これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

デュフィ展

2014年07月24日 20時21分08秒 | エッセイ
 7月27日(日)まで、渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムでデュフィ展をやっている。
 ラウル・デュフィは、20世紀フランスを代表する芸術家というが、全然聞いたことがなかった。ご縁があったのか、チケットが当たったから行ってみた。
 1900年から1910年代は、セザンヌの影響を受けていたそうだ。私はセザンヌが得意ではないので、特に魅力を感じず、流して見た。初期のせいか、絵にも硬さがあるようだ。
「トゥルーヴィルのポスター」(チラシより)


 木版画とデキスタイル・デザインのコーナーでは、一転して雰囲気が変わる。同じ絵柄の繰り返しが生むリズム感が気に入った。
「たちあおい」(チラシより)


 もっと素敵だったのが「スケートをする人々」と「チャーリー・チャップリン」だったのだが、ポストカードもクリアファイルもなかったようで残念だ。
 1920~1930年代 様式の確率から装飾壁画の制作へ、というコーナーもよかった。
 デュフィは、青を「色調が変化しても、本来の個性を保ち続ける唯一の色彩」と考え、多用したという。
「ニースの窓辺」(チラシより)


 この一角には大作も目立つ。「馬に乗ったケスラー一家」「電気の精」「パリ」といった作品は、その大きさに圧倒される。
「色の塗り方が雑……」
 高3の娘は、血液型A型のせいか、隅から隅まで均等に配色されていないことが不満らしい。私は、「へえ、こういう塗り方もあるんだ!」程度にしか思わなかったが、O型だからだろうか。
 他にも、「カルタジローネ」「突堤-ニースの散歩道」「イエールの広場」「エプソム、ダービーの行進」など、力作が目白押しだった。
 1940-1950年代 評価の確立と画業の集大成、のコーナーでは、軽いタッチの晩年の作品が並んでいた。
「マキシム」(チラシより)


「ヴァイオリンのある静物:バッハへのオマージュ」(チラシより)


「クロード・ドビュッシーへのオマージュ」(チラシより)


 色鮮やかなイラスト、という雰囲気である。どの作品も、気負わずに見ることができる。
 そういえば、パソコン内のクリップアートにも、こんなタッチの画像があったような……。
 帰宅後、パソコンを立ち上げ確認してみた。
 あった、あった。



 どうです?



 デュフィっぽくないですか?



 ぽい、ぽい。
 やはり、ご縁があるような気がする……。
 これからも、お世話になりま~す!


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コメント (8)
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