これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

見る富士、食べる富士

2014年01月12日 20時38分53秒 | エッセイ
 富士急ハイランドに行ったら、富士山鑑賞も忘れてはならない。
 1月4日の富士山は、シルエットがくっきり見えて、とても美しかった。だが、私は乗り物に夢中だったから、かろうじて撮れたのが、FUJIYAMAの順番待ちの最中のこの一枚である。



 一泊するのだし、富士山は明日撮ればいいや、くらいの気持ちでいた。
 翌1月5日も晴れたのだが……。
 雲が多かったため、ホテル前からの富士山は、こんな感じになった。



「ダメだ、中腹が見えないよ!」
 ブーブー言ってたら、夫になだめられた。
「またあとで撮ったら」
「そうする」
 朝食後は部屋でテレビを見て、のんびりしてから富士山駅に向かった。



 ところが、雲がいなくなってくれない。
 時間をおいても、こんな富士山しか撮れなかった。



 なめとんのか~!!

「まだ電車が来ないから、お茶して待ってようよ」
 食いしん坊の夫が、待ちきれないように言う。富士山をあきらめ、私も駅ビルに入っていった。
「地下1階にフードコートがあるね」
「じゃあ、そこにしよう」
 まったく期待していなかったが、「La・おきらく」というこのフードコート、実はレベルが高かった。
「何だ、このカレーは!」



 いきなり、看板の写真に目を奪われる。
 強烈なインパクトを持つカレーである。ご飯を上手く配置し、富士山らしさを表現している。欲をいえば、山頂のギザギザは3つに減らしたほうがいいけれど、富士山を愛する心が余すところなく伝わってくる。ゆで玉子がいいアクセントになっており、安定感も抜群だ。これは、グッドデザイン賞ものであろう。
 でも、私はお腹が空いていなかった。後ろ髪を引かれつつ、スルーする。
 スイーツの前で足を止めた。



 フレーズ・ドゥ・フジヤマと名付けられたこのケーキ、飲み物つきで475円というお得な値段だから、迷わず購入した。中にはチョコレートムースが入っていて、イチゴの酸味とチョコの甘味がいい塩梅だ。値段の割にはメチャメチャ美味しかった。

 何だ、このケーキは!

 ちなみに、お皿はウェッジウッド、カップはロイヤルコペンハーゲンで、やたらとグレードが高い。店主とおぼしき方も、「オバちゃん」と呼ぶには品がありすぎる女性だった。カフェラテは、苦みとコクが泡立てたミルクからも感じられ、絶妙の味である。東京でも、十分やっていけるのではないだろうか。
「吉田のうどん、うまい~!」
「…………」
 夫は、富士吉田名物のうどんを頬張っていた。気付いたらもう食べ始めていたので、写真を撮るチャンスがなかった。まあ、こんなもんだ。娘が横取りしてそれを食べ、親指を立てていた。
 このフードコートは侮れない……。
 富士山駅に行くチャンスがあったら、ぜひお試しあれ。

 1月4日の、富士山の雄姿を娘からゲット。車窓からとはいえ、いい絵である。
 


 本日は、これでお別れします。
 また木曜日~☆


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コメント (10)
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