グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

続・絵鞆半島の断崖に咲くヤマツツジ

2016年05月30日 | 室蘭・四季の野花&花木



 銀屏風を後に半島を西に進むとU字型の地形の間から、噴火湾の大海原の眺望が目の前に
広がります。
 地名のハルカモナイは、元々はアイヌ語「ハル・カル・モイ」を語源としています。
2012年には、
国指定名勝「ピリカノカ」にも選ばれている景勝地
です。  









 左側の断崖の中腹はヤマツツジの自生地。新緑の木々を背景に、荒々しい岩肌とヤマツツジ
との
コントラストが鮮やかに目に飛び込んで来ます。 






 断崖に自生するヤマツツジを詳細にレンズで捉えるのは やや困難。平地で撮影しましたヤマ
ツツジの花です。




  測量山観光道路は木々が生い茂る緑のトンネルと、新緑の枝葉の隙間から射す木漏れ日の
道を行く。



 絵鞆半島の先端まじか。道路わきの灌木が途切れた場所から望む半島の内側の景観です。 




  絵鞆岬は絵鞆半島の最西端。海にせり出す展望台に立つと、噴火湾の大海原が目の前に広
がります。天候に恵まれると、北の方角には活火山の有珠山や羊蹄山。さらに、噴火湾を隔てた
対岸には駒ヶ岳などの大パノラマが望めます。岬は 室蘭八景にも選ばれている市内屈指の景勝
地です。

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絵鞆半島の断崖に咲くヤマツツジとセンダイハギ

2016年05月29日 | 室蘭・四季の野花&花木



 室蘭八景の一つ「銀屏風」です。景色をV字形に切り開くように、海面からの高さ100m程の
断崖が そそり立つ。この白っぽい凝灰岩の崖が、夕日を受ける
と銀色に見える事から銀屏風と
呼ばれています。









 今、銀屏風の断崖ではヤマツツジ(山躑躅)が花を満開に咲かせています。



 この断崖で、センダイハギ(千代萩)も輝くような黄色い花を咲かせている。この厳しい環境下
に自生するセンダイハギを見ると、逞しい
生命力を感じる。 












 景勝地のマスイチ浜の直ぐ西側に位置するのローソク岩です。右側の断崖は、標高154mの
ボンズ山。










 展望台から200mほど離れた断崖の稜線。人が全く近寄れない場所で ヤマツツジが今を盛
りと花を咲かせています。  遠方に眺める山は、噴火湾を隔て対岸に君臨する活火山の蝦夷駒
ヶ岳です。

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イタンキ浜に咲くハマエンドウの花

2016年05月27日 | 室蘭・四季の野花&花木



 イタンキ浜は、日本の渚100選にも指定されている風光明媚な砂浜海岸です。浜の総延長は、
1.7キロメートルほど。
今日は好天に恵まれました。ウォーキングを兼ねて、潮の香がほのかに
漂う浜を散策してみました。
 







 

 ハマエンドウが濃紫色の花を咲かせています。例年に比べて早い開花、花名の由来は浜辺
に自生し、
エンドウマメに似ている事から。ハマエンドウの花が 咲き始めると、浜は一挙に初夏
の季節へと移り始めます。


 


  



 浜の沖合は良漁場、漁船がエンジン全開で行き来しています。





 



 浜の後方には、高さ80メートルほどの凝灰岩の断崖絶壁がそそり立っています。ヤマツツジ
が、
崖の中腹にへばり付きながら 花を咲かせています。



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5月の庭の咲く

2016年05月26日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 クレマチスの定番、モンタナ・ルーペンス。長く伸ばした蔓の全体に 淡いいピンク色の花を数え切
れないほど咲かせています。蔓を旺盛に伸ばすクレマチスです。仕立て方法は様々ですが、我家で
は隣との境のブロック塀に、竹竿を横に沿わせて
蔓を誘導しています。

   

 ツルハナガタ(蔓花形)が、可憐なピンク色の花を満開に咲かせました。草姿から感じるイメージと
は異なり、園芸種
となる前は、ヒマラヤなど高地の過酷な環境下に自生する常緑多年草です。



 オノエマンテマは、少々覚えずらい草名。流通名のカーペットカスミソウの方が親しみを感じる植物
です。草名の通り地面を覆い尽くすように株を成長させ、小さな花をたくさん咲かせます。この植物も、
本来の自生地はヒマラヤ地方。耐寒性が強く育てやすい多年草です。




 アルメニア・マリティマが、茎先にボンボリ状に小花を集めて花を咲かせます。和名はハマカンザシ
と可憐な名を持つ花です。
 一方、根は太く雑然としています。植え替え時の根の扱いに手間取りますが、少々
雑な植え替え方
をしても根付く、生育旺盛な常緑の多年草です。



 5月も下旬。日中の最高気温は、例年並みの20℃前後と爽やかな陽気が続いています。シバザク
ラです。我家の庭では二種類の芝桜を育てています。白地にピンクの模様が入るキャンディストライブ
と涼しげな色合いの花を咲かせるオーキントブルーです。

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雨上がりの港で・・・

2016年05月25日 | 室蘭港寄港・クルーズ客船&練習船・船舶など



 午前中、降り続いていた霧雨。午後になると降りやみ五月の陽射しが戻る。今シーズン2隻目
の豪華客船が室蘭港に入港しました。「ル・ソレアル」 は、総トン数:10.700トンと決して大きな
客船ではありませんが、スタイリッシュな外観の客船です。 
 



 







