いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

< 郷土料理 > 福島 豆数の子

2024-05-04 10:32:52 | 郷土料理

 「豆数の子」

 主な伝承地域 郡山市、いわき市、福島市

 主な使用食材 ひやし豆、数の子

 歴史・由来・関連行事
 福島県では大豆が多く生産されており、「おおすず」や「ふくいぶき」「里のほほえみ」など多様な品種が栽培されている。生産された大豆は納豆や豆腐、味噌、醤油などの加工品はもちろんのこと、郷土料理にも使われている。
 大豆を使った郷土料理の一つとして、大豆の一種「ひやし豆」を、醤油漬けにした数の子と合わせて作る「豆数の子」がある。ひやし豆は青大豆の一種で、ほかの大豆に比べて平たく、黄色みを帯びているのが特徴。ひやし豆と数の子の食感が心地よい、行事食となっている。
 ちなみに一部の地域では青大豆をだしで煮る「浸し豆」を「ひやし豆」と呼ぶこともあるが、豆数の子とは別の料理を指す。

 食習の機会や時季
 豆数の子は基本的に、正月に供される郷土料理として親しまれ、福島県内で作られるおせちに含まれている。ひやし豆自体は、もともと一部の地域で保存のきく食材、気軽に食べられるおやつとして親しまれていた。

 飲食方法
 ひやし豆と数の子はそれぞれ別々に調理する。ひやし豆はひと晩水に浸しておき、その後茹でる。数の子は薄い塩水に数日浸してから酒と醤油に漬けておく。食べる際にこの二つを和えて完成。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 正月の時期に各家庭で作られているほか、近年は商品化もされており、気軽に購入して食べることができる。また、県内の飲食店で郷土料理の一つとして提供されたり、小中学校の給食として振る舞われたりするなど、地域で保存・継承の取り組みが行われている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/30_13_fukushima.html より

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<伝統野菜> 熊本 地きゅうり -追記あり-

2024-05-04 10:25:54 | 伝統野菜

 「地きゅうり」

 阿蘇特産の地きゅうりとは?

 普通のきゅうりよりも太くて長く、きゅうりよりも瓜よりのきゅうりの一種です。
 高森出身の夫によれば、地きゅうりは阿蘇地方の在来種で、菜園野菜として代々育てられているそう。

 太ったきゅうりにしか見えない見た目から、中に“す”が入っているオバケきゅうりではないかと敬遠してしまいがちですが、実はきゅうりよりもクセがなく食べやすいのが特徴。

*https://higojournal.com/archives/asokyuri.html より

 

 「地きゅうり-じきゅうり」

 【生産地】阿蘇地域

 【特徴】阿蘇地域を中心に昔から栽培されている在来のきゅうり。多くの系統があり、色・形が様々。一般的なきゅうりよりも長くて太く、長さ20~25㎝程、直径5㎝程の大きさ。果皮色はやや白っぽく、熟すると黄色くなる。

 【食味】果肉は柔らかく瓜に近い食感。きゅうりよりもクセがなく食べやすいのが特徴。

 【料理】塩もみ、浅漬け

 【来歴】戦前には阿蘇地方に入っていたとされるが詳細は不明。「くまもとふるさと野菜」に選定されている。

 【時期】7月~8月 地域内の直売所で7~9月に入手可能。

*https://tradveggie.or.jp/43-kumamoto/#i-21 より

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<B級ご当地グルメ> 岩手 チョウザメ玄米バーガー

2024-05-04 10:21:21 | B級ご当地グルメ

 「チョウザメ玄米バーガー」

 都道府県 岩手県
 地域 釜石市
 推進団体 
 概要 チョウザメ玄米バーガーは、岩手県釜石市のご当地グルメ

*https://b9navi.com/%e3%83%81%e3%83%a7%e3%82%a6%e3%82%b6%e3%83%a1%e7%8e%84%e7%b1%b3%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%ac%e3%83%bc%ef%bc%88%e5%b2%a9%e6%89%8b%e7%9c%8c%e9%87%9c%e7%9f%b3%e5%b8%82%ef%bc%89/ より

 

 「チョウザメやキャビアが使われた豪華なご当地バーガー」

 岩手県の釜石地方振興局水産部が企画したのが、チョウザメやキャビアを材料にしたご当地バーガーです。このバーガーは、地元の特産品を売り出すことを目的に企画されました。企画に携わったのが、釜石キャビア株式会社や有限会社佐々木仁平商店、パン工房アンデルセンなどです。釜石キャビア株式会社は、岩手県産のチョウザメを提供。有限会社佐々木仁平商店は岩手県産の玄米、パン工房アンデルセンはパンを提供しました。地元のニュースでも取り上げられた「チョウザメ玄米バーガー」は、玄米パンのバンズの間にスモークしたチョウザメやスライスオニオン、トマトなどをはさんだ豪華な1品です。

 クリームチーズも使われているため、上品でマイルドな味わいに仕上がっています。「チョウザメ玄米バーガー」は、米店である有限会社佐々木仁平商店が販売し、飛ぶような売れ行きを見せました。50個用意されたバーガーは、発売されてから約1時間ですべて完売したと言われています。企画の第2弾として発売されたキャビア入りの「チョウザメ玄米バーガー」も大人気。約1,000円で販売されたこちらの商品も、売れ行きは上々でした。こういったご当地バーガーを販売したのが、有限会社佐々木仁平商店や地元のスーパーマーケット、道の駅などです。

 「チョウザメ玄米バーガー」のオリジナルグッズなどはとくに発売されていませんが、この商品の場合は素材の斬新さで話題を呼びました。

 地元企業の取り組みで生まれた商品

 「チョウザメ玄米バーガー」は、釜石市で養殖されていたチョウザメをご当地グルメに生かす地域の取り組みから生まれた商品です。釜石市では、地元の企業がチョウザメの養殖に熱心に取り組んできた歴史があります。高級食材として知られるキャビアはもちろん、日本人には余りなじみがないチョウザメを活用する釜石地方振興局の試みは、全国からも注目を浴びました。話題性があるこのバーガーは、地域の人からも人気を得た1品です。

 チョウザメは、成長してキャビアがとれるようになるまで10年前後の歳月がかかると言われています。釜石の企業では、日本で初めて養殖に成功。淡白なテイストが特徴のチョウザメは、バレニンなどの抗疲労成分が含まれており、ヘルシーな食材として注目されています。チョウザメの旬は、冬から春にかけてです。キャビアは産卵期の初夏と秋ごろに旬を迎えます。キャビアが好きな有名人では、ファッションモデルの森泉などが有名ですよね。比較的クセがないキャビアは、ハンバーガーに加えてもおいしく味わえるようです。

*https://gotouchi-i.jp/iwate-hamburger/ より

 とあるが、「チョウザメ玄米バーガー」は近々の情報不明。

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うまいッ! NHK「あまく身がぎっしり ウニ~岩手・洋野町~」

2024-05-04 10:12:20 | うまいッ!NHK

 うまいッ! 「あまく身がぎっしり ウニ~岩手・洋野町~」 2015年07月05日

 番組内容
 NHK朝ドラ『あまちゃん』の舞台・久慈から北に20キロあまりの洋野町。ウニの漁獲では県内トップクラスで、その9割はキタムラサキウニ。東日本大震災で漁場や施設は壊滅的な被害を受けたが、地元の人たちの手で見事復活、去年の水揚げは震災前の9割にまで戻った。全国でも珍しい「ウニ牧場」ともいえる「増殖溝」で育てて収穫する漁業を約40年前から実践。そのおいしさのヒミツと、魅力に迫る。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201507050615001302100 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。


 海と共に育つ洋野町が誇る、極上ウニ 岩手県洋野町 THE ROOTS OF SHUN (July 2016)

 岩手県最北の太平洋沿岸に位置する洋野町 (ひろのちょう)は、三陸の長い海岸線のなかでは珍しく湾がなく、外洋に面した漁場をもつ。波の荒い外洋は養殖には向いてないが、その反面、天然のホヤ、ワカメ、アワビなどが豊富に獲れる。そうした特有の地形を持つ洋野町で、県内随一の水揚げ量を誇るのがウニだ。

 独特の地形と豊かな自然、そして伝統のなかで育まれる洋野町の良質なウニはいま、世界に通用するブランドとして、まちの期待を集めている。
 海と共に育ってきたまち、洋野町
 澄んだ海が広がる洋野町では、100年以上にわたり“南部もぐり”による伝統漁業がおこなわれている。“南部もぐり”とは“ヘルメット式”の潜水技術のこと。

 地元、種市(たねいち)地区の種市高等学校海洋開発科ではこの“南部もぐり”を継承し、いまでも“南部ダイバー”の育成に力を入れるほど、ここ洋野町は長年に渡って、海と共に育ってきたまちだ。

 洋野町でのウニ漁は産卵前の約4ヶ月間、例年5〜8月に限られる。”天然のいけす”から魚をすくうように鮮度の高いまま運び、セリにかけられていくのだ。

 ダイバーたちが小船で水深5mほどの浅瀬に向かい、素潜りでウニを獲る。ウニの種類や大きさを確かめながら成長したウニだけを手づかみで獲ることで、海洋環境にもやさしく、今日まで洋野町の豊かな海を守ってきた。

 「きれいな海と天然のワカメやコンブをエサにして育つ洋野町のウニは、濃厚な旨みが特長です」と教えてくれたのは、最初に訪れた角の浜漁港で迎えてくれた種市漁業協同組合の大村文雄さん。

 ウニの品質を決めるのに、“ウニのエサ”は重要だと大村さんはいう。

 ウニは雑食性であらゆるものを食べてしまう性質をもつため、自然のなかで育つウニは環境によって味に大きなバラツキが出やすくなる。しかし、洋野町のウニは草原のように海底に広がるワカメやコンブをエサとすることで、たっぷりと旨みの詰まった良質なウニが育つという。

 角の浜漁港では、早朝からキタムラサキウニの殻剥き作業が始まっていた。

 ウニの殻剥きは口の部分から殻を開け、ピンセットを使って黒いワタ(内臓)やワカメのカスをひとかけらも残さず、素早く取り去っていく。この一見、単純にも見える作業は、非常に手間がかかるうえ、剥き身に傷がつかないように丁寧に処理しなければならず、熟練した技術が必要な作業だという。

 「こうした人の手による加工技術も含めて、洋野町のウニは世界一だと思っています。世界に誇れる海と技術を未来にむけて継承していきたい」と、大村さんは語ってくれた。

 天然コンブだけで育つ極上のウニ
 もう一つ、洋野町で良質なウニが育つ理由が、約45年前からまちぐるみで取り組む「稚ウニの育成」と「ウニ牧場(増殖溝)」の仕組みだ。

 地元で水産卸業を手がけるひろの屋の代表取締役、下苧坪之典(したうつぼ ゆきのり)さんはこう話す。

 「洋野町は、ほかの三陸沿岸のまちと違って波の荒い外洋に面しています。そのため、漁が天候に影響されやすく、安定しないという悩みがありました。当時のまちの人たちが、より安定的な生産活動ができないかと模索するなかでヒントにしたのが、ここの浅瀬です。浅瀬には十数kmに渡って岩盤が広がっていたことから、その岩盤を削って深さ3mほどの溝を無数に掘り、ウニのエサとなる天然コンブを増殖させてウニの生息地をつくっていきました。それがいまも、世界には類を見ない『ウニ牧場』として受け継がれています」。

 ウニは出荷基準の約6cmの大きさになるまで約4年半の月日がかかる。

 そのサイクルは、まず港近くにある「うに栽培漁業センター」で「稚ウニ」を1年間かけて育てることから始まる。

 そして、大切に育てた「稚ウニ」を沖に放流し、2年間、天然の漁場で育てた後、ダイバーがこの「ウニ牧場」に移して、天然コンブだけをエサとするウニを育てていく。

 こうして「稚ウニ」の育成から約4年半が経過すると、最も身入りのよくなる良質なウニが育ち、ようやく収獲の時を迎える。

 厳しい自然と対峙してきた地域の知恵が生んだウニ漁業の仕組みは “栽培漁業”と呼ばれ、いまでは良質なウニが安定的に供給できるようになったのだ。

 「ウニ牧場」で天然コンブだけを食べて育ったウニは、まるで出汁をとったかのように濃厚。現地に足を運んで剥きたての生ウニを食べる機会があったら、最初は醤油も付けずに上品な甘みを味わってみることをおすすめしたい。もちろん炊きたてのご飯にのせて、わさび醤油をひとさしして食べる「生ウニ丼」も絶品だ。

 北三陸から世界に発信
 現在、下荢坪さんは洋野町を中心とした北三陸の食を世界ブランドへと育てるため、国内だけでなく、海外でも積極的な活動をおこなっている。

 「東日本大震災により、洋野町も稚ウニの栽培施設が被害を受けましたが、多くの人の後押しを受けて早期に復興することができました。加工設備も新たにつくり、今後は洋野町自慢の水産物を、国内だけでなく海外の多くの人たちに味わってもらいたいと思っています。そうすることで地元の産業を拡大し、若い世代につなげていきたい」と、下荢坪さんは語る。

 豊かな自然環境、“南部ダイバー”の伝統漁法、地元に息づく加工技術とそれを支える地域の人。それらはなに一つ欠けることなく、海と共に育った洋野町の礎となり、これからのまちの可能性を広げていく。

 洋野町の「キタムラサキウニ」 情報提供:ひろの屋代表取締役・下苧坪之典さん
 “旬”の時期
 稚ウニの育成から4年半経過したウニが最も身入りがよく、“旬”とされている。季節では6〜8月まで、7月頃の産卵直前が一番食べ頃。

 目利きポイント
 キタムラサキウニは、別名「白ウニ」といわれるように身は白味がかった黄色。身が大きく白っぽいものが高級品とされる。

 美味しい食べ方
 ミョウバン処理をしていない生ウニであれば雑味がないので、まずは何もつけずにウニそのものの味を楽しむことがおすすめ。

*https://shun-gate.com/roots/roots_48/ より

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<料理用語-和食> 鶏卵素麺

2024-05-04 09:39:21 | 料理用語

 「鶏卵素麺」

 甘味の一つで、福岡の名産。

 氷砂糖を煮溶かした熱い蜜に、卵黄をそうめん状に流し入れて固めたものである。

 原型は明治期にポルトガル人が伝えた南蛮菓子だとされる。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/8_F/01.html より

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<異名-人物> 変人

2024-05-04 09:36:07 | 異名

 「変人 小泉純一郎」

 小泉 純一郎(こいずみ じゅんいちろう、1942年〈昭和17年〉1月8日 - )は、日本の政治家。

 内閣総理大臣(第87・88・89代)、農林水産大臣(第37代)、外務大臣(第127代)、厚生大臣(第69・70・81代)、年金問題担当大臣(竹下改造内閣)、郵政大臣(第55代)、大蔵政務次官(第2次大平内閣)、衆議院大蔵委員長、衆議院議員(12期)、自由民主党総裁(第20代)を歴任した。

*Wikipedia より

 田中眞紀子が「凡人、軍人、変人」と寸評・揶揄したことから。ちなみに「凡人→小渕恵三、軍人→梶山静六、変人→小泉」。

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<難読漢字-動物> 襟巻蜥蜴

2024-05-04 08:20:15 | 難読漢字

 「襟巻蜥蜴」

 エリマキトカゲ(Chlamydosaurus kingii)は、爬虫綱有鱗目アガマ科エリマキトカゲ属に分類されるトカゲ。

*Wikipedia より

 首の周囲にえり巻状のひだがあることから、「エリマキトカゲ」と。

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<慣用句・諺> 千代に八千代に など

2024-05-04 08:14:07 | 慣用句・諺

 「千代に八千代に」

 千年も、さらにいく千年も。永久の栄えを祈る言葉。

 

 「千代を籠む-ちよをこむ」

 千年後までも栄えるめでたいしるしをもっている。

 

 「塵塚に鶴」

 つまらない所に、不似合いにすぐれたものがあることのたとえ。掃き溜 (だ) めに鶴。

 

 「塵に継ぐ」

 先人のあとを継ぐ。

 

 「塵に同ず」

 《「老子」四章から》俗世間の人と交わる。塵に交わる。→和光同塵

 

*goo辞書 より

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<日本酒メーカー> 秋田 八千代酒造

2024-05-04 08:05:38 | 日本酒

 「八千代酒造」

 蔵の沿革・歴史について
 大正初め創業、当時の様子は定かではないが昭和十六年大戦が始まり米不足になると共に造りの統制に出合ひ一時休造しブドー酒の醸造をしたが休戦後昭和二十三年 酒造を複活した。昭和三十年法人組織とし現在に至って居る。 
 銘柄の由来について

 国歌「君が代」の一節「君が代は、千代に八千代に…」から引用したもので、国の繁栄を願って命名された。

 八千代酒造合名会社 秋田県仙北郡美郷町六郷字本道町60

*https://www.osake.or.jp/kuramoto/iframe/s261.html より

 代表銘柄

八千代 純米大吟醸50

自社の田で減農薬栽培した酒米「山田錦」で醸したお酒です。ほど良い吟譲の香り、のどごし柔らかな旨味が広がります。

酒類 日本酒
造り 純米大吟醸
産地 中国地方
アルコール度数 16度
日本酒度 +1
原材料 原料米:山口県産山田錦100%
精米歩合 50%

*https://craviton.com/products/detail/2436 より

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<四国八十八箇所> 第34番札所 種間寺

2024-05-04 07:56:20 | 巡礼

 「種間寺」

 種間寺(たねまじ)は、高知県高知市にある真言宗豊山派の寺院。本尾山(もとおざん)、朱雀院(すざくいん)と号す。本尊は薬師如来。四国八十八箇所第三十四番札所。安産祈願の寺である。

 本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
 ご詠歌:世の中にまける五穀(ごこく)のたねまでら 深き如来の大悲(たいひ)なりけり
 納経印:当寺本尊、奥之院瑠璃光佛
 歴史
 寺伝によれば用明天皇在位(585年 - 587年)の頃、四天王寺を建立するため来日した百済の仏師が帰国の際に暴風に襲われてこの地に近い秋山の港に漂着、航海の安全を祈願して薬師如来刻んで本尾山頂に安置したのが起源であるという。その後、弘仁年間(810年 – 824年)に空海(弘法大師)が巡錫し、堂宇を建立し仏師が刻んだ薬師如来を本尊として安置して開基したといい、その際に唐から持ち帰った五穀の種を境内に蒔いたことから寺号が定められたという。

 天暦年間(947年 - 957年)には村上天皇が藤原信家を勅使にして「種間」の勅額を下賜。土佐藩主からの信仰も得ていた。神仏分離令で明治4年(1871年)に廃寺となり跡地には春日神社が創建された[1]。本尊は近くの池田観音堂に移してあったが、明治13年(1880年)現在地に再興される。

 境内
 本堂:本尊・薬師如来は毎年3月8日開帳される。脇侍の日光月光菩薩立像と不動明王立像はいつも見える。外陣前に大黒天(さわり大黒、ケヤキの寄木造、身丈100 cm、全長150 cmの大黒天像。2008年開眼)が鎮座。
 大師堂:拝顔できる。
 観音堂:鋳造子安観音立像。底の抜けた柄杓が尊像を取り巻く
 地蔵堂:石造水子地蔵坐像。周りには千体地蔵が囲む。
 石鎚神社(祠)
 種間寺ミニ八十八ヶ所:舟形石仏が境内に並んでいる。
 光明殿
 鐘楼
 句碑:川田朴子「波音のどすんどっすん浜木綿」が鐘楼の前に、聖定「道はるかなれど歩まむ沙羅の花」が子安観音堂の右に、徳光和夫「達観を地で行く種間寺ご住職」がその右に、また、聖定「道はるかなれど歩まじ沙羅の花」「つゝじ燃ゆ浮世の嘆き知らぬ気に」が同じ碑に刻まれさらに右にある。
 石柱門を入ると鐘楼があり光明殿前から右に入ると、左に水子地蔵堂その先に鐘楼のような子安観音堂、石鎚神社祠があり、右に庫裏・納経所があり、その先に大師堂が並ぶ。最も奥にコンクリート作りの本堂が建つ。

 宿坊:なし
 駐車場:70台、大型5台。無料。
 春日神社:当寺に隣接していて、正面の鐘楼脇の石の鳥居から上がった一段高い位置にある。拝殿と本殿の分離形式。明治初年の神仏分離以前はこの地が種間寺の境内で、本堂と大師堂と地蔵堂(石仏尊で現在は入口付近の石の祠に祀られている)と西側に鎮守の春日社があり方丈は現在と同じ平地にあった。今この壇には春日神社のみが残る。

 文化財
 重要文化財
 木造薬師如来坐像:木造、漆箔、140.3 cm、平安時代後期、大正2年8月20日指定

 高知市指定有形文化財

 石造手水鉢
 木造薬師如来立像:一木造り、像高32.3 cm、平安時代後期、昭和54年5月26日指定
 石造手水鉢:高さ38 cm、直径55 cm、延宝5年 (1677年) 作、昭和56年12月4日指定

 種間寺 高知県高知市春野町秋山72番地

*Wikipedia より

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