ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

健康の神様にお参りしてきました ~川越八幡宮~

2024-05-29 | 公園・庭園・名所

まだちょっと体にだるさが残っていますが、
近場の散歩だけでなく、どこか適当な
スポットに行ってみようと思いました。
   
あまり混んでいないところがいいんですが、
とは言え、混んでいるかいないかは、行って
みないとわかりません。
かなり混んでいた場合は、パスすればいい、
そんな気持ちで出かけました。
  
川越には、何度も行っていますが、東武線の
川越駅近くの寺社は行ったことがありません。
東武線を楽しむのもいいなと思い、早速に乗車。

降り立った川越駅で案内所にいくと、
八幡様が近くにあるとのこと。
もらったマップをみると
「川越八幡宮」
と出ています。
そこには「〈健康の神様〉足腰・目の神様・
厄除桃・ぐち聞き様」と書かれています。
なんと今の私にぴったりじゃありませんか。


駅からも近いです。初めての道です。
散策マップを見ながら進むと、一方通行の
通りに「八幡通り」の旗が見えました。
有名な神社なんですね。
神社の由緒書きを見ると、創建は1030年。
1457年に川越城が築城されてからは、
歴代城主酒井一族の崇敬を得て八幡宮が
維持され、以降地域の守護神として
崇められてきているようです。
創建されて1000年に及ぶ由緒ある神社なん
ですね。
神社は参詣の人が絶えませんでしたが、
夕方近くということもあってか、
混みあうこともなく静かな佇まいです。









表参道から見た社殿です。その下の写真は、
社殿前の手水舎の手水鉢です。
鉢に書かれている文字は、「漱(そう)」と
「盥(かん)」です。「漱」は“すすぐ”の意味で、
「盥」は“たらい”の意味です。
つまり、手を洗い、口をすすぎ、身を清めると
いう意味だそうです。もしかして「盥漱」と
読むのかもしれません。
うんちくはともかく、花手水が清々しく感じられ
ました。


   


境内にはいろいろなご利益をもたらしてくれる
神様が鎮座しておられました。
境内に祀られている「民部稲荷」です。
足腰の神様だそうです。腰痛平癒、健脚祈願
とあります。

マラソンの公務員ランナーとして、完走記録が
ギネスブックにも認定されている川内優輝選手が
奉納した足形がありました。




 
スポーツ・健康だけでなく、良縁子育て祈願の
イチョウの樹です。
夫婦イチョウというのだそうです。
根元の像が可愛いです。



こちらは厄除けの「厄除桃」だそうです。



さらには、目薬の木です。脇に目の神様の像
(目の神様)があったようですが、撮り忘れました。
やはり私は目が悪いようです。信心が足りません。




      




社殿に向かう裏参道(西参道)です。
参道脇のアジサイの花生けが素敵でした。


     














神社の境内にはアジサイが咲き出していました。
アジサイは優しい花ですね。
もうすぐ6月。各地でアジサイの花だよりが聞かれる
時期になりました。
アジサイと言えば梅雨です。
東京の梅雨入りはいつになるでしょうか。

川越八幡宮が健康の神様とは全く知りませんでした。
川越駅からまるで導かれるようにお参りしてきました。
一所懸命お参りさせていただきましたので、
神様が私の回復を聞き届けて下さるに違いありません。
どうかお守りください

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩くこと、いいもんですね ~練馬区ローズガーデン~

2024-05-25 | 公園・庭園・名所

外に出て歩くと、ちょっと疲れる感じがしています。
      
病院の中を歩くことが禁止されていたわけでもなく、
少しはそれなりに歩いていたつもりですが、
まだ何となくふくらはぎのあたりがだるいんです。
考えてみれば、診察も検査も、もちろん食事も、
ほとんど歩かずに済む生活でしたから、
体が楽をしようとしているせいかもしれません。
これでは、筋力が衰えます。
        
