グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

初夏の絵鞆半島を行く

2017年05月31日 | 室蘭・野鳥&水鳥



 爽やかな初夏の風が流れる、マスイチ浜展望台からの眺めです。一帯には、100m前後の断崖絶壁
連なっています。
  視界の前面の右側には噴火湾、左側には太平洋の大海原が広がっています。
マスイチ浜は市内は元
より、道内屈指の風光明媚な景勝地です。













 絵鞆半島の尾根部を東西に貫くように測量山観光道路が走る。この時期は、新緑の木々の枝葉が落
とす木漏れ日の中を行きます。道路沿いでは、コンロンソウが清爽な純白な花を咲かせています。


 





 半島を縦走していると、トチノキ(栃の木)の花が目に止まる。高木の梢に、大きな葉を従え房状の花
を、空に突き出すように咲かせています。










 この断崖はセンダイハギ(千代萩)の自生地です。岩にしがみ付くように、輝くような黄色い花を咲か
始めています。
  降った雨水も留めないほど垂直に切り立つ断崖。ズー
ムを引き寄せて見るが、まったく土らしいものは
見当たりません。なぜ、このような厳
しい自然環境のもとでと思いますが、センダイハギにとっては快適な
場所のようです。毎年この時期になると花を咲かせる、逞しい生命力を見せてくれる植物です。


 





 センダイハギの花を撮影中、偶然、断崖の岩場に止まったイソヒヨドリです背中、胸の青色と腹部
の赤オレンジ色の対比が絶妙な野鳥です。
  距離は50mほど離れる。イソヒヨドリがとどまっていた時間は3分ほど、夢中でシャッターを押し続け
たうちの2枚です。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シラネアオの花が咲く季節です

2017年05月29日 | 室蘭・四季の野花&花木



 シラネアオイ(白根葵)は、元々は亜高山帯が生育適地。緯度が高くなるにつれて、標高の低い場所
でも自生します。この雑木林の標高は約40m、ほぼ平地と同じ。けして、
大きな群落地ではありません。
 毎年、この時季が訪れますと、シラネアオイが
薄紫色の花を見せてくれる場所です。




 シラネアオイの開花直前の草姿です。ほのぼのとした可憐な感じを受ける山野草です。 


  



 花色は淡い紫色がほとんどですが、株によって花色の濃淡に幅があります。まれに、白い花を咲かせ
る株もあります。






 シラネアオイの自生地から僅かに離れた道路沿い。ズミ(酸実)が爽やかなの花を咲かせています。
蕾のうちは鮮やかな紅色。開花すると純白、五月の青空によく似あう小高木です。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の雫

2017年05月27日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 このところ、霧雨や曇りのスッキリとしない天候が続いています。時折、陽射しがありますが 長続きは
しません。昨夜の夜半から降り出していた小雨、午後になり降りやむ。昨日投稿しました  クレマチスモン
タナの蕾に雨が雫を垂れ下げました。








 ヒダカミセバヤ(日高見せばや)。多肉質の白緑色の葉の上に、雨の雫を良く乗せます。初夏の頃に
なると、美しい赤紫色の小花をたくさん咲かせます。ヒダカミセバヤは、北海道の固有種の宿根草です。







 今日も霧雨がそぼ降る一日。
蝦夷梅雨と間違えそうな陽気です。ミヤマオダマキも、花の上に雨の雫
を乗せましので 画像を追加しました。(5 / 28)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭に咲く

2017年05月26日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 今年も、クレマチス・モンタナが蔓を長く伸ばし花を咲かせ始めました。蔓を旺盛に伸ばすクレマチスで
す。仕立て方は様々ですが、我家では隣との境のブロック塀に竹竿を横に沿わせて蔓を誘導しています。










 ミヤマオダマキ(深山苧環)が独創的な形をした花を咲かせ始めています。中央の筒状の部分が花で、
花びらを広げたように見える部分は萼です。ミヤマオダマキは元々、高山の礫地に生える多年草です。









