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ツマグロヒョウモン(蝶)

2015年09月18日 | 日記
この時期、次の世代に子孫を残そうとする生き物や植物が多いです。
セミはもう鳴かなくなりました。スズムシは薄い羽を精一杯震わせて、1日中鳴いています。
この求愛行動にも、心打たれるものがあります。

小さな体全体を使いあんなに羽を震わせて、どんなにかしんどいだろうと想像します。
鳴いてメスにアピールし、子孫を残すことに必死な姿に本当に心を打たれます。



ツマグロヒョウモンも今は産卵の時期です。




蝶は種類によって、食べる植物が違います。
アゲハは柑橘類の葉っぱしか食べませんし、ツマグロヒョウモンはスミレの葉っぱしか食べません。

この蝶の幼虫は赤と黒の毛虫のような形です。色もそうですが体中がトゲトゲで、見た目は全く毛虫のようです。
だけど毛ではなく、触っても大丈夫です。「毒のある毛虫だぞ!」と見せかけてるのです。




産卵中です。羽を閉じてお尻をまっすぐ下に伸ばして、卵を産んでいます。

産卵はスミレの葉っぱにするものだと思っていましたが違うんです。
スミレの近くの植物に産み付けるのです。

なぜなら、スミレは冬に枯れてなくなってしまいます。
だからスミレ以外の枯れた茎に卵を産んで、春にスミレの新芽が出て、葉っぱができた頃に幼虫になりそれを
食べて成長するのです。
なんとうまく考えられてることかと感心します。

コメント
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