そこで思い切って、時々行っている練馬区の
バラ園(ローズガーデン)に出かけてみました。
バスと電車の乗り継ぎで、それほど歩く必要も
ないので、ちょうどいいかなと思ったわけです。






      


バラは、見頃をちょっと過ぎた感じでしたが、
スタッフの方が萎れた花をつんだり、花手水を
つくったり、手入れに余念がありません。
きれい、その一言に尽きます。
おかげで、結構な人が、見事にレイアウトされた
園内のバラなどを楽しんでいました。


    
















   


写真は、ほんの一部ですが、いろいろな色や姿の
バラがあるものです。
一輪一輪のバラも良し。こんもり咲くバラも良しです。














まさに、色とりどりに咲き誇っています。



このバラ園の特色は、主役のバラを中心に、
いろいろな山野草や他の草木が配置され、
見事なレイアウト、デザインがなされている
ことです。
規模は大きくなくても、植物園としての
楽しみもあることが魅力的です。

例えば、スモークツリーも園内のアクセント
であると同時に、素敵な存在になっています。



樹々や山野草もうまく溶け込んでいます。
コガクウツギ。



バイカウツギ。


    
サラサウツギ。
(違っていたらすみません。ご存知の方教えてください)



コバノズイナ。



これは何と言うんでしょうか。かわいいです。
これも教えてください。



コボウズオトギリ(ヒペリカム)。



こちらは、いわゆる園芸種の草花ですね。
キバナオナガオダマキ(たぶん)。



セイヨウオダマキ。



アルストロメリア。



ペンステモン・ジギタリス(ハスカーレッド)



バーバスカム。

スタッフさんに、「バラとの組み合わせが
いいですね」というと、にっこりされていました。
バラだけでも大変だと思いますが、そのほかの
草木もあり、日頃から手入れがさらに大変だと
思います。
仕事とはいえ、皆さんお花が大好きなんですね。

久しぶりの、外出、出歩きは楽しいものに
なりました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の仲間に退院を祝ってもらいました

2024-05-20 | 日記

      
久しぶりに入院して、ブログをお休みさせて
いただきました。
この間、皆様からお気遣い、お見舞い、励ましの
言葉をいただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで無事退院できました。

今回の入院生活は、入退院日を除けば実質七日間
でした。その間、もちろん安静が基本ですが、
何と、オペの1~2日後にはもうリハビリがありました。
早っ!。

     
「立てそうですか。少しだけ歩いてみましょうか。」
のんびりベッドで寝ていられません。
寝てばかりいれば足の筋力は衰えてきます。
だから、できるだけ早くリハを始めるようなんです。
そのほうが回復が早いようなんです。

「生きる力」とよく言われますが、生きる基本は
歩くことです。改めて痛感させられました。
それにありがたいことに、規則正しい食事の結果、
何と体重がおちました。
何とかリバウンドしないよう頑張りたいのですがー。


     
さて、退院しても、ベッドで横になって
ばかりでは体力が戻りません。
少し近くを歩いてみようかなと思っていたところ、
携帯に電話が入りました。
Aさんです。もう何年も会っていませんが、
このところ連絡も途絶えがちでした。
「今上京して都内にいます。突然ですみません。
  久しぶりに話でもと思い電話しました。
  お会いできますか。」

Aさんは沖縄在住。30年くらい前、Aさんが1年ほど
東京で過ごした際に、仕事を一緒にした仲です。
待ち合わせは駅の改札。
ところが、あれっ、いるはずのAさんがいません。
雰囲気が似た人はいるんですが、何となく違う感じ。
その人の前を通り過ぎて、キョロキョロ。
でもやっぱり彼かもと、その人に近寄ると、
向こうも近寄ってきました。

ぎくしゃくしたあげくの再開です。
お互い帽子を被り、鼻も口もマスクで覆い、
眼だけ出していたので、わからなかったんです。
マスクを取ってみれば懐かしい彼です。

「あのとき同じ職場で親しくしてくれたBさんも
来てくれるそうです。」とAさん。
そこで私からもBさんに連絡をいれると、
待ち合わせ場所に向かっている最中とのこと。
Bさんが来ました。

   
出会った途端、すぐに30年前が蘇って
きました。皆それなりに苦労があるよう
ですが、出会いが力になったことは、
間違いありません。

今回の出会いは、私にとっては、思いがけ
なくも「退院を祝う会」を開いてもらった
結果に
なりました。
偶然のこととはいえ、本当にうれしいこと
でした。





久しぶりに出会った花はいつものように、
生き生きと咲いていました。
花って、本当にいいですね。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログをちょっとお休みします

2024-05-07 | 日記

近くで、シャクナゲが咲き出しました。


周りは、もうすっかり夏の装いです。

ところで、私ごとで恐縮ですが、8日から
入院することにしました。
    
    

   
少し前から、市民検診で見つかった箇所の
精密検査を受けていました。
結局お医者さんから入院を勧められました。
それほどでもないように思いましたし、
しばらく様子を見てもいいかとも思いましたが、
“どうしますか”と言われた途端、強がる気持ちは
失せ、即入院とあいなりました。
我ながら、自分に正直です(笑)。

というわけで、5月下旬頃まで、ブログをお休み
させていただきます。ただ、皆様方のブログへ
のお邪魔は、早々に再開したいと思っています。

暑くなってきます。皆様にも、くれぐれも
お体大切にお過ごしください。

コメント (23)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植物は叫んでいる! ~地域散歩~

2024-05-05 | 散歩

  
3日(金)のNHKの番組「チコちゃんに叱られる」です。

  
チコちゃんがこんな問題を出しました。
「なんで植物は声をださないの!」

声をだすのは動物だけと思って
ました。
正解は
「いいや、叫んでる!」

えー!そ
うだったの! 
なんと私は、ぼーっと生きてたってわけです。

解説を聞くと、
「最近の研究で、植物は音を出している、人間に
たとえれば、叫んでいるようなことが分かって
きた」のだそうです。
しかも、このことについては、昨年3月に発表
されたテルアビブ大学の実験で植物の叫びを
録音することに成功していたとか。

植物がすべて「叫んでいるか」はわからない
ですが、叫ぶとしたら、もしかしたら、
虫媒花の植物は、昆虫に、“花が咲いたよ”
と叫んでるんでしょうか。
実ができたときは、鳥に、“実が熟したから
食べてね”と、叫んでるんでしょうか。

そこまで言ってませんよ、早とちりも
いい加減にしてと、研究者の方に叱られそう
ですが、ともあれ、植物が叫んでるとは、
面白い話題です。
水やりをする、肥料をやる、剪定する、間引く
などのとき、何と言ってるか、興味深々です。


この10日くらいの間に出会った花をアップして
みました。



ナナカマドです。赤い実がつきますが、
紅葉が素敵な樹です。
だいぶ先ですが、今年はどうですか。





ナンジャモンジャの樹です。
一般にヒトツバタゴ(一葉たご)の別名と言われます。
あっという間に散ってしまうようです。
大きな木でしたが、樹全体に花をつけていました。
どこか悲しげでした。


    
これはシャリンバイだと思います。
ようやく散歩コースでみつけました。


  
通り道のお宅の庭から見えていた木です。
高さは、3mくらいありました。
ググるとギョリュウとでました。
小枝から、たくさんの小さい花が
垂れ下がっています。
あまりみかけない樹です。





空き地にいろいろな野草がある中で、
70~80cmの茎に、面白い形の花をつけている
野草を見つけました。
ヘラオオバコというらしいです。
オオバコの仲間ですが、帰化植物です。