 当地では、今がツツジの季節です。このツツジの品種は分かりませんが、庭に植えてからは30数年。
毎年、数えきれないほどの紅色の花を咲かせます。




 ツルハナガタ(蔓花形)も、可憐な花を咲かせ始めました。草姿から感じるイメージとは異なり、園芸種
となる前は、ヒマラヤなど高地の過酷な環境下に自生する常緑多年草です。
    ツルハナガタは、サクラソウ科の植物です。花径1センチに満たない小さなピンクの花を茎先に集めて、
ボンボリのように咲かせています。 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧の中の風景

2017年05月25日 | 室蘭港・海霧



 今日も早朝から、街や港が乳白色の霧に薄っすらと包み込まれる。このところ連日のように霧が発生。
当地では、これから夏の初めにかけて霧の日
が多くなります。 霧は、普段見慣れた風景を幻想的に変え
てくれます。散策を兼ねて、朝霧に煙る港の周辺をカ
メラに撮り込んでみました。











 



 祝津展望公園からの眺望です。眼下には、絵鞆漁港や港の入り口付近に浮かぶ大黒島が霧に霞む。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月の庭に咲く花々

2017年05月21日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 近ごろの陽気で、庭の花々が 一斉に花を咲かせ始めています。
ムラサキナズナの正式な草名はオーブリエチア。ヨーロッパが原産地、我国に渡来したのは明治時代。
意外にも、国内での栽培歴が長い植物です。4弁の青紫色の小花を群がるように咲かせ始めています。






 アラビス・プロクレンス。庭の草花の中では一足早く、2週間ほど前から花を咲かせています。細くしな
やかな茎に、純白の小花を付けて咲く姿は清々しさを感じます。 






 セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)も、紅梅に似た花を咲かせています。一旦、庭土に馴染むと全く手
のかからない植物です。花は、濃紅色で小ぶりですが庭の中での存在感が際立ちます。




 ブラキコム・アングスティフォリア。流通名は、ヒメコスモス。花は、赤紫色で花径は3cmほど。花だけ
ではなく、紅色の蕾も美しい。夏場になると花数を減らしますが春から晩秋までの長い期間、可憐な花を
かせ続ける多年草です。










 チングルマは高山植物ですが、たやすく育てることが出来る小灌木です。花は、どこか白梅に似てい
ます。ユニークな樹名は、種毛の形が稚児の風車を連想させることから珍車となったようです。






 ビオラ・ラブラドリカの流通名は宿根スミレ(紫式部)。花はスミレにそっくり。毎年、毀れ種が発芽して
株が増えます。 生育旺盛な植物です。



 プリムラ・ベリスは、黄色の花の中央に薄オレンジ色の絞り模様が入る可憐なプリムラです。我家の
では最初にジュリアン、次にポリアンサが花を咲かせます。ベリスはやや気温が上昇してから開花する
遅咲きのプリムラです。




 デージーは手のかからない植物です。寒さにも強く、緑葉を茂らせ雪の下で冬を越します。毀れ種や
株分けで毎年株を増やす事が出来ます。一方、花色は多彩で 別名ではヒナギク(雛菊)と愛らしい草名
を持つ多年草です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クルーズ客船が入港しました。

2017年05月20日 | 室蘭港寄港・クルーズ客船&練習船・船舶など



 クルーズ客船「ロストラル」が、朝靄が薄っすらとたなびく噴火湾の洋上を滑るように室蘭港に入港し
ました。
 
今回のクルーズは、大阪港を出港、瀬戸内海を航行し、門司から韓国へ。その後、日本海側の港に
立ち寄りながら最終寄港地の室蘭へ。今日の20:00には、再び来た航路を逆に大阪港に向かいます。





 「ロストラル」は、ポナン社(フランス)が運航するクルーズ客船です。船体のカラーリングを始め、全て
からスタイリッシュな雰囲気を受ける。









 船名の「ロストラル」はフランス語で「南」を意味するそうです。「ロストラル」は、一万トン級と寄港する
客船の中では小型ですが、
船体上部のアーチ型のデザインが目を見張るクルーズ客船です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早朝の散歩での出会い

