これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

噂の時間管理術

2010年07月29日 21時30分46秒 | エッセイ
 先日、「誰にでもできる時間管理術」というセミナーに参加してきた。
 講師は、有限会社ビズアーク時間管理術研究所代表、水口和彦氏である。プロフィールには、「既成概念を打ち破る時間管理論と、シンプルで使いやすい手帳の使い方の両面から、時間管理の指導を手がける時間管理コンサルタント。今までの経験を生かし、分かりやすく簡単で、しかも効果的な独自の時間管理術を確立」とある。

 近年、時間への関心が高まり、関連書籍なども多数発行されている。1999年から2009年までの10年間で、時間管理に関する書籍は6倍になったというから驚いてしまう。
 時間の使い方に自信を持てない人も多いようで、同社のアンケート結果によると、時間管理ができていると感じる人の割合は28%であるのに対して、できていないと感じる人の割合は72%に上るそうだ。
 かくいう私も、時間管理に自信はない。忙しいときは合理的な時間の使い方ができるのに、忙しくないとダラダラしてしまい、結局時間内に終わらなかったりする。これを何とか直したいと思って受講した。

「仕事には、時間が決まっているものと、自由なものがあります」
 まず、水口氏は、手帳を使った時間管理術を紹介した。ここで使う手帳は、1日ごとに時間の目盛りが入っているタイプで、たまたま私が持っているものと同じタイプだった。



 会議やミーティングなど、時間の決まっている仕事を「アポイントメント」、資料作りや電話連絡など、期限はあるが自由度の高い仕事を「タスク」と呼ぶ。この「アポイントメント」を先に手帳に書き込み、空き時間を見えるようにすることが重要だという。
 私の場合、アポイントメントは会議だけでなく、授業もある。



 次に、「タスク」を欄外に書き込む。タスクは、所要時間を考えて、実行できる日に書くことが大切らしい。



 タスクを空き時間でいかに処理できるかが、時間管理のポイントとなるわけだ。期限にゆとりを持ち、詰め込みすぎないように割り振りをする。
 私は、イマイチ手帳の使い方を理解しておらず、欄外には「お買い物リスト」を記入していた……。



 ダメだ、こりゃ。

 私の手帳は、時間管理ではなく、買い物管理用だったらしい。

「実行したタスクはアポイントメント欄に記入し、時間が余ったら、翌日のタスクに取りかかるようにします」
 思ったよりも面倒くさい。はたして、家計簿もつけないズボラ人間に、仕事の計画や実施状況を記録することができるのか。

 氏の話は、長期に渡る時間管理など、多様な手法へと続く。著書も多数あるそうだ。
 ここでは、印象に残ったエピソードをつけ加えたい。
「朝一番の時間帯は問い合わせ電話などもなく、仕事に集中できる貴重な時間です。ここで仕事をすぐに始められると、効率が上がり、無駄な残業が減ります」
 ふむふむ。それは一理あるかもしれない。
 私の朝イチは、効率いいと言えるだろうか。我が身を振り返り、考えてみた。
 
 えーと、まずカードを通したら荷物を置き、ポーチを持って化粧の続きをしに行くな……。

 いつも時間がなくて、「あとは学校でやればいいや」と、日焼け止めだけを塗って家を出る。職場に到着すると、トイレの鏡に向かい、マスカラだの口紅だのを塗りたくるのが常だ。つまり、朝イチの貴重な時間に、私は仕事をしていない。

 ダメだ、こりゃ。

 水口先生、次回は「猿でもできる時間管理術」というセミナーをお願いします。




楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪

※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする