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めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

記録 ミッドウェー海戦 「彼らかく生き かく戦えり」

 澤地久枝 著 1986年刊

ミッドウェー海戦は映画化もされている。
空母4他を撃沈され太平洋戦争の転換点となったことは一般常識として知っている人は多いと思います。しかし日米双方どれだけの人たちが亡くなったのか、どんな人たちだったのかを知る人は少ない。また運命の5分間は本当にあったのか?
著者は日本戦死者3056名アメリカ戦死者362名がどのように生きて亡くなったのかを検証する為に遺族に取材、戦闘詳報他を丹念に調べている。


著者の思い(後書きより)
『かっての日本の社会は、個人の命の重さなど問題にしなかった。兵役法と言う強権で、軍隊に召集はしても、どこでどのように死んだのかを確認する仕事は、国家の義務ではないようであった。天皇のために生命を捧げ得た名誉、靖国神社に神として祀られるほまれ、それが死者のいのちの重さの代償だったような気がする。いのちは軽かった。
 戦後40年たっても、本質はどれだけ変わったのだろうかと思う。それなら敵として戦ったアメリカ人はどうなのだろうか。その命はどれくらい重いのだろうか。同じ海戦の死者を比べたら、何か答えが得られるに違いないー。』

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