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めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

雨天炎天

2008年2月 刊 表紙はアトス半島を行く著者

ギリシャ編とトルコ編で構成。


ギリシャ編
アトスー神様のリアル・ワールド

ギリシャ正教の聖地、アトス半島を巡る。
この半島は修道院が自治権を持っていて、一般者の滞在期間4日以上は認められていない。
その僅かな期間で7つの修道院を回る徒歩で。

どっちがリアル・ワールドなんだ⁉︎


トルコ編
チャイと兵隊と羊ー21日間トルコ一周

本文より
遺跡を見たあと海岸で少しを泳いだ。そしてそのまま、トルコでは泊まらずにギリシャに戻ってきた。
でもその時以来、僕はトルコと言う国に対して強い興味を抱くようになった。それがどうしてかは自分でもよくわからない。僕を引きつけたのは、そこにあった空気の質のようなものではなかったかと思う。そこにある空気は、他のどことも違う、何かしら特殊な質を含んでいるように僕には感じられたのだ。肌触りも、匂いも、色も、何もかもが、僕はそれまでに吸ったどのような空気とも違っていたのだ。それは不思議な空気だった。
旅行と言うのは本質的には、空気を吸い込むことなんだと僕はそのとき思った。おそらく記憶は消えるだろう。絵はがきは色褪せるだろう。でも空気は残る。少なくても、ある種の空気が残る。

コメント一覧

pon1103
今晩は。
とてもマイナーところなんですね。
そしてスイッチが入ったようですね、イスタンブールで東ローマの遺構を観たい。ギリシャのワインを堪能したいです^ ^

コメントありがとうございます。
zooey
https://blog.goo.ne.jp/franny0330
春樹の本はほぼすべて読んでいますが
この本は結構好きです。
よくこれだけ観光地とは真逆のマイナーな所ばかり旅したものだと呆れましたが。
実際にトルコ、ギリシャに行って、その思いを強くしました。
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