いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

< 郷土料理 > 茨城 小倉れんこん

2024-06-02 07:41:51 | 郷土料理

 「小倉れんこん」

 主な伝承地域 茨城全域、霞ヶ浦周辺地域

 主な使用食材 れんこん、小豆

 歴史・由来・関連行事
 茨城県のれんこんは、出荷量および作付面積ともに全国一位で、国内50%以上のシェアを誇る。霞ヶ浦周辺は、豊富な水と肥沃な湿地帯に恵まれ、れんこん栽培が盛んにおこなわれている。霞ヶ浦のれんこんの収穫期は、7月から3月頃。この時期になるとれんこんの育成を止めるために、蓮の茎や葉を全て切り倒す。こうすることで、地下に眠るれんこんは、じっくりでんぷん質をため込んでいく。長く泥の中にいることででんぷん質が増えるので、夏のれんこんはシャキシャキとした食感になり、冬のれんこんはほっくりとした味わいになる。
 また小豆も茨城県でとれるため、地元でとれる食材でつくれることから、「小倉れんこん」も長く家庭でつくられてきた。他の地域でも「小豆れんこん」もしくは「れんこんの小豆煮」と呼ばれる郷土料理が存在するが、茨城県は、小豆と一緒に煮込み、“紫峰色(しほういろ)”にするのがポイントである。“紫峰(しほう)”とは、茨城県の名峰・筑波山の別称で、朝夕に陽を受けて山肌が赤く染まることから紫峰(しほう)の山と呼ばれるようになった。

 食習の機会や時季
 穴があるれんこんは"先が見通せる”縁起物の食材として知られ、また小豆もその赤い色が邪気を払うとして、正月や慶事の席に欠かせないものだった。そのため、「小倉れんこん」もお正月に欠かせない料理として、食卓に上がる。

 飲食方法
 皮をむいて5cmくらいの輪切りにしたれんこんの穴に小豆を詰め込んで鍋に入れる。れんこんがかぶるくらいに水を入れ、ゆっくり弱火で2時間から3時間煮こむ。れんこんと小豆が柔らかくなってきたら砂糖と塩を入れて味付けをし、ゆっくり冷まして味を馴染ませてから食べる。この時食べやすく、1cmくらいの厚さにカットすると良い。
 小豆の缶詰などでつくると、“紫峰色(しほういろ)”にならないため、小豆は豆の状態から一緒に煮こんでいくことがポイントである。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 現在も、お正月の時期になると、家庭でつくり、食べられることもある。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ogurarenkon_ibaraki.html より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<B級ご当地グルメ> 福島 山都そば

2024-06-02 07:38:01 | B級ご当地グルメ

 「山都そば」

 山都そばが「100年フード」に認定されました!!

 100年フードとは
 文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。

 認定後は、各種メディアで認定団体の継承活動が取り上げられたり、ロゴマーク入りの商品が販売されるなど、100年フードの取組が各所で広がっています。

 【文化庁HP】
 全国各地の100年フード (foodculture2021.go.jp)<外部リンク>

 認定基準
 以下のすべてを満たす食文化であること
 ・地域の風土や歴史・風習の中で個性を生かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化
 ・地域において、世代を超えて受け継がれ、食されてきた食文化
 ・地域の誇りとして100年を超えて継承することを宣言する団体が存在する食文化

 認定経緯
 100年フードの認定は令和3年度から実施されており、初回は「喜多方ラーメン」が100年フードに認定されています。

 2回目となる令和4年度は、全国から応募のあった90件について審査が行われ、認定基準を満たした70件が認定されました。
福島県内からは「山都そば」「うにの貝焼」「ラジウム玉子」の3件が認定されています。

 認定内容
 認定部門:伝統の100年フード部門 ~江戸時代から続く郷土の料理~
 認定団体:山都三大そばまつり実行委員会
 認定食文化:山都そば

*https://www.city.kitakata.fukushima.jp/soshiki/sangyo-y/41751.html より

 「山都そば」

 飯豊連峰のふもと「山都」は古くからそばの里です。標高400メートルほどにあり、寒暖の差が激しい風土は良質のそばが育つ条件を満たしています。

山都そばの特徴
 山都では、製粉歩留りを70%以内に定めているため、他の地域よりも白っぽいそば粉が挽かれます。
 そば打ちでは、内層部分の白っぽいそば粉は粘りが少ないので、こねるとき小麦粉や山芋などのつなぎが必要ですが、山都ではつなぎを一切使わずにそば粉だけでこねます。つなぎを使わずにこねるのはそば職人でも難しいとされていますが、山都では湯ごねと水ごねを併用したこね方でごく普通に行われています。挽きたて、打ちたて、茹でたてのそばを提供するのが基本です。山都のそばは、やや白っぽく透き通った色合いでしこしことした独特の歯ごたえがあります。

 雪室そば
 雪室とは、雪を利用する冷蔵貯蔵施設で、そばの実は施設内のそば貯蔵室で気温約5℃、湿度約70%の環境で貯蔵するため、梅雨時期の高湿度、夏場の高温による変質を抑え、年間を通じて収穫期のそばに近い風味を保つことができます。その雪室で貯蔵されたそばの実を挽いて打ったそばのことを「雪室そば」と呼びます。

 寒晒しそば
 1年間で最も寒さの厳しい大寒のころに、極寒の渓流にそばの実を浸します。10日ほどしたらそれを引き上げ、さらに20日間ほど寒風に晒して自然乾燥させます。これを製粉してそばを打つと、真っ白で弾けるような感触のすばらしいそばができるのです。それが寒晒しそばです。江戸時代、将軍家に献上されていたという、贅沢なそばです。

 このページに関するお問い合わせ先
 山都総合支所 産業建設課(山都) 産業建設班産業担当:商工観光

*https://www.city.kitakata.fukushima.jp/soshiki/sangyo-y/31433.html より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うまいッ! NHK「あっさりとしたコクとうまみ ニゴロブナ~滋賀県~」

2024-06-02 07:19:11 | うまいッ!NHK

 うまいッ! 「あっさりとしたコクとうまみ ニゴロブナ~滋賀県~」 2016年03月27日

 番組内容
 滋賀県を代表する発酵食品「ふなずし」。その原料となるのが琵琶湖に生息するニゴロブナです。中でも子持ちの雌は、あっさりとしたコクとうまみがあるのが特長です。ベテラン漁師に密着し、そのおいしさの秘密に迫ります。また、彦根市で毎年開かれている、ふなずし愛好家による品評会やふなずしを使った新レシピもご紹介します。さらに、激減したニゴロブナの漁獲量を、養殖で増やそうとする地元の人々の取り組みもお伝えします。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201603270615001302100 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 「二ゴロブナ」

 ニゴロブナ(煮頃鮒、似五郎鮒とも。学名:Carassius buergeri grandoculis、Carassius auratus grandoculis)は、コイ目コイ科コイ亜科に分類されるフナ。日本の琵琶湖固有亜種で、琵琶湖やそれに流入出する河川、用水路などに生息する淡水魚である。

 一説では、尺(約30cm)以上に育つと、やはり琵琶湖水系固有の近似種のゲンゴロウブナに似るため、「似五郎鮒」と名付けられたとされる。

 形態
 全長 35cm 程度に達する。他のフナ種と比べて頭部は大きく、低い体高で、ずんぐりしておらず、体長:体高比は2.7倍である。身(体幅)は厚い。ナガブナ(諏訪湖産)に形状が似ているという。

 見分け方は、腹縁は角張っていることが特徴で、角ばった下あごは斜めに上向いている。鰓耙数は61(52-72)。条数は背鰭が1棘17(15-18)軟条、臀鰭は1棘5軟条を数える。

 生態
 仔稚魚は琵琶湖のヨシ帯内部、すなわち水草の豊富な内湾に生息し、水面近くから中層くらいの深さにいる。成魚は夏季には浅瀬にいるが、冬場は深層に潜んでいる。

 ニゴロブナの食性は主に動物性プランクトンに依存するが、草食性のヘラブナ用の餌であるイモダンゴを釣竿につけて釣ることもできる。

 また、成長の過程で食性の生態が変わる。ある研究では、2種類を同じ囲いのなかで観察したところ、体長1cmほどの仔魚(幼生)では、ニゴロブナはほとんど藻類を摂食しなかったのに対し、同サイズのゲンゴロウブナの消化管内容物には、カサで25-50%の藻類が認められた。したがってニゴロブナ幼生の餌は全て浮遊するミジンコ目など動物性プランクトンであったが、マルミジンコ属(Chydorus)を特に好み、ついでアサガオケンミジンコ属(Mesocyclops)を食し、豊富なシカクミジンコ属(Alona)は捕食しないなど、偏食性がみられた。対してゲンゴロウブナの幼生は、藻類・ワムシを餌としており、両種の棲み分けがうかがえた。

 しかしニゴロは体長 1cm 超の稚魚になると次第に藻類・ワムシが付着した水草をつつく行動をみせるようになり、2cm 級魚になると完全な雑食性をみせ、藻類(少量のワムシを含む)の割合が五分を占めるようになる。さらに成長すると、半底生の動物プランクトンを主な餌にするようになる。

 繁殖期は4月から6月にかけてであり、浅瀬や内湖などのヨシ帯に、雨期で水位が上がった時、水草に産卵する。孵化した稚魚は、成長するにつれて沖合に移動し、2-3 年で成魚となる。

 利用

 琵琶湖を擁する滋賀県の伝統的郷土料理である鮒寿司(なれずしの一種)の原料の食材として、珍重される。漁師は船上で、捕ったばかりの二ゴロブナを生食(刺身)やあら汁にして食べることもある。

 鮒寿司は本来ニゴロブナのみを使うが、漁獲量が激減しているので、ゲンゴロウブナの代用品が作られる(両種とも絶滅危惧種指定)が、本物は骨まで軟らかく仕上がると評価される。ギンブナを代用することもあるという。

 漁業規制
 年間漁獲量は、1965年当時は500トンと推計されるが、1989年には178トン、1997年には年間18トンに激減した。そこで水産所で稚魚の種苗を確保し、水田などから琵琶湖水系に放流する試みが行われている[15]。近頃では埼玉県あたりでも養殖されているという。

 滋賀県ニゴロブナ資源回復計画により、2007年4月1日より全長22cm以下の個体については漁獲が禁止されているが、漁業者の自主規制により6月から12月の間の採取が自粛されている。この規制は全長25cm以下への引き上げが検討されている。有害外来種の駆除、産卵場所の回復も必要とされている。

 生息数の減少
 種の激減の理由としては、開発・工事による産卵場所の減少、および外来種の影響が挙げられる。後者については、ブラックバスやブルーギルなど外来魚によって、成魚や卵の捕食が実際に生じていると指摘される。しかし根本的要因ではなく、深刻化をもたらす二次的要素との見方もある。

 ニゴロブナは琵琶湖のヨシ帯や内湖、水田に産卵する。そのヨシ帯の大半に湖岸堤が建設されており(1976–1991年)、内湖の数も(水田化のための干拓などにより)第二次世界大戦前の数分の一に減り、現存する内湖や田んぼへの移動も水門建設などで阻害される。

 水田へのルートは、水門で阻まれたというより、圃場整備事業によって、田底がかさ上げされて段差ができたうえ、水路ではなく塩化ビニール製のパイプを通じてポンプで吸い上げて流し込む方式に代えられたため、魚の通り道がないのが現状である。

*Wikipedia より

 現在、「琵琶湖と水田」をつなぐ事業が進められ、着々と進捗している。

 今年は私も「琵琶湖周辺」の水田に興味があり、4月より毎月訪れている。

 これが「魚道」。琵琶湖からの水を水田へとつなげている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<料理用語-和食> 香辛料

2024-06-02 06:58:27 | 料理用語

 「香辛料」

 香辛料は以下の三種類に大別できる。

 ・植物の葉や茎を用いる【ハーブ】

 ・植物の種子を用いる【シード・スパイス】

 ・上記以外の植物各部を用いる【スパイシー・スパイス】

 海外で用いられる香辛料の種類は膨大であり、その数は一般人には記憶できないほど多いが、日本の食文化は四季の食材に恵まれているせいか、和食での香辛料使用率は低く、代表的な山葵、芥子、唐辛子、生姜、茗荷、山椒、柚子、紫蘇、蓼、韮、葱など、数えることができる程度の種類しかない。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/9_G/08.html より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<異名-食べ物> 海の納豆

2024-06-02 06:55:23 | 異名

 「海の納豆 クロメ」

 クロメ(黒布)は、カジメ属の褐藻の1種で、潮下帯付近の岩に付着して生育する海藻。

 藻体の大きさは普通40 - 50cm、時に1mにもなり、冬場の藻体は食用になります。

 そのクロメに含まれる「フコダイン」という成分はコンブのぬめり成分で、アカモクをはじめ、コンブ、わかめ、めかぶ、もずくといった褐藻類にのみに含まれる粘質多糖類の一種です。

 この他に、カリウムはもずくの約23倍、カルシウムとマグネシウムはもずくの約4倍もあり栄養価が高い特徴もあります。

 そのため、クロメのことが「海の納豆」と呼ばれるようになりました。

 クロメ以外にもアカモクやギバサ、ギンバソウ、ナガモなども「海の納豆」と呼ぶようです。

*https://www.alias-food.com/seafood/sea-of-natto より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<難読漢字-鳥類> 鷽

2024-06-02 06:52:15 | 難読漢字

 「鷽 うそ」

 ウソ(鷽、学名:Pyrrhula pyrrhula Linnaeus, 1758)は、スズメ目アトリ科ウソ属に分類される鳥類の一種。

 和名の由来は口笛を意味する古語「うそ」から来ており、ヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから名付けられた。その細く、悲しげな調子を帯びた鳴き声は古くから愛され、江戸時代には「弾琴鳥」や「うそひめ」と呼ばれることもあった。

*Wikipedia より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<慣用句・諺> 手が付く など

2024-06-02 06:27:46 | 慣用句・諺

 「手が付く」

 1 新しいものの一部を使ったり、消費したりする。

 2 目下の女性などと、肉体関係をもつようになる。

 

 「手が付けられない」 

 処置の施しようがない。

 

 「手が出ない」

 自分の能力ではとりかかることができない。

 

 「手が出る」

 1 暴力を振るう。腕力にものをいわせる。

 2 自分の能力や財力でどうにかなる。

 

 「手が届く」

 1 能力の範囲内にある。

 2 細かいところまで配慮がなされる。行き届く。

 3 もうすぐある年齢・時期に達する。

 

*goo辞書 より 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<日本酒メーカー> 山形 出羽桜酒造

2024-06-02 06:15:10 | 日本酒

 「出羽桜酒造」

 出羽桜酒造株式会社(でわざくらしゅぞう)は、山形県の清酒製造業を行う酒蔵である。

 概要
 1892年、初代仲野清次郎が分家して仲野酒造として創業。

 太平洋戦争の最中には、物不足で酒は造れば売れた時代であったが、2代目仲野清次郎は出荷を減らし、品質の保持にこだわった。また国は確実に酒税を徴収できるように各地の酒造に合併を進め、仲野酒造も税務署から合併を勧奨された。しかし2代目は「合併すれば、それだけ酒造りへの思いが薄まってしまう」としてそれを拒み、単独での酒造りを続けた。

 戦後は、吟醸酒や生酒の販売に力を入れ、近年では日本酒を海外で紹介したさきがけとして知られる。

 現社長である仲野益美は、東京農業大学農学部醸造学科で学び、小泉武夫教授から薫陶を受けた「小泉チルドレン」の一人で、2000年に父の急逝を受け、社長に就任した。出羽桜の「当主自ら酒を作れ」の伝統に従い、自ら仕込みをし全行程に携わる。

 会社データ
 出羽桜酒造株式会社 山形県天童市一日町1-4-6
 出羽桜酒造(株)天空蔵 山形県天童市北目2-8-5
 出羽桜酒造(株)山形工場 山形県山形市上町1-1-60
 
 沿革
 1892年11月 - 創業。
 1953年 - 仲野酒造を法人化。
 1970年 - 出羽桜酒造に社名変更。
 1988年 - 「財団法人出羽桜美術館」創設。
 1990年 - 山形工場開設。(「東海一」醸造元、「東海林酒造」から譲受)
 1997年 - 本格的な輸出開始。

*Wikipedia より

 代表銘柄

出羽桜 大吟醸酒 300ml
種類 大吟醸酒
精米歩合 48%
アルコール度 15度
使用米 山田錦

大吟醸を手軽に楽しんで頂きたいという想いを小さいボトルに詰め込みました。小さいながらも満足度は保証します。厳選した酒造好適米を使用し、山形の厳冬期に伝統の技を受け継ぐ蔵人が手造りで醸しました。蔵人の愛情と自然の恵みが奏でるハーモニーは正に芸術品。キレがよく輝くような味わいの淡麗型大吟醸です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<四国八十八箇所> 第63番札所 吉祥寺

2024-06-02 06:08:59 | 巡礼

 「吉祥寺」

 吉祥寺(きちじょうじ)は、愛媛県西条市にある真言宗東寺派の寺院である。密教山(みっきょうざん)、胎蔵院(たいぞういん)と号す。本尊は毘沙門天(当寺では「毘沙聞天」と表記)。四国八十八箇所第六十三番札所。毘沙門天を本尊とするのは、四国八十八ヶ所では当寺のみである。

 本尊真言:おん べいしら まんだや そわか
 ご詠歌:身の中(うち)の悪(あ)しき悲報を打ちすてて みな吉祥(きちじょう)を 望み祈れよ
 納経印:当寺本尊(四国八十八ヶ所六十三番、四国(東予)七福神)
 沿革
 寺伝によれば弘仁年間(810年 – 823年)に空海(弘法大師)が光を放つ檜から毘沙門天・吉祥天・善賦師童子を刻み、安置したのが起源といわれる。

 そのころの寺は、現在地より南東にあたる坂元川谷間の山中[2][3]の現在は吉祥寺藪と呼ばれている箇所にあり、塔頭を21坊も有するようになっていたが、豊臣秀吉の四国征伐の際、天正13年(1585年)に小早川隆景が高尾城を攻めたとき、その山中にあった当寺も兵に放火され、全山焼失した。本尊は助けだされ麓の大師堂のあったところに移されていたが、万治2年(1659年)に塔頭の檜木寺(かいぼくでら)と合併して現在の地に再建された。

 昭和51年(1976年)、当時の住職が発起して周辺の札所にて「四国東予七福神霊場」を開創した。開創に至っては周辺の七福神が奉安されている寺院にて江戸時代末期ごろから信仰があった為である。なお、四国東予七福神霊場の専用納経色紙は当寺にて1枚1,000円にて授与している。

 なお、インドのVaiśravaṇaにあたる尊格は、日本では漢訳経典(不空訳『毘沙門天王経』など)に基づき「毘沙門天」と表記するのが普通だが、当寺では毘沙門天の別名、多聞天の聞の字を充て「毘沙聞天」としている。

 境内

 山門
 本堂:本尊・毘沙聞天坐像は60年に一度開帳の秘仏で次回は西暦2038年。本尊前仏(毘沙聞天王・吉祥天女・禅尼師童子)を開帳し毘沙聞天王増益護摩法を、また雙身敬愛天浴油法(毘沙聞天浴油法)を厳修している。
 大師堂

 吉祥寺 福聚閣
 福聚閣:七福神のうち寺本尊の毘沙聞天を除く六神を祀る。
 鐘楼
 庫裏
 くぐり吉祥天女:この像の下をくぐると、あらゆる貧困を取り除き、富貴財宝を授かると伝わる。
 成就石:本堂付近から目を閉じて金剛杖を持って石が置いてある場所まで歩いて行き、石に開いてある穴(直径約30 cm)に金剛杖を突き通すと願いが叶うと伝わる。
 句碑:松尾芭蕉「婦留池や蛙飛びこむ水能音」が成就石の後ろにあり、吉田真照「有難や美阿登慕うて二十五歳」がその右にある。
 山門を入って左側に鐘楼、手水場があり、少し進んで右に庫裏と納経所、左に本堂、その左に大師堂である。

 宿坊:なし
 駐車場:なし。付近に民営駐車場あり 普通車:300円(1時間)。
 寺宝
 マリア観音像 - 純白の高麗焼の像、高さ約30 cm、長宗我部元親が救出したスペイン船長より託されたとされる。
 黒漆塗梅唐草金銀蒔絵女乗物 - 江戸時代、高鍋藩主秋月種徳女照子(潤性院)が小松藩主一柳頼親へ輿入れの際に乗った女乗物(身分の高い女性用の駕籠)。2015年1月3日公開された。

 吉祥寺  愛媛県西条市氷見乙1048

*Wikipedia より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

< 郷土料理 > 茨城 五目いなりずし

2024-06-01 08:02:29 | 郷土料理

 「五目いなりずし」

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 油揚げ、米、人参、ごぼう、しいたけ

 歴史・由来・関連行事
 茨城県では、1年を通じて温暖な気候と豊かな水質を活かして、古来より農業が営まれてきた。白菜、れんこん、ピーマンなど、全国トップクラスの産出額を誇るものも数多く、野菜から肉にいたるまで実にさまざまな食材がつくられている、まさに“農業県”である。地元でとれる農産物を使った郷土料理として「五目いなりずし」も長年親しまれている。
 特に笠間市では、日本三大稲荷の一つとしてあげられる笠間稲荷神社が鎮座していることから、古くから市民や参詣客に「五目いなりずし」を振る舞ってきた。現在もまちをあげて盛り上げている。「笠間いなりずし」の特徴は、”五目”といって想起する、人参やごぼう、しいたけといった具材に加え、地場産のそばやくるみ、舞茸など、幅広い食材を使うことで知られる。色とりどりの具材がのったいなりずしは、とても華やかである。

 食習の機会や時季
 年間を通して、さまざまなシチュエーションで食べられている。大人はもちろん、子どもにも人気の料理である。

 飲食方法
 油揚げは油抜きし、砂糖、みりん、醤油などの合わせ調味料で煮立たせ、味を馴染ませる。人参やごぼう、しいたけといった具材は食べやすく千切りなどにして炒め、味をつけたら、ごはんに入れて均一に混ぜる。油揚げの中に具材を混ぜ込んだごはんをしっかり詰め、口の部分を上にして中身が見えるようにお皿などに並べていただく。
 アレンジは非常に豊富で、米を炊く際にもち米を少し混ぜておこわのようにしたり、夏は枝豆、冬はぎんなんなどを入れて、季節感を味わうのも楽しい。また、茨城県は全国のそば職人から高い評価を得ているブランド品種、「常陸秋そば」の産地でもあることから、そばを使ったアレンジも人気である。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 笠間市では、「笠間いなり寿司いな吉会」という町おこし団体を発足し、笠間いなり寿司教室や笠間初午いなり寿司まつり、いなり寿司コンテンストなど、さまざまなイベントを通して、笠間いなりずしの魅力を発信している。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/gomokuinarizushi_ibaraki.html より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする