これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

梅干のチカラ

2010年04月22日 20時29分24秒 | エッセイ
 帰宅したら、真っ先にやることがある。
 それは、手洗いうがいをすませて、梅干を食べることだ。
「いっただっきま~す!!」
 夕食前の2粒は、胃にしみわたる美味しさである。
 
 梅干なら何でもいいというわけではない。
 私がひいきにしているのは、株式会社井グチの紀州南高梅「黄金漬」だ。これは、日本一の収穫を誇る梅の産地、和歌山県みなべ郷の高級梅を、はちみつに漬け込み熟成させた人気商品らしい。



 先日、夫がもらってきたこの梅干をつまんだら、今まで食べた中で一番いい味だった。
「うわ、何これ、すっごく美味しい!」
 私は感動して大きな声をあげた。はちみつで漬けたせいか、梅干特有の酸味が極力抑えられ、とても食べやすい味に仕上がっている。もともと、紀州南高梅は果肉が柔らかく、皮が薄いという特徴があるそうだ。ふっくらしたマシュマロのような梅干が、すっかり気に入ってしまった。
 しかも、これは4Lというサイズなので、大変ボリュームがある。2個並べれば、鶏卵とそう変わらない大きさだ。



 今では、夕飯ができるまで、おやつ代わりに食べている。

 梅干を食べるようになってから、胃が軽いことに気づいた。夕飯の量を減らしても、夜は胃もたれしやすいのだが、梅干が消化能力をアップさせているらしい。
 そうなると、体重も増えなくなる。仕事のない週末は、だいたい1kgオーバーになるのだが、梅干を食べ始めてからは、ほとんど増えていない。

 もしや、梅干ダイエット!?

 すっかり安心して、今週はアイスやケーキを何個も食べてしまった。いずれは、「梅干ダイエット」の本を書き、美しくなりたい女性を助けなければ……。
「えー、いいな、ミキも梅干食べる」
 我慢せず、甘いものを食べている私を見て、娘が真似をしはじめた。でも、ミキは梅干しが食べられない。「ゲホゲホ」と咳き込みながら、やせたい一心で飲み込んだ。もはや、執念である。
「梅干ってマズイと思っていたけど、結構美味しいじゃん」
 以来、部活から帰ってくると、すぐに梅干を開けてムシャムシャ。翌日には体重が落ち始め、胃もスッキリしたそうだ。梅干パワー、恐るべし。
 
 今日も元気に梅干を食べた。
 食べたあと、ブログ用の写真を撮っていないことに気づき、追加で2個皿に盛った。写真を撮ったあと、その梅干も食べてしまったから、合計4個お腹に納まったことになる。
 さすがに苦しい……。
 私は満腹感に耐えかね、こっそり夕飯のおかずを娘の皿に割り込ませた。でも、喉が渇いて仕方ない。結果、いつもより多めに水分をとってしまった。

 今日は、梅干太りした気がする……。
 過ぎたるは、なお及ばざるが如しってか。




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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)

コメント (16)
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