パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

謙虚

2024年06月06日 | 本・マンガ・テレビ・映画
6月6日(木)曇りのち雨

NHKの連ドラ「虎に翼」に毎朝泣かされ笑かされ、そして険しかった茨の道を踏み分けて来てくれた女性達に感謝している。
そしてドラマを見た後はついついXで#虎に翼を読み漁ってしまう。
だって、市井には自分をはるかに超える解釈力、知識、洞察力、を持った人達がいて、それを惜しげも無く披露してくださるのだもの。
それと、ワタクシはもう会社という社会の第一線を退き、家という社会のくくりからも退いた感を持つ。
「家」というか「嫁」ということね。
だけど、今まさにその第一線で戦っている女性たちの悲鳴が聞こえてくる時がある。
え?日本の女性はまあまあの位置まで来られたんじゃないの。
とらちゃんの時代を思うと、今、天国のようだわ〜と呑気にコーヒー飲みながら見た後に、今現在の会社の男女不平等の様をXで見て「まだまだだったのか」と驚かされたりする。
 
今週のキーワードのように出てくる「謙虚」という言葉。
ワタクシもコレに縛られていた気がする。
いい顔をしたい、いい人と見られたい。
まだまだ女子社員がお茶を入れるのが当たり前の時代だった頃、それに異を唱える女子社員も少なからずいた。
そういう人達のおかげで給湯器が設置されたり、お弁当時のお茶や3時のお茶制度がなくなっていった経緯も見てきた。
でも、ワタクシは「まあ、お茶入れくらいで目くじら立てずとも」という立ち位置だったし、異を唱える女子社員達のことは少し怖いオネエ様達と思っていた。
その後、いくつか会社を転々としたが、小さな会社が多く、女子はワタクシ一人、居ても派遣さんというケースだったので、お茶を入れる事に疑問も持たず、
なんなら仕事の息抜きになるわ、くらいに思っていた。
こういう意識が良くない、と今なら思う。
女子の足並みを狂わせるのは女子。
女の敵は女、とあの頃の若いだけでチヤホヤされ、八方美人だった自分を罵りたい。
テレビタックルという面白い番組があった。
当時法政大学の教授だったか「田嶋陽子先生」がよく出てらした。
彼女VS男性出演者という図になりがちだった。
他に女性の出演者がいても、あまりに田嶋先生が過激で、取り付く島もないほどで・・・
そう、ほかの女性達は、謙虚だった。
でも、今思えば、どんなに敵を作ろうと、田嶋先生は揺るがなかった。
上野千鶴子先生にも同じイメージがある。
こういう女性達が血の涙を流しながら、ちょっとずつちょっとずつ女性の立場をあげてくれた。
そんなことを思いながら、「虎に翼」に出てくる女性代議士役の伊勢志摩さんを見ていた。

数年前の医大の入試の男女比の件や、そもそもの給与の差、まだまだなんだろう。
夫婦別姓の件も、いつまで経っても進展が見られないのは、未だに「家」制度の崩壊の恐れからか。くだらん。
「虎に翼」を見ながら、男女平等のこと、戦争のこと、憲法のことを考える。
コメント (3)
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