先週、17回目の結婚記念日を迎えた。
「お母さんとお父さんは何婚式になるの?」
娘のミキが聞いてきたが、全然わからなかったので調べてみた。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、以下のとおりとなる。
1周年:紙婚式
2周年:藁婚式、綿婚式
3周年:革婚式
4周年:花婚式、絹婚式、皮婚式(皮革婚式)、書籍婚式
5周年:木婚式
6周年:鉄婚式
7周年:銅婚式
8周年:青銅婚式、ゴム婚式、電気器具婚式
9周年:陶器婚式
10周年:アルミ婚式、錫婚式
11周年:鋼鉄婚式
12周年:亜麻婚式
13周年:レース婚式
14周年:象牙婚式
15周年:水晶婚式
20周年:磁器婚式、陶器婚式
25周年:銀婚式
30周年:真珠婚式
35周年:珊瑚婚式
40周年:ルビー婚式
45周年:サファイア婚式
50周年:金婚式
55周年:エメラルド婚式
60周年:ダイヤモンド婚式
75周年:プラチナ婚式
「17年は半端だから、名前がついていないみたいだよ」
「なーんだ、つまらない」
「お祝いに鉄板焼きを食べに行こうね」
「うん、ミキ、鉄板焼き大好き!」
結婚記念日の翌日は休暇を取って富士急ハイランドに行き、一泊するという小旅行も計画した。
しかし……。
結婚記念日の前日、ミキは2年ぶりくらいに熱を出した。37.7度もある。
「風邪ですね。左の扁桃腺が腫れています」
医師から薬をもらい、氷枕を作って寝かせた。でも、食欲はありそうだ。
「何か食べたいものある?」
「うどん」
私が聞くと、ミキは迷わず答えた。この子は小さなときからうどんが好きで、体調不良のときなどは特に、うどんばかりを食べたがる。太くて食べ応えのある讃岐よりも、細くてやわらかい麺を好むようだ。
保育園に通っていたときは、ケーキ屋さんのショーケースに並んでいるモンブランを見て、「何で、うどんがこんなところに……」と名言、いや、迷言を吐いたことがある。
翌日も熱は下がらず、泣く泣く鉄板焼きをキャンセルした。
「元気になったら、また行けばいいよ。何食べる?」
「うど~ん」
乾麺300gが瞬く間になくなった。あわてて夫をおつかいに行かせ、麺とつゆを補充する。体温は37.3度。このまま下がるような感じがした。
多分大丈夫だろうと高をくくり、その夜は翌日の宿泊の準備をして寝かせたのだが……。
ミキがトイレに起きてきて、青白い顔で私を呼んだ。
「お母さん、今、吐いちゃった……」
時間は22時になろうかという頃だ。もう旅行どころではない。落ち着くまで背中をさすり、急いでホテルに電話を入れた。何度も宿泊しているホテルなので、融通が利き、キャンセル料はかからなかった。
夜が明けると、また小児科を受診した。熱は37.8度。
「今度は右の扁桃腺が腫れていますね。吐き気があるなら、胃の薬も出しておきましょう。食欲はあるかい?」
医師の問いかけに、ミキは元気よく答えた。
「はい、うどんなら食べられます!」
そんなこんなで、かけうどん、ざるうどんを交互に作ってばかりの3日間になってしまった。
わが家の17周年の結婚記念日は「うどん婚式」だろうなぁ。
楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪
※姉妹ブログ 「いとをかし」 へは、こちらからどうぞ^^(4/5更新)
「お母さんとお父さんは何婚式になるの?」
娘のミキが聞いてきたが、全然わからなかったので調べてみた。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、以下のとおりとなる。
1周年:紙婚式
2周年:藁婚式、綿婚式
3周年:革婚式
4周年:花婚式、絹婚式、皮婚式(皮革婚式)、書籍婚式
5周年:木婚式
6周年:鉄婚式
7周年:銅婚式
8周年:青銅婚式、ゴム婚式、電気器具婚式
9周年:陶器婚式
10周年:アルミ婚式、錫婚式
11周年:鋼鉄婚式
12周年:亜麻婚式
13周年:レース婚式
14周年:象牙婚式
15周年:水晶婚式
20周年:磁器婚式、陶器婚式
25周年:銀婚式
30周年:真珠婚式
35周年:珊瑚婚式
40周年:ルビー婚式
45周年:サファイア婚式
50周年:金婚式
55周年:エメラルド婚式
60周年:ダイヤモンド婚式
75周年:プラチナ婚式
「17年は半端だから、名前がついていないみたいだよ」
「なーんだ、つまらない」
「お祝いに鉄板焼きを食べに行こうね」
「うん、ミキ、鉄板焼き大好き!」
結婚記念日の翌日は休暇を取って富士急ハイランドに行き、一泊するという小旅行も計画した。
しかし……。
結婚記念日の前日、ミキは2年ぶりくらいに熱を出した。37.7度もある。
「風邪ですね。左の扁桃腺が腫れています」
医師から薬をもらい、氷枕を作って寝かせた。でも、食欲はありそうだ。
「何か食べたいものある?」
「うどん」
私が聞くと、ミキは迷わず答えた。この子は小さなときからうどんが好きで、体調不良のときなどは特に、うどんばかりを食べたがる。太くて食べ応えのある讃岐よりも、細くてやわらかい麺を好むようだ。
保育園に通っていたときは、ケーキ屋さんのショーケースに並んでいるモンブランを見て、「何で、うどんがこんなところに……」と名言、いや、迷言を吐いたことがある。
翌日も熱は下がらず、泣く泣く鉄板焼きをキャンセルした。
「元気になったら、また行けばいいよ。何食べる?」
「うど~ん」
乾麺300gが瞬く間になくなった。あわてて夫をおつかいに行かせ、麺とつゆを補充する。体温は37.3度。このまま下がるような感じがした。
多分大丈夫だろうと高をくくり、その夜は翌日の宿泊の準備をして寝かせたのだが……。
ミキがトイレに起きてきて、青白い顔で私を呼んだ。
「お母さん、今、吐いちゃった……」
時間は22時になろうかという頃だ。もう旅行どころではない。落ち着くまで背中をさすり、急いでホテルに電話を入れた。何度も宿泊しているホテルなので、融通が利き、キャンセル料はかからなかった。
夜が明けると、また小児科を受診した。熱は37.8度。
「今度は右の扁桃腺が腫れていますね。吐き気があるなら、胃の薬も出しておきましょう。食欲はあるかい?」
医師の問いかけに、ミキは元気よく答えた。
「はい、うどんなら食べられます!」
そんなこんなで、かけうどん、ざるうどんを交互に作ってばかりの3日間になってしまった。
わが家の17周年の結婚記念日は「うどん婚式」だろうなぁ。
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