グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

散歩道沿いで・・・

2017年04月28日 | 室蘭・四季の野花&花木

 朝の散歩を兼ねて、春の薫りが漂う雑木林の中を行く小径を歩く。少々、アップダウンの道のりに薄っ
すらと汗ばむ。
この小径は、江戸時代から存在する「室蘭街道」と呼ばれた山道の一部です。 江戸の昔
には、馬の背に荷を乗せ物資が運ばれ
人々が行き来した歴史の小径です。 






 小径を横切るエゾシカ。距離は50mほど、エゾジカは人と出会うと立ち止まり微動だにもせずに2~
3分ほど、
ジッーと見つめてきます。その後は方向を転換、一目散に走り去ります。




 雑木林の中に、アカゲラのドラミングの音が響き渡ります。繁殖の季節です 雌に対してのアピールや、
縄張りを主張して
いるそうです。






 先日来、投稿しています 家の近くの雑木林の林床でカタクリが花の最盛期を迎えています。あと数日
しますと、この花たちのシーズンは閉幕します。




 シロバナのカタクリです。普通のカタクリに比べて開花は一週間ほど遅めです。これほどのカタクリの
群落の中で、白い花を咲かせるカタクリは2株だけです。今年も清楚な花を見せてくれました。







 薄水色は、エゾノエンゴサクの代表的な花色です。下の画像はシロバナエンゴサク。カタクリの白花に
比べて株数多めですが、それでも、見つけるのは容易ではありません。










 エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)が、花を咲かせはじめました。
室蘭の桜の開花予想は5月1日。開花の基準となる標準木は、室蘭八幡宮の境内のソメイヨシノです。
例年、エゾヤマザクラはソメイヨシノより早めに花を咲かせます。間もなくしますと、周辺の山野は桜色
に染まります。

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海霧の季節が到来しました

2017年04月27日 | 室蘭港・海霧



 今シーズン初めて海霧と遭遇。室蘭での海霧の発生は、4月下旬から7月初旬ごろ。毎年、楽しみに
している被写体です。
  海霧は、冷たい海水域を暖かく湿った風が流れると発生します。さらに、自然条件に合わせて突如とし
て出現しますので、少々捉えずらい被写体です。今日は、稀に見る絶好のタイミングでの撮影でした。
                    カメラアングルは、イタンキ浜の後方の海岸段丘を這い上る海霧の光景です。









 イタンキ浜の東側と西側の光景です。
浜の後方には80mから100mを越す断崖がそそり立つ。海霧は、断崖を這い上り 周りの景色を刻々と
変化させます。眺めていると、時の過ぎるのを忘れる程です。さらに、海霧が発生する日は晴天。空の蒼
さを背景に、幻想的な景観を見せてくれます。






 2016年5月21日に撮影しました海霧の画像を追加しました。



昨年、室蘭港内をスッポリと蓋をしたように海霧が発生した時の画像です。
                                                                                                                (撮影場所は祝津展望公園から)




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絵鞆半島にも山野草の花の季節が巡って来ました

2017年04月25日 | 室蘭・四季の野花&花木



 今日は朝から穏やかな春日和。絵鞆半島に自生するの山野草の開花状態を確認に、絵鞆半島を東
から西に向かって車を走らせる。
  半島を縦走する道のほぼ中間地点に、市内屈指の景勝地「ローソク岩」があります。展望所の足元に
は、海面からの高さは100mほどの
切り立つ断崖眼下には、海面から突き出る ローソク岩と噴火
湾を
隔てた 対岸の蝦夷駒ヶ岳などの眺望が広がります。


   絵鞆半島は、室蘭港と外海側を隔てる
ように西側に突き出た小半島です。半島の外海側には 100m
前後の断崖が連なり、内側には
港を取り囲むように市街地が広がっています。さらに、半島の尾根部に
は測量山観光道路が走る。その両側には手つかず
の自然が広がっています。












 測量山観光道路沿いは、ニリンソウ(二輪草)の群生地が点在しています。ようやく、ポチポチと花を咲
かせ始めています。間もなくしますと、道路の両脇や付近一帯は純白なニリンソウの花が咲き乱れます。












 キクザキイチゲ(菊咲一華)は 本来白花。道路脇の林の中で、青花キクザキイチゲが花を咲かせてい
ます。市内では、青花キクザキイチゲの自生地は絵鞆半島だけかと思います。










