これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

高速ささがきごぼう

2012年06月03日 21時12分47秒 | エッセイ
 本屋に行くと、今をときめく南雲吉則博士の本が、ズラリと並んでいた。
 南雲氏の本は2冊持っており、今のお気に入りは『若返り食堂』というレシピ集だ。



 このレシピはなかなかイケるし、お手軽なのでおすすめできる。「ミネストローネ」「八宝菜」「蒸し豆腐のとろみあんかけ」「桜えび入りいり豆腐」など、あれこれ試してみた。週末は、いつも「ごぼう茶」を作っている。
 作り方は、ごぼうをささがきにし、乾かして煎るだけなのだが、慣れるまではかなり骨が折れた。
 まず、ささがきにするのが大変だ。本ではこのように、ピーラーを使っているが、上下に動かすタイプのものは、非常に使いづらい。最初に作ったときは、わずか1本のごぼうをさばくのに、30分もかかってしまった。



 そこで、左右に動かすタイプのピーラーに替えてみた。スイス・ウェンガー社製である。



 これは、切れ味が大変素晴らしい。30分かかった作業が、わずか5分で終わってしまう。まさに、高速ささがきごぼうだ。
 乾燥させるとき、本ではザルに入れていたが、ごぼうがくっつくという問題がある。そこで、天板にオーブンシートを引き、その上に載せてみた。



 天日にさらすため、ベランダに出たが、今朝の東京は厚い雲が垂れ込めていた……。



 えーん。

 くじけず干し続けていたら、11時頃にはお日様が顔を出す。「ああよかった」とごぼうを見に行くと、蝿が1匹たかっていた。「シッシッ」と、必死で追い払う。30cm横には鳩のフンが落ちていた。ちょっとズレていたら、悲しい結果になったかもしれない。天日干しには、危険がいっぱいである。
 3時頃には、いい感じにごぼうが乾燥した。



 あとは、フライパンで煎り、ポットに入れてお湯を注ぐだけだ。


 
 煎り立てのごぼう茶は、素材の味が生きていて美味しい。
 しかし、ごぼうの灰汁で、ポットの中は真っ黒け。



 やっぱり、キッチンハイターかしら……。

 南雲氏いわく、ごぼうは最強の若返り食材だという。しかし、国際結婚をしているブロガーさんによると、「欧米人はごぼうを食べない」らしい。木の根っこは、食用でないと考えているそうだ。
 ウェンガー社のピーラーは、ささがきごぼうのために作られたようなピッタリ感があるが、幸運な偶然なのだろう。
 どじょうの柳川鍋も、これさえあればバッチリだ。
 まあ、作らないと思うけど。



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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (16)
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