キンランの林の中にひっそりと咲いていました。
ホウチャクソウ(宝鐸草)です。初めて見ました。





畑の脇の、空いたスペースにびっしりと咲いていました。
オレンジ色で、よく目立ちます。
ハナビシソウのようです。これも初めてです。





今年やっと出会えました。カザグルマです。
花は10cm弱。フェンスにからみついています。
貴重種で、絶滅危惧種に指定されている
日本原産のクレマチスです。
カタクリの保全活動に取り組んでいる方々が
カザグルマの保全にもあたっておられるようです。





こちらはいろいろと品種改良された園芸種の
クレマチスだと思います。
花壇を美しく彩っています。




   
こちらは花壇に咲いていたアヤメです。
上の写真はジャーマンアイリス、
下の写真は五寸アヤメとよばれるもののようです。



そろそろ終わりのボタンの花です。豪華な花ですね。




   
こちらは、花壇でよく見かけるオダマキと
ツリガネズイセン(シラーカンパニュラ)です。
どちらも爽やかな花ですね。

段々暑くなってきました。
まだまだ花は私たちを楽しませてくれそうです。
心を和ませてくれる花。
いつ見ても本当にいいものです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気品のある花です ~東村山のキンラン・ギンラン~

2024-04-30 | 散歩

絶滅危惧種に指定されているキンラン・ギンランを
見に行きました。東村山市の病院構内の雑木林です。

この区域のキンラン・ギンランについては、
「キンランの咲く雑木林を守る会」の方々によって、
保全活動が行われています。
というのも、キンラン・ギンランは、コナラや
クヌギなどの樹木そしてキノコとの共
生関係を
つくって生きています。
そのため、コナラやクヌギなどの保護、
笹などの下刈りなど、共生関係を維持
できる
雑木林づくりが必要というわけです。









生育に適した環境にある雑木林が全国的に減少しつつ
ある中で、キンラン・ギンランの保護育成を
図るためには、雑木林の保全活動が必要になって
います。そこで「守る会」の方々がボランティア
として、いろいろ活動しておられます。









今年の「守る会」主催の「観察会」には、
行きそびれてしまいましたが、遠くからも
参加者があったそうです。


  

     

   

 
たまたま出会った病院の関係の方が、
「ここは日本で一番といっていいくらいの
キンランの群生地かもしれないと思う」と
誇らしげに言っておられました。
年によって咲き具合は異なりますが、
確かにかなりの生育数です。
園芸種の草花のように密集して咲いている
わけではありませんが、住宅地の真っただ中
という環境で、これだけの数が見られる
ことには、驚いてしまいます。







キンランは、いくつかの丸い花を、
茎の上に半開きのような姿で、
やや斜め上に咲かせます。花の色は黄金色です。
花の色は、単調と言えば単調な色合いです。
しかし、黄金色の花の気品のある立ち姿は、
園芸種にも勝るとも劣らない美しさを感じます。

カメラを花に向けていましたら、
通りかかった方からどんな写真が撮れましたか、
と声をかけられました。
こんな具合でなかなかうまく撮れませんと
お見せしましたら、いいじゃないですかと
ニッコリ。
あまりいい写真ではないと思っていましたので、
ちょっと恥ずかしいものがありました。
これだという写真を撮るには、毎年通わない
とダメですね。








   
さてギンランのほうです。
キンランのやや後に咲くということで
花が少ないのか、それとも今年はあまり
咲いていないのか、よくわかりませんが、
それでも可憐なギンランの花を見つけました。
上の写真は、全体に小ぶりで、
葉の上に花が出ています。
たぶんギンランだと思います。











こちらの白い方は、細めの葉が花を覆いつくす
ように咲いていますので、ササバギンランでは
ないかと思います。
白い花をクリアに撮るのは、本当に難しいですね。
どうも “白飛び”した感じで、また来年チャレンジ
といったところです。

来年も、キンラン・ギンランの見事な花が
見られますように。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鮮烈な装い ~文京区:根津神社つつじ苑~

2024-04-26 | 公園・庭園・名所

外に出てみると、ツツジが鮮やかに咲いています。
家々や通り沿いの花壇、集合住宅の垣根、あちら
こちらが赤やピンクなどで彩られています。
季節は初夏に入ったんですね。