 コジマエンレイソウ(小島延齢草)が、道路わきの草むらで花を咲かせています。花は、濃い紅柴色。
花も葉も大きく、通常のエンレイソウに比べて華やかさが際立ちます。この植物もこれからが花の時季
を迎えます。
                                               ※草名は、道内の松前沖に浮かぶ渡島小島で発見された事が由来です。










 絵鞆半島は自然環境が厳し場所です。内陸部では、すでにカタクリの花の時期は過ぎようとしていま
すが、この場所では今が花の最盛期です。










 絵鞆半島を縦走した折には、必ず立ち寄り カメラを向ける場所です。半島の最先端の絵鞆岬をあとに
して、港側に曲がり下った高台からの眺望です。

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春らしい陽気になってきました

2017年04月23日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 早朝まで降り続いていた雨。午前中には降りやみ、変わって4月の爽やかな空が広がりました。カメラ
アングルは、隣町の郊外の高台に広がる畑作地帯からの眺望です。






 このところの陽気で、庭で育てています植物たちが花を咲かせ始めました。
シラー・チューベルゲニアは、春になると庭で一番初めに花を咲かせます。毎年、開花を楽しみにしてい
る球根草です。草丈は15cm程と低く、白い花弁に 薄いブルーの筋模様が入る印象的な花を咲かせて
いす。










 チ オノドクサが、ほぼ満開になりました。青紫色の花は、花数が少ない春の庭で際立ちます。
花名からは日本語的な響きを受けますが、あくまでもギリシャ語=Chiono(雪)とdoxa(輝き)、二つの
言葉が組み合わせられた花名を持つ球根草です。










 「岩唐草」も、このところの陽気で花を咲かせ始めています。花名からは国内の固有種かと勘違いしそ
うです。元々の原産地は、ヨーロッパアルプスの高山帯に生える多年草です。
花の草丈は10cmほど足らず
、花径も1cm足らずと小さなピンク色の花を咲かせます。露地でも 零れ種
から発芽しますが、冬越しが少々難しいために 水はけのよい軽石の鉢に植え込み屋内で育てています。

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エゾエンゴサクの花が咲きそろう

2017年04月22日 | 室蘭・四季の野花&花木



 4月20日に記事を投稿しました「雑木林の中、カタクリの花が満開です」と、同じ林床に咲くエゾエンゴ
サク(蝦夷延胡索)の花が見ごろを迎えました。
 エゾエンゴサクは、春に花を咲かせ、初夏の頃には地上部は全て消えてしまいます。その後は、来春ま
で宿根(塊茎) の状態で過ごす スプリングエフェメラルの一つです。



 エゾエンゴサクは、咲き始めの頃は特に色合いが鮮やかです。当地での花色は青系が主ですが、濃
淡が混ざり合う色彩は
様々です
                        






 今回、投稿しましたエゾエンゴサクの画像は、雑木林の林床で自生している内の一部です。

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雑木林の中、カタクリの花が満開です

2017年04月20日 | 室蘭・四季の野花&花木



 住宅地に隣接する雑木林の中、カタクリなど数種類の山野草が自生地しています。この雑木林の主役
はカタクリ。近頃の気温の上昇に伴い、心地よい芳香を放しながら一斉に花を咲かせ始めました。
     

 





 カタクリの花と競うように、キクザキイチゲ(菊咲一華)も清楚な花を咲かせ始めました。咲き始めは薄
い紅色。満開になるに連れて、紅色は薄れてほぼ純白になります。さらに、陽射しを受けると雄しべ&

しべと花
びらとが、可憐なコントラストを見せてくれます。





 





 エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)。当地に自生するエゾエンゴサクの花色は青色系が主体。青色と言って
も様々。花の色のバリエションが豊富な山野草です。






 エゾエンゴサクの白花は、自らの花粉では受粉しない植物。自然界で株数を増やす事がほとんどない
貴重な植物です。





 ナニワズ(難波津)が、沈丁花によく似た花を咲かせています。 夏になると葉を落とし 秋になると新葉
と蕾を付けて冬を越す。別名はナツボウズと呼ばれる、樹名も生態も独創的な落葉小低木です。

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春うらら、朝の点描

2017年04月17日 | coffee break;(etc )



 追直漁港の西側端から望む絵鞆半島の外海側の景観です。画像からは想像が出来ないでしょう
が、半島の内側
には 室蘭港や市街地が広がっています。
    一方、半島の尾根状
の場所を観光道路が西に向かって走る。観光道路沿いには、市内屈指の
景勝地が点在しています。






