埼京線の車内広告に、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」があった。
美術展が好きなのでジッと見ていたら、下の方に「みどりの窓口・びゅうプラザでチケット販売中」と書かれていた。
これだ!!
すでに閉幕した「ミュシャ展」のチケットを、みどりの窓口で購入したブロ友さんがいる。
JRでも売っているんだと感心していたら、さらに驚くべきことは、そのチケットが新幹線の切符の用紙だったということだ。実にユニークで面白い。機会があれば、私も買ってみたいと思っていたのだが、どうやらそのときが来たようだ。
よっしゃ!
その日は、大宮駅に行く用事があった。埼玉では断トツの乗員人数を誇るこの駅の、改札横にあるびゅうプラザに向かう。
「いらっしゃいませ」
フロアはかなり広いが、客はまばらだ。窓口に並ぶ若手の駅員を見回し、好感度の高い男性を選んで話しかけた。
「すみません、レオナルド・ダ・ヴィンチ展のチケットが欲しいんですが」
「はいっ、ダヴィンチ展ですね」
どこの駅かはわからないが、ブロ友さんは駅員が不慣れな対応をしたことから、駅で美術展のチケットを購入する客が滅多にいないと察したらしい。
しかし、大宮駅は偉かった。
「少々お待ちください」と席を外し、彼はすぐさま、ファイルを手にして戻ってきた。
「こちらは、4月23日から6月30日まで、東京都美術館での開催になります。何枚お入り用ですか」
「一般が1枚、高校生が1枚です」
「高校生は、入場の際に学生証が必要となりますので、ご準備をお願いいたします。一般が1500円、高校生が800円ですので、合計2300円となります。お支払いは現金、クレジットカードからお選びいただけますが、いかがなさいますか」
「じゃあ、現金で」
「かしこまりました」
立て板に水だ……。
彼は何一つ迷うことなく、笑顔でチケットを出力していた。
「お待たせいたしました」
差し出しされたものは、まさに新幹線の切符である。
おおっ!!
裏面にも、JRならではの「取扱規則」が書かれている。
なんて楽しいチケットなんだ~!
持ち帰りには、当然、この袋が相応しいだろう。
このサイズは、スッポリとお財布に収まり、なくす心配がない。
実は、ダヴィンチ展には、さほど魅力を感じなかったのだが、何が幸いするかわからないものだ。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
美術展が好きなのでジッと見ていたら、下の方に「みどりの窓口・びゅうプラザでチケット販売中」と書かれていた。
これだ!!
すでに閉幕した「ミュシャ展」のチケットを、みどりの窓口で購入したブロ友さんがいる。
JRでも売っているんだと感心していたら、さらに驚くべきことは、そのチケットが新幹線の切符の用紙だったということだ。実にユニークで面白い。機会があれば、私も買ってみたいと思っていたのだが、どうやらそのときが来たようだ。
よっしゃ!
その日は、大宮駅に行く用事があった。埼玉では断トツの乗員人数を誇るこの駅の、改札横にあるびゅうプラザに向かう。
「いらっしゃいませ」
フロアはかなり広いが、客はまばらだ。窓口に並ぶ若手の駅員を見回し、好感度の高い男性を選んで話しかけた。
「すみません、レオナルド・ダ・ヴィンチ展のチケットが欲しいんですが」
「はいっ、ダヴィンチ展ですね」
どこの駅かはわからないが、ブロ友さんは駅員が不慣れな対応をしたことから、駅で美術展のチケットを購入する客が滅多にいないと察したらしい。
しかし、大宮駅は偉かった。
「少々お待ちください」と席を外し、彼はすぐさま、ファイルを手にして戻ってきた。
「こちらは、4月23日から6月30日まで、東京都美術館での開催になります。何枚お入り用ですか」
「一般が1枚、高校生が1枚です」
「高校生は、入場の際に学生証が必要となりますので、ご準備をお願いいたします。一般が1500円、高校生が800円ですので、合計2300円となります。お支払いは現金、クレジットカードからお選びいただけますが、いかがなさいますか」
「じゃあ、現金で」
「かしこまりました」
立て板に水だ……。
彼は何一つ迷うことなく、笑顔でチケットを出力していた。
「お待たせいたしました」
差し出しされたものは、まさに新幹線の切符である。
おおっ!!
裏面にも、JRならではの「取扱規則」が書かれている。
なんて楽しいチケットなんだ~!
持ち帰りには、当然、この袋が相応しいだろう。
このサイズは、スッポリとお財布に収まり、なくす心配がない。
実は、ダヴィンチ展には、さほど魅力を感じなかったのだが、何が幸いするかわからないものだ。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)