔵庫の牛乳が残り少ないことに気づいた。うっかりしていて、買い忘れたのだ。ちょうど、娘が塾に行く支度をしている。急いで、財布から100円玉を3枚取り出した。
「ねえ、帰りに牛乳買ってきてくれる?」
「は? 何でミキが」
「300円渡しておくね。おつりはお駄賃だよ」
「……じゃあ、買ってくる」
 ちょっと前にも牛乳を頼んだことがある。200円渡したら、「248円のしかなかった」とむくれて帰ってきたので、その日は多めに渡しておいた。
 ところが。
「お母さん、ただいま! セブンイレブンの牛乳が168円だったよ」



 なんという現金なヤツだろう……。
 でもまあ、おかげで牛乳を飲むことができた。ぐっすり眠り、シャキッと目覚め、チャチャッと仕事を片づける。ときどき、小さな失敗はするけれど、頭の回転は悪くない。
 すっかり回復した気になり、体からパワーがあふれてくる。階段を走って上り、口答えをする生徒に言い返し、お腹から大きな声を出して授業をする。気持ちが乗っているときは、普段以上の力が出せるものだ。
 私のパフォーマンスは向上しています!


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (10)
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