 沖合のホタテ貝の養殖場から戻ってきた漁船です。甲板には、ホタテ貝が入った養殖籠を満載し
ています。



 対岸、渡島半島に君臨する蝦夷駒ヶ岳です。当地とは噴火湾を隔て、直線距離で 30kmほど
離れる。
 本来、大沼国定公園から眺める山容が全国的に有名です。一方、本市から望む富士山型の美し
い山容も、一見の価値がある 標高1131m活火山です。








 沖合に停泊する貨物船が、空に浮かび上がりました。早々Webで調べる。「上位蜃気楼」のよう
にも見えますが、今のところ 確かな事は不明です。




   撮影は、4/17(月) 9:30分,室蘭市追直漁港の漁業設備Mランドの屋上駐車場から。

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絵鞆半島の春の訪れはゆっくりと・・・

2017年04月14日 | 室蘭・四季の野花&花木



 マスイチ浜は市内を代表的する景勝地です。周辺一帯は、高さ100mほどの断崖が海からそそり立ち、
目の前には太平洋の大海原が果てしなく広がります。





 平成24年には、「名勝ピリカノカ絵鞆半島外海岸」とし国の名勝に指定されました。






 絵鞆半島を東西に縦走する観光道路沿いで、キバナノアマナ(黄花の甘菜)が花を咲かせています。
半島は自然環境が厳しい場所ですので、陸部に比べると、春の訪れは一二歩遅めです。









 ニリンソウ(二輪草)も咲き始めました。あと一週間ほどしますと、観光道路の両脇は可憐なニリンソウ
の花で縁取られます。


 

 


 絵鞆半島は、室蘭港を抱き抱えるように噴火湾に突き出る。半島の外側には 100m前後の断崖が連
なっています。一方、半島の内側には港を取り囲むように街や工場が広がる。
  この場所は、絵鞆半島の最先端の絵鞆岬までは僅か1kmほど
。道路わきの灌木が途切れた場所から
望む半島の内側の景観です。 






絵鞆岬は 絵鞆半島の先西端。周辺一帯は市内を代表する景勝地です。海面から30mほどの高さに、
海に迫り出すように造られている展望台の上に立つと、噴火湾の大海原が目の前に広がります。




 絵鞆岬は、一年を通して風が吹き抜ける場所です。展望台の敷地内の樹木が、強い風を受けながら
成長、風下の方向に幹枝を傾ける。



 


 絵鞆岬は閑散とした場所に見えるでしょうが、岬の駐車場のすぐ脇の観光道路を挟む港側には、家々
が軒を重ねるように建ち並んでいます。

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家の近くの雑木林の中、カタクリが開花まじかです

2017年04月10日 | 室蘭・四季の野花&花木



 住宅地の周囲を巡る生活道路のすぐ脇に、雑木林が広がる。林は北側に面した高低差50メートル程
の傾斜地。この雑木林の林床には
、カタクリ・キクザキイチゲ・エゾエンゴサクなどの山野草が自生してい
ます。


今日は下見を兼ねて林の中を散策。林床に厚く積もった落ち葉を払いのけ、山野草が一斉に芽吹き
めていました。



 カタクリが蕾を膨らませ始める。間もなくしますと、赤紫色のカタクリの花で斜面は埋め尽くされます。











 キクザキイチゲ(菊咲一華)が一足早く花を咲かせ始めました。先日投稿しました、アズマイチゲと花姿
は似ていますが、葉の形が全く異なるため判別は容易です。
  下の画像は、キクザキイチゲの若葉と蕾です。満開時の花と比べますと、別の種類の植物に見えます。

 

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自衛艦が入港しました。

2017年04月09日 | coffee break;(etc )



 室蘭港崎守埠頭に海上自衛艦、「あすか」が接岸しています。
「あすか」は、全長151m・総トン数4.200Ton、最高速度27Nt(50km/h)の性能を誇る。新型装備品等
開発や性能試験を任務とする試験艦船です。







 艦内の一般公開が行われました。





 赤い網でできた籠状をしているものは「速力信号機」。艦隊で航行時に、掲げた高さにより、艦の速度
を表示するためのものです。この速力信号標は海上自衛隊独自の方式。外国の艦船では、行われてい
ないとの事です。



 性能テスト中なのでしょうか。ブリッジやメインマストには数多くのレーダーが取り付けられています。



 後部にはヘリコプター用の発着甲板が装備されている。



 海自、試験艦「あすか」は、横須賀基地を母港とする。乗組員は70名、その他、装備品メーカの民間
技術者なども多く乗船する。世界的に希少な試験艦です。

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