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<日本酒メーカー> 秋田 山本酒造店

2024-05-05 07:42:26 | 日本酒

 「山本酒造店」

 株式会社山本酒造店[山本]

 山本酒造店の歴史
 明治34年(1901年)、秋田の県魚ハタハタ漁で有名な日本海沿岸の漁村、八森村(現八峰町)に創業した蔵元、山本酒造店。「白瀑(シラタキ)」の名で愛され、昭和40年代初頭には、全国に先駆けて大吟醸酒を商品化し、東京や神戸の料亭などに提供し好評を得ました。また、近年には杜氏制を廃止し、蔵人皆が自由に意見を出し合える環境を作り、「蔵人みんなで作る酒」を志しています。

 酒蔵の特徴
 当蔵の仕込水は、裏山の中腹に湧き出る天然水を使用しています。日本海沿岸に位置する当蔵にとって、この湧き水を蔵まで引き込むことは大変難しく、村民を総動員して3kmに渡る自家水道を設置したという歴史を持ちます。また、蔵内に流れる、ビートルズのBGMは、蔵人が気持ち良く酒造りに取り組める要因のようです。

 山本酒造店の酒造り
 平成22年から醸造アルコールを添加する本醸造と大吟醸を廃止し、純米、純米吟醸、純米大吟醸のみを生産する純米蔵となりました。そして、「酒造りは米造りから」を徹底させ、自社の仕込み水が100%流れ込む棚田で蔵元が自ら酒米の栽培を開始し、その約半分を無農薬&無化学肥料栽培で行っています。仕込水で酒米を栽培し商品化している酒蔵は全国的にも前例がなく、「世界一付加価値の高い酒米」を生産していると言えます。「無農薬 純米 山本」も、蔵人自らが完全無農薬で栽培した酒米を使用した大変貴重な限定酒です。

 杜氏紹介 [山本 友文 - Tomofumi Yamamoto]
 杜氏制を敷いていないため、蔵人皆が杜氏としての責任を背負って酒造りに取り組んでいます。その中でも当蔵の総責任者である山本社長様から「山本酒造店の酒造り」についてお話をお伺いしてきました。

 『私が秋田に戻って酒造りに本格的に取り組み出した頃は、当蔵にも改革の必要があると思い、杜氏制を廃止させ、蔵人全員が責任を感じ皆が主体的に酒造りに取り組もうと試行錯誤してきました。皆で味や風味をチェックし、意見を出し合う。そして消費者が求めるキレイな酒を目指し酒造りを行っています。また、白神山地から湧き出る水も、地下水としてではなく、湧き出たそのままの状態で使用できることで一段と品質の高い酒を造ることができるんですよ。』

 株式会社山本酒造店 山本郡八峰町八森字八森269

*https://www.osake.or.jp/kuramoto/12yamamoto.html より

 代表銘柄

山本 木桶仕込み Ice Blue
秋田杉の木桶で仕込んだ限定酒。発売は不定期で年3回程。
商品名はラベルや箱に使用した青い箔が氷の結晶のように見えたので、
そこから名付けました。

日本酒度:+3

使用米:美郷錦秋田県産

精米歩合:45%

 


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