美と醜
2014-11-26 | 日記
電車の中というのは人間ウォッチングをするにはとてもいい場所
なんばから和歌山までの1時間、本のないときはこれにかぎる(笑)
私より少し後に乗ってこられた方
私の斜め前に座られた年配の女性
紺のキャップをかぶり、ベージュのカーディガンに白いシャツ
襟元には紺系統のバンダナをちょっと巻いて
腰にはダウンを巻きつけて
その姿がなんともステキ
キャップを脱いだオツムはきれいな銀髪
子供がのってくるたびに、いとおしそうに、ほほえみかけるその笑顔もとてもチャーミング
「また今日もステキな人に巡り逢ったな・・・」
と、心のなかで喜んだのもつかの間
ふたつ先の駅から乗りこんできたお嬢さん
乗るなりドアにもたれてメロンパンにかぶりつき
そのメロンパンの皮がポロポロと床に落ちる
小さな子供が乗っていて、それを見てるのに・・・
まるで人の目なんて気にならないよう
おもむろに、牛乳まで飲んで・・・
しかも駅に付いて座席があきそうになったら、降りて行く人を押しのけるように座席に突進
電車にはいろんな方が乗っておられて、仲よくオシャベリを楽しんでいる老夫婦
子供に一生懸命話しかけるお父さん
ただひたすら外を見つめる人
暇な私はあれこれ見ながらいろんなことを考えたけれど
私もいつかどこかでこんな風にウォッチングされているかもしれないな
誰かと一緒に乗っている時に大きな声でしゃべるのはよそう
夫と一緒の時にはやさしくしゃべるようにしよう
居眠りをして隣の人にもたれかかっていかないように気をつけよう
美しくみえるのも、醜くみえるのも心がけしだい
そんなことを思った1時間だった