グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

散歩道沿い、雑木林に咲く春の花々

2011年04月29日 | 室蘭・四季の野花&花木


住宅地に隣接する雑木林。春の木漏れ日を浴びて、今年も斜面一面にカタクリなど、
の山野草の花々が咲き乱れ、清々しい香りを周囲に漂わせている。





 
エゾエンゴサクの清楚な花が、カタクリ色の花のジュータンを飾り立てるように、点々
と青花と白花がアクセントを付けるかのように咲いている。


ナニワズの株数は僅か。山野草に混じり咲く黄色の花は、雑木林の中で一際、鮮や
かな存在感を放している。


この雑木林の中には、カタクリ・キクザキイチゲ・ナニワズ・エゾゴサク・エンレイソウ
など、スプリング エフェメラルの花々が咲き競う。市内でも規模の大きな、春に咲く山野草
の群生地です。

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鉢植えの小さな花達

2011年04月28日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)

富貴蘭の本来の開花期は7月~8月。栽培歴は6年を経過したが、この時期に花を咲か
せたのは初めて。富貴蘭は、日本原産の着生蘭。品種は富嶽(ふがく)。自生地は本州以西の
温暖な地域。草丈は20cmほどで、純白の独創的な小さな花は、夕方になるとバニラのような
甘い香りを周囲に漂わせます。


 イワカラクサ(岩唐草)

 イワカラクサが、先日から淡紅色の小さな花を咲かせている。花の径は1cm弱、
草丈も15cm程と小さな可愛い花です。 元々の自生地は、ピレネー山脈やヨーロッパ
アルプスの岩場。イワカラクサ(岩唐草)の正式な花名は、エリヌス アルピヌス。 当地の
屋外でも冬を越す、極めて耐寒性の強い高山性の植物です。


 白丁花

斑入り白丁花。透き通るような清楚な純白の花を咲かせている。花径は1cmほど。
また、斑入りの葉も長さ2cm程と小さい。小さな白花と斑入りの葉とのコントラストの爽や
かな花木です。

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地球岬に咲く山野草の花々

2011年04月26日 | 室蘭・四季の野花&花木




馬の背の裏側に地球岬灯台。稜線の左側に僅かに見える展望台は、海面からの
高さは147m。




地球岬は、北海道屈指の景勝地。ようやく春が訪れてきた。海面から、ほぼ垂直に
そそり立つ断崖絶壁上に迫り出すように展望台がある。展望台の西側には、海抜156m
の馬の背。全国でも有数のハヤブサの営巣地。子育て中なのか、餌を求めて頻繁に飛び
たっては戻って来る。



岬の西側には起伏に富んだ散策路が整備されている。散策路は森林浴を兼ねた
ウオーキングやバードウォッチング。さらに、四季を通して道すがら山野草の花々が目を
楽しませてくれます。


キバナノアマナは、典型的な春の山野草。6弁のやや薄緑を帯びた黄色の花を咲か
せている。








エゾエンゴサクの花。稀に見る、白花から水色・青、赤紫色と花色が豊富です。




キクザキイチゲ(菊咲き一華)。青紫色のイチゲの自生地は市内でも限られる。




カタクリは、春の山野草の定番。赤紫色の花が、毀れ日が差す林の中を舞っている
かのように花を咲かせ始めた。


 エンレイソウ、花びらに見えるのは3枚のがく片。葉の大きさに比べて小さな花を、
やや俯き加減に咲かせ始めている。今日、当地の最高気温は15℃、ようやく花の季節
が到来しました。

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エゾノリュウキンカの花

2011年04月24日 | 室蘭・四季の野花&花木

 エゾノリュウキンカ(蝦夷龍立金花)は、キンポウゲ科の野草。この時期、一際、目を引く
鮮やかな黄色の花を咲かせ始めている。





  エゾリュウキンカの別名は、ヤチブキ。自生地は沢水が流れる湿地の水際。
別名、ヤチブキの由来は、葉の形がフキの葉より小さいが良く似ている事から。
当地では、山菜としても人気の高い春を代表する野草です。

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ユリワサビの花が咲く季節

2011年04月21日 | 室蘭・四季の野花&花木

今年も、ユリワサビの花が咲く季節が訪れた。瑞々しく葉を茂らせ、アブラナ科特有
の白い清楚な花を咲かせている。ユリワサビは本ワサビと同属、全国に分布する多年草。
自生している場所は、室蘭岳の伏流水が流れ下る小さな川沿い。付近には、沢水が注ぐ
小規模の湿地が点在する。
  ワサビと名が付くが本ワサビのように根は成長しない野生種。地元での俗称は、川沿い
に生育している事から 川ワサビ。
※ユリワサビの草名は、野花に詳しいブロガーの方のアドバイス。ようやく2年越しの花名
探しが決着しました。


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チオノドクサ(雪の輝き)の花

2011年04月20日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


 チオノドクサは、 クロッカス、シラー・チューベルゲニアに次いで、春になると我が家
の庭で花を咲かせる3番バッター。毎年、咲くのを楽しみにしている花です。
昨日まで、北東からの肌を刺すような冷たい、やませの風が吹いていた。先ほど、さらっと
降った雨も上がり、今日は一転、春の心地よい陽射しが戻る。 
 チオノドクサは外気温度が10℃位になると、臙脂のしなやかな花茎の先端に独創的な
蕾を付ける。花は青紫色、星形で小さく可憐。
 元々、原種は高山に自生する球根草。栽培は容易で数年間、植えっぱなしでも毎年、球
根を増やしながら花を咲かせてくれます。

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山野草の咲く季節の訪れ

2011年04月17日 | 室蘭・四季の野花&花木


本格的な春の訪れ、日中の気が10℃を越す日が増えて来た。
車で20分ほどの場所にある野草園で、水芭蕉が花を咲かせ始めた。白く花に見えるの
は苞葉。本来の花は中央の円柱形の部分に小花が密に付けるが、やはり 水芭蕉は純
白な苞葉を含めて花として眺めたい。



明るく鮮やかな水色のエゾエンゴサクの花、当地の春を代表する野花です。


「ブログ・花散歩」さんが先日UPされ、オオウバユリの若葉と初めて知る。夏になり、
花を咲かせ始めると葉を枯らす。
この季節の若葉は食せるか分からないが、油いためにして食べたくなるほど瑞々しい。


ナニワズはジンチョウゲ科の落葉低木。花色は異なるがジンチョウゲによく似ている。


アズマイチゲ(東一華)。緑の葉と純白な花のコントラストが美しい。
春の風に、優しげな花を靡かせ咲かせている。この季節に咲く最も好きな野の花です。

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春の妖精、シラー・チューベルゲニアの花

2011年04月14日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


 シラー・チューベルゲニアの花は、気温が10℃前後になると、クロッカスに続き
庭で咲き出す。花も小さく、草丈は15cm程とコンパクト。
花弁は白く、薄水色の斑が入る可愛らしい花。耐寒性は極めて強く、とかく肥料を施さ
なくても 毎年、花を咲かせてくれる 育て易い球根草です。

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春の日、港の点描

2011年04月13日 | 室蘭の景色

昨日の夜半から断続的に降り続いていた雨が止む。午後から日差しが戻り、室蘭港の
上空に春の穏やかな青空が広がる。鏡のように静まり返る水面に、周囲の全ての物影と空を
映し出しています。




何時もは、夕日の前景にするアングル。エンルムマリーナに係留中のクルーザーと
室蘭八景の一つ大黒島の遠望です。 


絵鞆漁港は、毛蟹やタコ、つぶ貝などを水揚げする市内では2番目に大きな漁港。
絵鞆半島のほぼ先端、室蘭港内に位置する風光明媚な漁港です。        

              

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追直漁港とエゾバフンウニ漁

2011年04月11日 | 室蘭の景色

 追直漁港は、室蘭市の太平洋岸に位置する。室蘭や近隣の都市の水産物供給基地。
主に、沿岸漁業はコンブ・ワカメ・カレイ漁などが盛ん。さらに、沖合い漁業は噴火湾の好漁場
に恵まれ、スケソウ底引き漁船の基地港です。

 今の時期は、エゾバフンウニの最盛期です。

ウニ漁を終え、1時間のタイムリミットギリギリなのか船首を持ち上げ全速力で港に
戻る磯舟。




漁業規定で、ウニ漁は午前8時から1時間。1日の採取量は資源保護から一隻で
画像のカゴ一杯分。漁場は、港から程近い岩礁帯、コンブなどの褐藻類が海中に生い茂
る。漁は、大きな水中眼鏡を覗きながら、柄の長さが5メートルほどもあるタモを操りウニを
採取。室蘭の特産品としてウニ漁は毎年5月ごろまで行われます。 
      


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