撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪神 甲子園(2022.8.20) 8211F直通特急 大阪梅田行き 高校野球副標

2022年08月31日 22時23分20秒 | 阪神
8/20に阪神 甲子園駅で高校野球の副標を掲出した8000系を撮りました。
1枚目は、甲子園駅に向かう8211の直通特急 大阪梅田行きです。
前面左窓内に高校野球の副標が掲出されています。



2枚目は後追いで、甲子園駅に停車中の8212です。



これまで保存車繋がりで武庫川団地の赤胴車と尼崎センタープル前駅周辺の旧型車を連続して紹介しましたが、実際には武庫川団地で撮った後、尼崎センタープール前駅に行くまでの間に甲子園駅でも撮りました。
紹介する時期を逸したところもありますが、高校野球の副標を掲出した列車を球場の最寄り駅となる甲子園駅で撮っておこうと思ってましたが、機会がなかったので、ようやく撮ることができました。

8000系は阪神の新造車として、初めて界磁チョッパ制御を採用した急行用車両です。
1984~95年に6両編成×21編成が登場しましたが、1995年の阪神・淡路大震災では66両が被災し、被災の程度が大きかった15両が廃車となりました。
1996年には代替新造車が3両登場し、被災した編成を編成替えして6両×19編成となりました。
2002~15年にリニューアル工事が実施され、車体塗装も赤胴車からジャビット色と言われる上部がオレンジ色(プレストオレンジ)、下部が白(シルキーベージュ)を配した塗装に変更となっています。

1984年に登場した1次車の8201Fは、前面は前照灯が左右の窓上に設けられ、側面は二段窓が並ぶ、昔ながらの阪神スタイルが継承されてました。
8211Fは翌1985年に登場した2次車のトップナンバーですが、車体の大幅なモデルチェンジが行われています。
前面は窓周りが縁取られた額縁スタイルとなり、側窓は各窓が独立した一段下降式となっています。
前面窓は上方に拡大され、窓の内側に列車種別、行先表示装置が左右に分割して設置されています。
貫通扉は車体とフラットとなって幅が狭くなり、前照灯は丸型2灯が貫通扉上部に設置され、尾灯と通過標識灯は横長2灯のケーシングとされたものが腰部に配置されてます。
2002年には8000系の中で最初にリニューアル化されており、その際に赤胴車からジャビット色に車体塗装が変更されています。