ツツジというと、毎年見に行っているのが
根津神社のツツジです。
毎年、上の写真のような満開のツツジが楽しめ
ます。根津神社に限りませんが、ツツジは
どの名所でも、鮮やかというか、艶やかというか、
その色合いには、ただただ圧倒され
ます。

ネットを見ると、この根津神社のツツジは、
「文京つつじまつり」として行われています。
期間は、3月30日から4月30日までとなって
います。ちなみに、文京区の花はツツジになって
いますので、区としても力が入っているイベント
なんですね。



出かけたのは先週土曜日。会期の後半過ぎです。
それほど混むこともないだろうと考えて、最寄り駅
を降り、ぶらぶら街歩きを楽しみながら、目指す
根津神社へ。


     
屋台店がずらっと並ぶ西口から、境内に入り、
本殿・
拝殿を左手に見ながら、楼門のあたりまで来ると、
写真のように、人・人・人です。

しかも「つつじ苑」の受付入口まで、
ぐるっと長い列ができていました。
外国人観光客も多いですね。

せっかく来たにもかかわらず、桜のほうは、
開花が遅れて堪能できなかった来日客も
多かったようですが、ツツジのほうは着実に
咲いているようですし、おそらくピッタリの
観光になっているのでしょう。

さて、いよいよ受付を通って、つつじ苑に
入苑です。

























入苑者が多い割には、渋滞でちっとも先に進まない
ということはありませんでした。
両サイドのツツジを撮ったり、行く手を見上げながら
撮ったり、夢中で撮りました。
ゆっくりゆっくり人波が進んでいきます。















写真を撮るのに絶好のポイントになると、
ちょっと足取りが止まったりしましたが、
皆さんほとんどスマホです。
手慣れたものです。素敵なツツジを背景に、
すかさずパシャッと記念写真。
自撮りも手慣れたものです。2・3人のグループで、
はい、Vサイン (^_^)v。
ゆっくりしたペースが、かえってツツジを楽しむ
のにちょうどいいようにさえ感じられました。

緑の木立の中の色とりどりのツツジ。
この光景はイルミネーションのような形で
表すことは、ほとんど難しいでしょうね。

初夏の装いを、しっかり楽しむことができた
一日でした。

世界が平和でありますように!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年をとってくると良さがわかるのよ ~地域散歩~

2024-04-23 | 散歩

かつての職場の同僚のSさんに、久しぶりに
電話しました。Sさんの声はいつもどおり元気そのもの。
ただ、最近お姉さんを亡くしたとのこと。穏やかな最期
だったそうですが、やはり寂しいものがあるようです。
    
年を重ねていけば、身内や友人・知人の
“旅立ち”の寂しさに出会うことが多くなります。
誰でも、こればかりは避けられません。
でもSさんは「お互い、まだまだ頑張って
いきましょうよ」と明るく笑っていました。

そうなんです。落ち込んでばかりではいられ
ません。人生、楽しく元気にいきましょう。

さて、ぶらぶら歩きをしていると、季節が
春から初夏へ移りつつあるのを感じます。
本当に早いです。

   
ヤマザクラの花が歩道一杯に散っていました。
花びらの歩道です、踏んで歩くのがちょっと
ためらわれます。




    
ナニワイバラです。初夏に咲くバラです。
つる性ですが、しっかりとした棘があります。
きれいな花には棘がある、です。



フレンチラベンダーだと思います。
上手くピントが合いませんでした。
これからあちこちで、よく見かけるように
なりますね。


   
こちらはムギセンノウ。今の時期よく見かける花です

夏を彩る花の一つです。


    
花壇の花をあれこれ見てましたら、
手入れをしている方に出会いました。
「きれいですね。いつも、ここの花壇で
写真を撮らせていただいてます」と声を
かけると、「今年は花が早いですよ」と
おっしゃりながら、手入れの手を休め、
いろいろ話しながら、案内してください
ました。



