荻野洋一 映画等覚書ブログ

http://blog.goo.ne.jp/oginoyoichi

もうすぐクラシコ

2009-11-29 02:30:33 | サッカー
 バルセロナvsレアル・マドリー、通称クラシコ(El Clásico)は、日本時間の月曜未明3:00キックオフである(会場はカム・ノウ)。バルサは故障中のメッシ、イブラヒモヴィッチが、先日のチャンピオンズリーグ・インテル戦でベンチ入りしてくれたので、間に合うはず。一方マドリーも、クリスティアーノ・ロナウドがFCチューリッヒ戦ですでに復帰した。世のダービーの類が期待よりも少し渋い内容になりがちな中で、クラシコだけはたいてい手に汗握る熱戦になるけれど、今回も最高のクラシコとなることを期待したい。

バルサ予想スタメン(4-3-3)
ビクトル・バルデス;ダニエウ・アウヴェス、ピケ、プジョル、アビダル;シャビ、セルヒオ・ブスケツ、ケイタ;メッシ、イブラヒモヴィッチ、イニエスタ

マドリー予想スタメン(4-4-2)
カシージャス;セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル(え?)、アルベロア;カカー、ラサナ・ディアラ、シャビ・アロンソ、C・ロナウド;イグアイン、ベンゼマ
(以上、予想は「as」紙より)

auone時代の旧ブログ、閉鎖のお知らせ

2009-11-27 09:41:06 | 記録・連絡・消息
 きのう、ようやく旧「荻野洋一 映画等覚書ブログ」(auone)を閉鎖しました。過去記事については、gooとauoneとのあいだでは移行ツールの類が使えないようです。手元にバックアップを取ったものの、どうしたものかと思案しております。記事のほとんどは馬鹿なものばかりですが、中には、気に入っているものもまったくないではなく、少し惜しい思いが残った、というのが正直なところです。

 いずれにしましても、旧時代からご利用いただいている諸彦には、ひたすら感謝するばかりです。新装なった拙ブログと、今後とも永くお付き合い下さいますよう、改めましてよろしくお願いします。

『スペル』 サム・ライミ

2009-11-26 02:06:13 | 映画
 あまり大仰なことを言い立てるのは品のないことだと承知していても、やはりこれだけは言っておきたい。サム・ライミの最新作『スペル』を見ると、人生が楽しくなるのだ、と。背筋も凍る恐怖が用意されているのは、ホラー映画なのだから当たり前だとしても(じつは当たり前でもないというのが、このジャンルの実情だが)、抱腹絶倒なる喜劇的カットが、これでもかと見る者に襲いかかる。
 笑いといっても、どこぞの「お馬鹿映画」とやらのようなマニア相手の優越的クスクス笑いではない。哄笑である。本作では、被害者も加害者も、じつに大口を開ける。それにつられて、観客も大口を開ける。恐怖におののく。大笑いする。ヒロインの行動原理に怒りを覚える。さまざまなエモーションを私たちの体内から掘り起こし、私たちを元気にする。
 『スペル』を見ることは、肝が冷えるというよりは、体の芯から温まる感覚であり、漢方薬のような効能がある。


TOHOシネマズ日劇他、全国で上映中
http://spell.gaga.ne.jp/

悪意について

2009-11-24 01:01:11 | 映画
 私もときどき犯してしまうことなので、あまり偉そうなことは言えないのであるが、単にダメなだけの作品を、へんてこな理屈を発明しつつカルト的に珍重してしまう傾向というものが、世の中にはある。
 私がここ3週間の間に見た新作映画の中には、芳しからざるものが少なくとも3本も(益子昌一『さまよう刃』、犬童一心『ゼロの焦点』、角川春樹『笑う警官』)含まれていた。いずれもなぜか日本映画なのは、偶然か。犬童一心の意外なほどのダメさには驚かされたが、『笑う警官』の意図的でさえあるようなまずさには、協力者や観客に対する製作者の悪意を感じる。少なくとも私は、製作者にからかわれていると感じた。こういうものが安易にカルト化されてはなるまい。演技者たちは人質であるかのように、無意味な長回しの画面内で、愚かな役を延々と演じ続けており、これでは残酷にすぎる。
 それでも恐いもの見たさで、劇場窓口にて、きょうもこういう手合いの切符を買ってしまう。私は『笑う警官』を見たことをまったく後悔していない。そんなことの繰り返しである。


『笑う警官』は、丸の内TOEI 1など全国で上映中
http://www.warau-keikan.com/

天むす「地雷也」

2009-11-19 01:34:16 | 味覚
 日本橋浜町・中の橋近くで、長く天むす屋を商っていた「地雷也」の製造所ならびに小売りが、いつの間にやらものけの空になっていることに、けさ仕事場に行く道すがら気づいた。まさかあれだけ旨い天むす屋が潰れるわけはないと思うのだけれども、なにやら残念である。徹夜明けの朝の弁当などによくアシスタントの人が注文したりなどして、お馴染みだったのだが、わが「地雷也」はどこにいってしまったのだろうか。