めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

旧制高等学校記念館

松本市内は連休とメーデーの行進のせいか
思いの外渋滞していた。
妻「私そんなとこ全然関心ないんだけど」
私「めいぷるとアッシュと少しだけ待ってて下さい」
私「それとここはあがたの森、お散歩してきても
良いよ」

待ってる間のスナップ
旧制松本高等学校の中庭をバックに

校舎の窓ガラスは当時(大正時代)のものが多く
当時の板ガラスは少し歪でいるのか直ぐに
見分けつくし、味がある。
ここでしか購入出来ない書籍を持って
駐車場に戻るとブツブツ言われた。
まぁいいか^_^;


今回の企画展示は旧制高校寮歌の中でもベスト3に
入ると言われている、[春寂寥]の作曲者
http://matsu-haku.com/koutougakkou/archives/313
この寮歌にも前口上があったんだなぁ。




春寂寥(大正九年)

作詞 吉田実
作曲 浜徳太郎

【春寂寥 口上】
富貴名門の子女に恋するを
純情の恋いと誰が言ふ。
路頭に迷える女性に恋するを
不情の恋いと誰が言ふ。
泣いて笑って風月月下の酒場に
媚を売る女性の中にも
水蓮の如き純情あり
風吹かば風吹くが良し
雨降らば雨降れば良し
酒は飲むべし百薬の長
女は抱くべしこれ人生無常の快楽
妖色美人の膝枕に快楽の一夜明くれば
夢もなし 又、金もなし
いざ歌わん 春寂寥の歌
eins zwei drei

【一】
春寂寥の洛陽に 昔を偲ぶ唐人の
傷める心今日は我 小さき胸に懐きつつ
木の花陰にさすらへば あはれ悲し逝く春の
一片毎に落る涙

【二】
岸辺の緑夏木立 榎葉陰のまどろみに
夕暮れさそふ蜩の 果敢なき運命呪ひては
命の流れ影あせて あはれ淋し水の面に
黄昏そむる雲の色

【三】
秋揺落の風立ちて 今宵は結ぶ露の夢
さめては清し窓の月 光をこふる虫の声
一息毎に巡り行く あはれ寒し村時雨
落ち葉の心人知るや

【四】
嵐は山に落ち果てぬ 静けき夜半の雪崩れ
榾の火赫くさゆらげば
身を打ち寄する白壁に 冬を昨日の春の色
あわれ床し友どちが あかぬまどゐのもの語り

お休みなさい。


















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