 室蘭港には初入港、フランスの船会社の船舶です。船名の「ル・ソレアル」はフランス語の「太
陽、ル・ソレイユ」とヘブライ語の「道を切り開く、ソラル」を組み合わせた造語とのことです。
  ※今年は室蘭港には、先日5月20日に入港しました「コスタ・ビクトリア」を第1船に、12月までに9隻の
  豪華客船が訪れます。
        その中でも、6月と12月には 世界で指折りの超豪華大型客船、総トン数167.800トンの「クアンタム・
        ザ・シ-ズ」の寄港が予定されています。
 

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絵鞆半島の断崖に咲くヤマツツジ

2016年05月23日 | 室蘭・四季の野花&花木



 爽やかな晴天日が続いています。陽気に誘われ、絵鞆半島を東から西に縦走。出発地点の
 海抜102mの高さにあるマスイチ浜の展望台からの眺望です。展望台に立つと、奇岩と海・空
 とが織りなす大展望が目の前に広がります。マスイチは 室蘭八景にも選ばれている市内屈指
 の景勝地です。




 道内にはアイヌ文化に由来する景勝地が多く存在する。地名板に書かれているピリカノカは、
アイヌ語で 「美しい・形」を意味します。平成24年には国の文化審議会により、マスイチ浜一帯
は、史跡名勝天然記念物に認定されました。






 絵鞆半島は、室蘭港を抱きかかえるように噴火湾に突き出る。内側には港を取り囲むように、
市街地広がっています。一方、半島の外側には 海からほぼ垂直に切り立つ100mほどの
断崖
が連なる。今、
断崖では ヤマツツジが花の時期を迎えています。

 ※ 断崖の上部、薄っすらと赤オレンジ色に映り込んでいるのがヤマツツジです。下の画像は望遠で撮影
 しています。









 海面から突き出るのはローソク岩。右側の断崖は、海面から切り立つように立ち上がる。頂
きまでの高さは150mほど。この断崖の稜線でも、ヤマツツジが花を咲かせています。










 室蘭八景の一つの銀屏風です。自然環境の厳しい凝灰岩の上に自生するヤマツツジです。
さらに、断崖では センダイハギも鮮やかな黄色の花を咲かせ始めています。
 ※ 銀屏風の地名の由来は定かではありませんが、凝灰岩の岩肌は陽が射すと白灰色に見える事から
 と推測します。





  

 

 絵鞆半島の尾根状の場所を測量山観光道路が東西を貫くように走る。道路は、新緑の木々
の枝葉が落とす木漏れ日の中を・・・・・。道路脇では、コンロンソウが純白な花を咲かせ始めて
います。

 

 

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海霧の季節です

2016年05月21日 | 室蘭港・海霧



 初夏の風物詩。室蘭港の全域が、乳白色の海霧でスッポリと覆い隠されました。海霧は緩や
かに吹きよせる風に運ばれ、噴火湾の大海原から港内に流れ込んで来ます。海霧は普段見慣
れた風景とは、全く異なる幻想的な光景を繰り広げてくれます。




 白鳥大橋の橋桁の高さは、海面から60mほど。海霧は、橋桁の下を潜り抜けるように港内
の奥深くへ流れ込んで行きます。






 海霧に包み込まれていた大黒島が、海霧が薄れるに連れて徐々に姿を現わし始める。目を
見張る一瞬です。

 
 






 絵鞆岬の最先端の景観です。海霧は、岬に建ち並ぶ家々を霞めながら噴火湾の大海原から
港内に流れ込んできます。

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庭に咲く・・・

2016年05月19日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



  ヤマオダマキ(深山苧環)が独創的な形をした花を咲かせ始めました。中央の筒状の部分
が花で、花びらを広げたように見える部分は萼です。本来、ミヤマオダマキは 高山帯の礫地に
自生する
多年草です。









 ラビス・プロクレンス。細くしなやかな茎に、純白の小花を付けて咲く姿は 清々しさを感じま
す。当地の冬は氷点下
10℃を越す日もありますが、雪の下で常緑のままで冬を越す、寒さにと
ても強い多年草です。




 
 エリヌス・アルピヌスの和名はイワカラクサ(岩唐草)。元々は、ヨーロッパの高山の岩場など
に自生する多年草です。 花径1センチにも満たない薄紅色の可憐な花を咲かせています。



 
 ムラサキナズナ、正式な草名はオーブリエチア。ヨーロッパが原産地、
我国に渡来したのは
明治時代。意外と国内での栽培歴が長い植物です。4弁の青紫色の小花を群がるように咲か
せ始め
ています。 

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入江運動公園に咲くツツジ

2016年05月18日 | 室蘭・四季の野花&花木

 室蘭市入江運動公園は、全天候型のトラックを持つ本格的な陸上競技場やサッカーグランド、
温水
プール、多目的運動広場などを備える公園です。







 
公園内には、当市の指定花木のツツジが植栽されています。散策路を縁どる8種類3000本
のツジ
が、今、色とりどりの花を満開に咲かせています。

 

 

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シラネアオイの花が咲く季節です

2016年05月17日 | 室蘭・四季の野花&花木



 シラネアオイ(白根葵)は、元々は亜高山地帯から低山が生育適地です。一方、緯度が高く
なる北に向かうほど標高の低い場所でも自生しています。 この場所は、平地の雑木林の林床。
シラネアオイが、小さな群落をつくりながら花を咲かせています。





 









 花色は淡い青紫色がほとんどですが、株によって花色の濃淡に幅があります。まれに、白い
花を
咲かせる株もあります。







 開花直前、蕾の内はとてもユニークな形をしています。

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