これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

指圧入門

2011年03月27日 19時47分47秒 | エッセイ
 妊娠しやすくなるツボを、紹介した本があるらしい。刺激によって血行を促進し、ホルモン分泌を促すことで、体質改善ができるという話だ。私は手先が器用なほうなので、指圧に向いていると思う。
 ネットで評判を調べ、ためしに購入した。60ものツボと刺激方法、加えて食生活や運動についても書かれており、役に立ちそうな感じである。「よし、やってみよう」と意気込んで始めたら、早くも壁にぶち当たった。解説図が簡単すぎて、肝心のツボの位置がわかりづらいのだ。適当に押しても効果は期待できまい。私は、参考書を求めてジュンク堂に行った。
 東洋医学の棚を見てみると、ツボについて網羅した本が何冊かある。とりわけ、わかりやすいと思って購入したのが医歯薬出版株式会社の『経穴マップ』である。



 写真を使った本はリアルすぎて引くが、この本はイラストだし、骨や筋肉との位置関係もわかり、大変使いやすい。



 それにしても、人体には何と多くのツボがあることか。その数361というからすごい。「よく見つけたな」と感心するばかりである。
 私が知りたかったツボの位置も、実にわかりやすく描かれている。ネットで買った本と、『経穴マップ』の2冊を広げて、ツボ押しを開始した。
 痛いけれども、気持ちいいようなところがツボらしい。さほど力は必要ないので、「ここかな?」と思うような場所を刺激していった。
 中には、「イタッ」と顔をしかめる場所もある。
 私の場合、「行間(こうかん)」という、足の親指と人さし指の間の付け根のツボが痛かった。ここは、頭痛、めまい、目赤、尿路通、婦人病などに効くらしい。効果が期待できそうだ。
「環跳(かんちょう)」という、お尻の外側にあるツボも強い刺激を感じた。効果は、「坐骨神経痛、殿痛、下肢の知覚・運動障害」などだ。
「血海(けっかい)」も「効くぅ」という場所だった。ここは膝の皿の上、内股よりの位置で、「婦人科の諸症状、貧血、生殖器系の障害」に効果がある。
 何しろ、片足60個のツボだから、両足だと120個を超える。気がついたら1時間半経っていた。ツボの刺激は、続けなければ意味がないのだが、こんなに時間がかかっては無理だ。 何とか、スピードアップできないものかと考えてみた。

 足に、ツボの位置を書いたらどうだろう?

 幸い、妊娠しやすくなるツボは足に集中しており、顔や手にはない。スカートを履いたら見えてしまうけれど、ズボンならば隠すことができる。ツボの流れごとに色を変え、油性マジックで書き込んではどうか。12色入りのマッキーで、腎経は赤、脾経は黒、肝経は青、胆経は緑、膀胱経は紫というように、色分けしてツボを書けば、作業能率が向上することは間違いない。
 そのかわり、ひとたびズボンを脱いだら、赤青緑黒紫の色とりどりのボツボツが登場する……。
 日常生活で、人前に足をさらすことはないが、温泉に行きたくなったら困るだろうな。
 うーん、悩むところだ。



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コメント (18)
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