これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

やる気の素

2013年09月08日 15時19分40秒 | エッセイ
 2学期が始まって、一週間たった。
 実は、今、かなり前向きになっている。

 よっしゃ~、仕事だ! やるぞやるぞやるぞ~!!

 理由はいたって単純。去年の11月から悩まされていた、ニキビダニが完治に近い状態になったからだ。(関連記事Dannyはこちらから、ニキビダニの治療法はこちらから)
 あのころは、顔が赤くなり、頬のあちこちにポチポチができて、鏡を見るのもイヤだった。しかし、10カ月経過した今、ようやく肌の凹凸がなくなり、赤みも引いて、ツルッとした餅肌が帰ってきたのだ。まだ、赤い発疹が2~3箇所は残っているものの、当時に比べたら雲泥の差である。
 気温が30度を超え、太陽が灼熱光線で攻めてきても、「空が青いっていいわね」と流せる余裕がある。



 振り返ってみれば、6月まではろくなことがなかった。母が入院したり、会議でボロ負けしたり、仲の良かった友人と疎遠になったり……。しかし、7月からは徐々に運が上向いてきたので、やる気になっている。これを、日常生活に生かさない手はない。
 手始めに、出勤時間を早めてみた。今までは、定刻の20分前に職場に到着していたのだが、思い切って40分前まで繰り上げる。
「おはようございます」
 早出したら、わずか20分違うだけで、仕事の効率が上がるということがわかった。お茶を飲みながら、提出物のチェックをし、一日の計画を立て、関係部署と打ち合わせができる。仕事が進んだ分、帰る時間が早まり、遅くまで残らずにすむ。

 そういえば、新人のときは、定刻の1時間前に出勤していたっけ……。

 出産を機に、保育園に合わせて出勤するようになり、定刻ギリギリに飛び込む習慣が身に着いた。保育園から卒業しても、悪癖だけが残っていたというわけだ。
「そんなの最初だけでしょ。まったく、口ばっかりなんだから」
 私の決意に、家族はそろってケチをつける。腹が立ち、ますます「やってやろうじゃないか!」という気になってきた。
 モチベーションの高いときは、何でもできる。床が汚れていれば、すぐに雑巾を持ってきてふき取り、通販で買いたいものがあれば、サッと電話をかけ、あと回しにしない好循環が作れるのだ。
 雑巾を洗いながら、鏡で何度も肌をチェックする。白い肌が戻ったことに満足し、消費したやる気が、再び満タンになる。「字もキレイにしたいから、ペン字の本を買おうかな」などと、調子に乗ったアイデアも浮かんできた。
 考えてみると、新たに得たものは何もない。
 失ったものを取り返しただけで、ものすごく得した気分になっているのだ。
 さらには、2020年オリンピック開催地に東京という朗報も耳に入り、気分の高揚に拍車をかける。
 まさに、単細胞のなせる業。
 このまま、2013年を突っ走るぞ~!



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コメント (10)
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