「このモッコウバラは、
バラなのに茎にトゲが
 ないんですよ。育てやすいし、それでよく
 植えられてるみたい。」





「ボタン(牡丹)は花壇の裏手にあるの。
 ちょうど見頃の花が咲いていますから、
 写真に撮っていきますか。
 シャクヤク(芍薬)はまだツボミですよ。」


   



   


「シランがだいぶ咲き出しました。
 紫のシランはもうずいぶん咲いてます。
 白色のものはこれからといったところね」
「白いシランのうしろにあるのは、
 ヒメキンギョソウ。
 和名だけど良い名前でしょ。
 昔の人はいい名前をつけたものね。
 リナリアのことね」

「ヒメキンギョソウは、風で種が飛んでいくんですよ。
 この花壇にたくさん咲いてますが、こぼれた種から
 育って、いつのまにか勝手に増えていってるんですよ」



「これ珍しいんですよ。五寸アヤメっていうんですよ。
 背丈が大きくならないの」





「これはトックリランといってね、もう少しすると
 花をつけます。根の部分が徳利の形みたいだから、
 こんな名前になったのかもね。」


  
「そうそう、バラが一輪咲いたのよ。
 バラは水やりとか、手入れをしないと
 うまく咲かないの。難しいのね」

「手入れする人が高齢化で少なくなってきて」
とおっしゃりながら、本当に楽しそうです。
そして、こうも話しておられました。
「若いときはただきれいとか思ったけど、
 年を取ってくると花の良さがわかってくるの。」

花は、大事に育てている人の心の表れなんですね。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界中で楽しまれているチューリップ ~昭和記念公園~

2024-04-19 | 公園・庭園・名所

昭和記念公園のチューリップは今がちょうど
見頃です。都内でも屈指の名所です。
おそらくたくさんの人出でしょう。毎年カメラで
撮ってきましたが、
今年もでかけてみました。

公園の中心部にある“原っぱ広場”です。ここは
とにかく広い原っぱなんです。
いつものように家族連れを中心に歓声が響いて
いました。
この写真で見るだけでも、かなりの人ですから、
チューリップ畑のほうにはもっと多くの人がいる
はずです。

ところで、チューリップは品種改良されて、
今やいろんな色や花びらのものがあるようです。
この昭和記念公園では、202種25万球が植え
られているのだそうです。


















原っぱ広場の隣が、小川と小さな池のある
“渓流広場”になっています。
チューリップは、その小川や池のまわりに
レイアウトされています。
予想した通り多くの人出です。
外国から観光にきたと思われる人もずいぶん
多く見られます。















コンデジや、中には大きなカメラで
撮っている人もいましたが、今はほとんど
と言って
いいほど、スマホです。
チューリップを撮るだけでなく、花を
背景に自撮りする人が目立ちます

みんな楽しそうです。






  
私たち日本人は、チューリップ大好きだと思います。
学校の音楽の時間にならった「唱歌・チューリップ」

  「さいた さいた チューリップのはなが 
   ならんだ ならんだ あか しろ きいろ
   どのはなみても きれいだな」

誰でも知ってますよね。

 

   

     
小学校の頃、チューリップを鉢植えで
育てたりしませんでしたか。


  

  
チューリップの生産ですが、世界のいろいろ
な国で生産が
行われています。
正確なデータは見つけられません
でしたが、
その中でも断トツ1位の生産量を誇るのが
オランダです。

ヨーロッパではイギリスやフランスなど、
アジアではトルコや中国、そして日本も生産が
盛んな国に数えられるようです。



ところでネットをみていましたら、
チューリップの原産国はオランダかと思いきや
そうではなく、中央アジアの今のトルコの
地域のようなんですね。
歴史的には、トルコからヨーロッパに伝わり
世界に広まっていったようです。
ちなみに、トルコの国花はチューリップだ
そうです。

チューリップは、それぞれの国の文化に
溶け込んでいます。
オランダやトルコなどで行われる
フェスティバルは有名ですね。

チューリップをはじめいろいろの花が
世界中で愛で、楽しまれるということは、
世界が平和であってこそのことです。
どうか、
世界が平和でありますように!

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の仲間からの電話がうれしくて ~春爛漫を散歩~

2024-04-14 | 散歩

突然携帯に、昔の仲間の声が飛び込んできました。
「〇〇です。元気ですか。」
彼と話すのは確か10年ぶりです。声は昔と
全然変っていません。
友人と一緒に、車であちこち名所旧跡巡りを
しているようです。
     
彼と職場が一緒だったのは1年だけでしたが、
一緒に飲みにいったり、休日に都内の名所に
でかけたりしました。
懐かしい思い出がよみがえります。
     
「これから、
退職後田舎に帰った〇〇さん
訪問するんです。覚えているでしょう、
あの人ですよ」                               

忘れたりしません、みんなかつての仲間です。
それよりも、私を忘れずに電話をかけてきて
くれるなんて、もう最高のサプライズです。
たった数分のやりとりでしたが、久しぶりの
「喜び」を味わうことができたひと時に
なりました。

おかげで、なんだかうきうきした気分になり
ながら、足取りも軽やかに地域散歩です。

  
春を謳歌するように咲き誇っていたソメイヨシノも、
今や葉桜です。
ちょっと寂しいなどといった感傷めいた気分など
どこへやら、桜が春を高らかに宣言してくれた
おかげで、今や百花繚乱といった風情です。
まさに春爛漫です。



ベニバナトキワマンサクは、まるで樹全体が
房をまとったかのようにピンクの花でいっぱいです。





ハナカイドウやツバキはそろそろ終わりでしょう。
上の大きなツバキの花は終わりかけなのか、
これから開くのかわかりませんでしたが、
エレガントな帽子のようで面白かったので、
写真に撮ってみました。



ツツジが盛りを迎えていますが、ドウダンツツジは、
派手なツツジやサツキの花とは打って変わって、
白い釣鐘のような小さな花がかわいらしい花です。
ほっとしますね。





上の一枚目はツツジですが、2枚目はシャクナゲです。
シャクナゲの花ももう咲き始めているんですね。
まるで、花が競って咲いているかのようです。



桜に代わって通りを彩るのはハナミズキです。
あっという間に咲きだしました。





あちらこちらで、こんもりと花をつけてるのは、
モッコウバラです。
花を見て、ここにもあったのかと気づきます。


    
ヒサカキは花が面白い形をしているのですが、
葉の付け根や小枝にびっしりと小さい花をつける
せいか、逆にあまり目立たないようです。





野草にもいろいろな花が見られます。これは
フッキソウです。
冬でも緑の葉を絶やさないところから、
家族の繁栄になぞらえて冨貴草と呼ばれる
という説があるそうです。



こちらはセイヨウイワナンテンです。
葉の付け根から小さな花が垂れ下がっています。



ちょっと派手目ですが、ベニバナツメクサという
のだそうです。60センチくらいの高さがあり、
穂状に紅色の花をつけています。シロツメグサの
仲間です。



花壇に目をやると、色とりどりの花が目につきます。
これはフリージアのようです。
通りかかった方に教えていただきました。



これはダッチアイリスというアヤメ科の交配種の
ようです。名前が間違っていたらすみません。
とにかく、立ち姿がきれいです。



この面白い形の花は、シラーベルビアナ(オオツルボ)
のようです。



定番のオステオスぺルマムです。キク科です。
いろいろな色の花がありますね。



これはググるとバクヤギクとでるのですが、
たまたま花壇をあれこれ見て回っていた方に聞くと、
リビングストンデージーではないかとおしゃって
いました。どちらなのかよくわかりません。

ともあれ、次々と花を咲かせる光景は、
まさに春爛漫ですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする