また悲しい別れがあった
姉妹のようにつきあっている従姉のMちゃんのご主人Sさんがが62歳という若さで旅立った
昨年5月に会ったのが最後になってしまった
舌ガンを発症し、手術は成功したかと思えたが、その後また再発
あちらこちらに転移してとうとうお別れのときを迎えてしまった
神奈川県逗子にある斎場へ
通夜も告別式も無宗教、献花方式で家族と本当に親しかった方々のみのお別れ
二日とも好きだったジャズがバックに流れた
お友達や仕事仲間の心のこもった弔辞そして、大学の校歌斉唱
心から別れを惜しむ人たちに囲まれ、喪主の言葉をかりれば、心に宝物をたくさん持って旅立たれた
通夜の夜一人息子のYくんのお家に泊めていただいた
小さい子供もいるのに4人の泊り客をとても居心地のいい状態で迎えてくれて
本当にありがたかった
にぎやかなことが好きだった故人ゆえに、みんなでワイワイ、一緒に旅行した写真を見たり、ビデオを見たり、
話はつきず、気が付けば明け方の4時
(昨日ケータイからUPしたおつまみはその時のもの)
趣味の多い人で、学生時代からのサックス演奏、アメフトの観戦、フライフィッシング、カメラと
おしみなく時間を使い果たした・・・そんな気がする人生だった
数年の間、いたち川のカワセミを少年のように追い続けた
パソコンに残された膨大な数の写真
残された家族は時折それらをみては、Sさんの存在感を確かめることになるだろう
悲しい心、果たさねばならない雑事、交錯する思いの中でなぐさめはSさんの孫であるこの子のくったくのない笑顔
この子や5歳の女の子の成長を見ずして、そして自身の90歳を過ぎた両親を残して逝ってしまうのはどれほど心残りだっただろう
いつも明るく、人懐っこく、ハマっ子らしい「そーじゃん」「・・・だよねぇ」という独特の声が今も聞こえてくるような気がする
一人息子のYくんとは親子というよりも兄弟みたいなそんな雰囲気がいつも漂っていた
そのうちみんなで行くからね・・・向こうでまっててね・・・みんな集合したらまた一緒に旅行しようね・・・
そう言って最後のお別れをしてきた
病気と闘ったSさんはもちろんのこと、MちゃんYくん、そのお嫁ちゃんみんなが闘った1年半
よくがんばったね
お疲れさまでした
つくづく思う
会いたい人には元気なときにどんどん会おうと