「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

コットンフラワー

2008-12-31 | 葛西スケッチブック

メトロセンターの花屋に茶色っぽいワタの花(実)が売られていました。
コットンフラワー 一本200円。
真っ白いワタの花は良く見るけれど・・・これは種類が違うものかしら。
たしか、赤ワタというのもあった気がするーーなど、
勝手な想像をして、眺めていると、
「これ、ワタの花ですよ」
と見知らぬ年配女性から声をかけられました。

「田舎でワタをつくっていたのよねえ。白いワタだったけれど。
おばあさんが、糸を紡いで、真綿のチョッキを編んでくれたんですよ。
生糸を紡いで、家で機も織っていました・・・」
「懐かしいんですよ。貧しい時代に育ったものだから」
「ああ、それだったら、私も同じ」
「田舎はどちらですか」と、聞くと、
「どこを向いても山、山の四国で育ったんですよ。お墓も家もみんな移したんですが、今でも、本籍だけは向こうに残してあるんです。故郷がなくなっちゃうのがいやだというので。だから、何かあると、手続きが大変」
と笑っていました。

                 
                       http://www.page.sannet.ne.jp/asian/hobby/photo.html

ワタを作り、糸を紡いで、機を織る、カイコを飼って、マユから生糸を紡ぎ機を織る・・・みんなそうした生活をしていた。そんな時代が祖母の頃まであった。
母の里の小諸でも、祖母が機織りをして、家族中の着物を作ってくれたそうだ。
今、何もかも便利になったけれど・・・
”何かを紡いで織り込む”
そんな作業が少なくなった分、希薄になったのでしょうね。


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咳をしても・・.・・・

2008-12-28 | 日常の小さな喜び&こころ便り

咳をしても・・・烏が鳴いても(なんてことはないけど)・・・響く。

この期に及んで、ぎっくり腰です。
がっくりです。
年末、駆け込みセーフで病院へ行きました。
静かに水平移動、垂直上下動?で行動し、
大分治ってきたのですが。
何気なく普通に動いていることは、なんと有難い事なんでしょうか。
そんな基本とも言うべきことを当たり前のように思っている
傲慢さへの手痛い代償かと。

物が多すぎる部屋のカーペットをひとりで取り替えました。
タンスや机、本棚を移動させ、シャクトリ虫のごとく。
この本たちは、物たちは、みな本当に必要なものだろうか・・・と。
床はまあキレイになりましたが、その数日後・・・

というわけで、”正月準備はいつも以上に、よりより手抜きとなります。
悪しからず” と、ちゃっかり宣伝しておきます。
でも、心だけはたっぷりとご用意してありますのでね!

☆追記
・・・「咳をしてもひとり」って、誰の句だったっけ。
「えっ、山頭火じゃなかった?」
~と答えて調べたら違っていました。
正解は、尾崎放哉
自由律俳句のイメージは、放哉よりも山頭火のほうが強いので、
パッと浮かんでしまったというわけです。
放哉の句に感嘆して
からすが泣いて私もひとり
~と詠んだのが、山頭火なのですって!
ひょんな事から学びました。






     

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友の急逝

2008-12-26 | 日常の小さな喜び&こころ便り

さきちゃん、突然の事にびっくりして声もありません。
このところ、お互いに忙しく、一段落したら、
またみんなで会うつもりでおりました。
お義父様を送り、義姉様の介護に通われつつ、
今、ご主人さまの入院で、毎日病院通い・・・と・・・
そんな日々だったとお聞きしました。
何年か前から、洋裁の腕を生かして、身体の不自由な高齢者のための
着易い衣服作りのボランティアもなさっていましたね。
   幸服作りをお手伝いする
     高齢者衣服研究会会員
年賀状に刷り込まれた肩書きが輝いて見えました。
小柄なからだに似合わぬがんばりで、一生懸命、生き通しました。
こんなふうに突然にお別れが来てしまうなんて
もっとたくさん会って、いろいろお話ししておくんだった。
誰の上にもいつかは必ずあることなのに、
普段は気にも留めずにいる。
野の花群れ咲くなだらかな丘の道のような日々が
途切れることなく続く気でいる・・・
中学校時代からの友人でした。(24日記)
ブログの中のさきちゃんとおつきあいください。↓

 http://blog.goo.ne.jp/rupinasu-3/e/6f840ee19a9ade340f44213c1bd27a3f

 http://blog.goo.ne.jp/rupinasu-3/e/d657db7cb4e45f8548b09bfe754f582c

 26日・・・午後から告別式へ・・・つづく・・・
あなたのやわらかな笑顔の写真を見ていても実感が湧きませんでした。
そんなに遠くへ行ってしまったなんて。
このところ一番の寒い冬の日でした。
まだ若い30代の息子さん、娘さんが、
入院中のご主人に代わって健気にお礼の言葉を述べておられましたよ。
そのご挨拶に、心うたれました。
たくさんの心残りはあったでしょうが、そんなお二人を立派に育てられたこと、
あなたも式場のどこかで、きっと誇りに思っていたことでしょう。
書き尽くせない思いはいっぱいですが、いつものように、
”じゃぁ、またね”

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<ラジオ深夜便>1月に 清川 妙さん

2008-12-25 | 花笑み日和(清川 妙先生のこと)

<ラジオ深夜便>に 清川 妙さんご登場
 

2009年・1月19日~22日まで
ラジオ深夜便・11時20分頃
 から、
清川 妙さんの「枕草子」が放送されます。
今に生きる清少納言の感性、生きていく知恵
など、心深いお話も魅力です。

雑誌でも大好評・連載中の「枕草子」の世界
たっぷりと味わってください。

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チシャの塔

2008-12-22 | 日常の小さな喜び&こころ便り

ある年、銀座でなんぞの会をしたときに、見慣れぬ一品が出ました。
どんな味かは忘れてしまったのですが、食感も良く、おいしかったので(今思うと)、
担当のお姉さんに、聞いた事がありました。
「チシャの搭です」 
との答え。

先日、妹が畑の収穫をたくさん送ってくれました。
立派な大根、大きなかぶ、そして、大玉のブロッコリー!

            
いつもブロッコリーを食べるとき、「芯のところがもったいないなー」と(貧乏性ですね)
思っていたのです。それで、一緒にゆでたりするのですが、
ついに一品とはならなかったり・・・
今回は、採れたてのやわらかい物だと思うと、ますます芯のところも捨てがたく、
ゆでてスライスしてゴマ油とボンズで和えてみました。
少し置くと味も馴染んで、箸休めとしてもグー。
妹に電話すると、
「うちは、いつも食べているわよ」
ゆでたものをスライスして、マヨネーズでサラダのようにしているとか。

チシャといえば、レタスのことですね。あの料理屋さんのものも、
そういえば、このような物だったのかしら。
たしか、小さな六角形の搭でしたが。(あっ、塔ではなく ”薹” かも?)

             

ここで、新発見!・・・・ 中国野菜に茎チシャというのがあるそうです。
普通は葉を食べますが、茎がメインです。
そして、あと一つ! 永年の謎が解けました。
いつも、”山クラゲってなんぞや??と思っていたのですが、
茎チシャを刻んで乾燥させた物だったんですって!
                                

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