2017年05月18日 | 室蘭・野鳥&水鳥

 朝が明けるのが、すっかり早くなってきました。日の出の時間から一時間ほど過ぎた丘の上に広がる
牧草地の朝景色です。
   この場所は、我が家から直線距離で2kmほど
。散歩と言いましても目的地点まで車を走らせ、降りて
は周囲を散策。そのパターンを繰り返しながら カメラを携えて3か所ほどを巡ります。歩数は5000歩~
6000歩、ほど良い朝の散歩です。





 コウライキジ(高麗雉)の雄雌です。この時間帯は、動物や野鳥たちは朝の採餌中です。別の被写体
を狙っている時に、7mほど離れた西洋タンポポの中を歩きまわるコウライキジと遭遇しました








 先日、プロガーの「花散歩」さんから教えて頂いた鳥名、コムクドリのつがいです。腹部から腹部にかけ
て淡いクリーム色を基調に、独創的な羽根の色をした美しい野鳥です。




 「ヒバリの高鳴き」が、空高く低く朝の牧草地に響き渡ります。ヒバリの特徴は、頭頂に生やした冠羽の
飾りと、地面から垂直に飛び上がり~空中でホバリング~再び垂直に地上に。ヒバリは、変幻自在に飛び
回ることが出来る野鳥です。





 牧草地帯に到着したのは5時直前。噴火湾の洋上に浮かぶ蝦夷駒ヶ岳を撮影中に、エゾシカと遭遇。
距離は100mほど離れる。画像の中央からやや右側に小さく映り込むエゾジカ、お気づきでしょうか。
 どのエゾジカも人と出会いますと、2~3分ほど不動の姿勢でジーッと見つめる。その後は一目散に林
の中に駆け込んでい行きます。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入江運動公園のツツジと野鳥

2017年05月17日 | 室蘭の景色

 この一週間ほど、束の間の晴れ間はありましたがスッキリしない天気が続いていました。今日は久し
ぶりに、朝から爽やかな五月晴れの空が広がりました。
入江運動公園は、日本陸連公認の全天候型のトラックを持つ本格的な陸上競技場やサッカーグランド、
温水プール、多目的運動広場などを備える公園です。








 公園の通路沿いを満開に花を咲かせたツツジが縁どる。 8種類、約3000本のツツジが見ごろを迎え
ています。 
室蘭市の花はツツジ。昭和47年に開港100年と市制施行50年を記念して認定されました。









 測量の碑。公園の一角に、当市の地球上の位置が刻まれた標石が据付けられている。円形の方位
標石には、国内外の主要都市の方角と距離が彫りこまれています。





 公園の裏手には、鬱蒼と木々が茂る森が広がる。数々の野鳥のさえずりが森の中に響き渡ります。

 アオジが、ツツジの花から花へと機敏に飛び交う。ようやく、撮った一前です。 



 幸運にも再びキビタキと遭遇。下の画像は、通路の支柱に止まるキビタキです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏のイタンキ漁港とイタンキ浜

2017年05月14日 | 室蘭イタンキ浜

イタンキ漁港は、イタンキ浜の東端に位置する太平洋に面した風光明媚な漁港です。スケトウダラや
宗八カレイ・ボタンエビ・ミズダコ・エゾバフンウニなど 水揚げ魚種は 豊富。

 さらに、漁港と市街地は至近距離。イタンキ漁港は、室蘭市内は元より、近隣の市町村への海産物の
供給基地です。



 近頃は、天候がスッキリしません。2日前の12日、晴れ間を狙っての撮影。当日は大潮、通常よりも
干潮が強く海面が1mを超すほど下がりました。




  イタンキ漁港の入口から眺めるイタンキ浜方面の景観です。遠く、半島のように見える丘の下を縫うよ
うに
、砂浜海岸が東西に長く広がっています。






 イタンキ浜は、東側と西側の景観が、同じ浜と思えないほど大きく異なります。上の画像は 東側の浜。
一方、下の画像は、
初夏の風物詩の海霧に煙る西側の浜の光景です。
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする