野坂屋旅館

自然の豊かな小さな町で、不知火海で獲れた天然の美味しいお魚をメインに、四季折々のお料理をお客様にお出しします。

薩摩街道を歩く津奈木太郎編4

2011-04-20 06:06:32 | Weblog
佐敷宿を抜けて、しばらく歩くと相良へ向かう街道と、薩摩街道の分岐がここです。



山のふもとをのんびりと歩いていきます。



途中にお地蔵さんなどを見ながら小さな峠に向かって歩きます。



湯治坂の板碑です。
石板に長い錫杖を持ち蓮台に立っている地蔵尊が線刻されています。
文明12年(1480)の銘があります。
ここから本当の街道はまっすぐ下りて行くのですが、
現在は車道で迂回しながら下りて行きます。
この画像の左の方へ下りて行ったようです。

現在は、この道を下りて行きます。




咲いている花を眺めながら歩いていきます。
下の画像はエゴノキという花で、桜のすぐ後に咲きます。


肥薩おれんじ鉄道を横断した所です。
すぐ前を国道3号線が走っています。


右が国道3号線、左側の旧道を歩いていきます。


今日の料理は、足赤海老のチリソースです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薩摩街道を歩く津奈木太郎編4佐敷宿

2011-04-19 14:09:03 | Weblog
ここには薬師堂があります。
旧東福寺跡で、お薬師様ご本尊(薬師如来)と、脇持(干支の神様方)と納められてあります。
一昨年八代であった、熊本県南部の仏像展に出品されていましたが、本当にりっぱな仏像でした。
鎌倉時代末期に造られたものだそうです。


東福寺跡の前を通ると、すぐに票木がありまして、元々の薩摩街道はここを通りましたと、示してあります。
今は佐敷中学校の敷地になっています。





以前に紹介した、日蓮宗の実照寺です。
仁王さんの画像をアップしていなかったので、アップします。
この仁王さんは、元々平等寺というお寺にあったものを、ここに納めてあります。
室町時代中期の作だそうです。

他にも、平等寺にあった薬師如来(芦北三十三観音の一番)や、大黒さん、七面さん、鬼子母神さんなど
たくさんの神様をお祭りしてあります。

2月の初午の時期には、水行をされて、商売繁盛等のご祈祷が行われます。

ここが佐敷宿の端になると思います。


今日の料理は、おこげです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薩摩街道を歩く津奈木太郎編3佐敷宿

2011-04-18 12:24:19 | Weblog
豊臣秀吉が島津征伐の時に佐敷宿の行き(天昌15年4月23日)帰り(同年5月28日)に滞在された所に票木だけ立っています。
この票木からピンクの壁の方が、お泊りになられた建物があった方の敷地ですが、今は何も残っていません。

家主は高橋安兵衛という名主さんで、この時に相良頼房公と会談をしています。

ここに泊られた証拠が2点あって、まずは家紋入りの帷子(かたびら)で、全国に3着くらいしか残っていないそうです。
もう一つは、北の政所(ねねさん)に宛てた手紙です。
「大阪を離れて随分経って、自分の白髪がずいぶん増えてねねに会うのが恥ずかしい。」
「武勲をあげたものに褒美でやる土地がなくなって、朝鮮の方へ進出する事を考えている。」という事などを書かれた手紙が、
京都の妙満寺に保管されているそうです。(役場学芸員深川氏より)



薩摩街道佐敷宿交流館桝屋です。
何度も出ていますが、灯りアートや、写真展など色んなイベントを企画されています。

あと写っている木は、「ヒトツバタゴ」日本での呼び名は「なんじゃもんじゃ」ギリシャでは「雪の花」
と呼ばれている木です。

これも私のブログには何度も登場していますが、野坂屋のお隣に咲いていた木を移植してあります。



今日の料理は豚の角煮で、蒸しパンにはさんで食べていただくようにして、お出ししました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薩摩街道を歩く津奈木太郎編2佐敷宿

2011-04-17 07:40:37 | Weblog
ここは佐敷宿の相逢橋(あいおいばし)のたもとで、高札場だった所です。

向こうの方には薩摩屋さんが写っています。
薩摩屋さんは、元々三輪屋さんという屋号だったのですが、
薩摩藩から、屋号をいただかれて、薩摩屋と呼ばれたそうです。
嘉永6年8月25日には篤姫も泊られたであろうと、いわれています。


創業明治42年創業の岩永醤油屋さんです。
今年で創業101年になられます。
現在4代目になられます。
芦北のシュアはたぶん90数%だと思います。
もちろん野坂屋旅館も使わせていただいています。


ここは火除け地蔵堂といいまして、昭和五年に佐敷町が大火があった時に、
ここから川側だけ焼かれなかった事から、本町の守り神とされています。
肥後国史には、「本町に地蔵堂あり。」と書かれているそうです。


薩摩街道から見た、佐敷城跡と番所のあった所。


のこぎり家並が一番よく分かるポイントです。


薩摩街道の町並み。



勝屋さんという文房具屋さんです。
ここの建物は、明治時代に建てられたもので、当時の芦北の特徴として
窓と屋根の間に、小さな屋根をつけていたそうで、その様子が、見られます。
またポストがが懐かしいですね。
現役で使われていて、飾りではありません。


来迎寺、細川藩の菩提寺で浄土宗のお寺です。
六地蔵塔が建てられていて、寛永12年(1632年)9月の銘があります。
それに芦北三十三観音の打ち止め札所になっています。


今日の料理は和牛の辛し炒めです。
セロリ、椎茸、パプリカなどと一緒に炒めました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薩摩街道を歩く津奈木太郎編1

2011-04-16 09:24:44 | Weblog
先日ブログに予告しましたが、津奈木太郎を歩きましたので、アップします。

まずは家内が絶対に撮ると言われて、嫌々写りました。
写真嫌いの私です。
お恥ずかしいですが、笑って流してください。


佐敷城から、見た不知火海です。
空気が澄んでいる時は、天草の島々が見えます。


一番手前の尾根が佐敷太郎の登り口です。


大関山が見えますが、ここは西南の役で県境での最後の攻防があった山です。


この迫が相良藩へ通じる街道です。


目の前の小さな山は城山(ジョウヤマ)と呼んで、こちら側の城山(シロヤマ)と呼び分けています。
こちら側は、肥後藩のお城、向こう側は相良藩のお城があった山です。
同時期にあったわけではないですが、相良藩の城跡のふもとには相良藩の生活様式のものが、
肥後藩のふもとには肥後の生活様式のものが出土しているそうです。


この景色は国道3号線の方角です。

佐敷城は、360度見渡せる立地で島津藩や相良藩の抑えとして、肥後藩の砦の役割がありました。


つつじの先にお祭りしてあるのは、権現さん(徳川家康)だそうです。


大手門の石垣です。





佐敷城への道には四国の八幡浜の砂を下に敷き、四国の八十八ヶ所巡りを佐敷の城の周りの道で
お参り出来るように、地元の方々が個人で奉納された石仏が並んでいます。
ただ、今数えてみると88より多いそうです。

その石仏を、車でいらした方々にも見ていただきたいという事で、
駐車場の下に並べてあります。




城山の道は今では整備されてとても綺麗になっていましたあ。
私達の子供の時には、普通の土の道でした。


明治になって建てられた従二位侯爵細川護久公の石碑がありました。
いわれなどはまた勉強しておきます。


城山の登り口です。
隣は社会教育センターという施設があります。


その施設の場所は、城代が住まわれていた場所です。


昭和初期に建てられた、武徳殿(武道館)です。
今は、発掘品の保管倉庫になっています。


今日の料理は、烏賊と平貝のミルク炒めです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011-04-15 11:04:44 | Weblog
空は同じ光景は二度とありません。

そんな空を眺める楽しみは田舎ならではですね。

一昨日のお昼の雲の様子と、ある日の夕方の様子です。



写すポイントは違いますが、同じ方向を撮影しています。




今日の料理は2種類の揚げ物で、和牛の香り揚げと脱皮海老の唐揚げです。

昨日は薩摩街道を佐敷城跡から、津奈木のグリーンゲイトまで、焼く5時間かけて歩いてきました。
途中で地元の方にお話を聞いたり、湯まちたいのkuzさんの所で、しばらくお話をしたりして
楽しく歩いてきました。

山道ではキジが飛んだり、石畳の道を探したり、以前は知らなかった石橋を見たりと
有意義な時間を過ごしました。

これから、案内人の手引き作りのために歩いたので、役立てようと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散歩の道に咲く花達

2011-04-14 06:55:14 | Weblog
朝の散歩の時に出会う花達をアップします。

まずは初めに山の登り口は薩摩街道の曲がり角なので、票木が立ててあります。
その周りには地元の方が植えられた花達が咲いています。


もう散り始めていますが、2本の桜出迎えてくれます。

しばらく歩くと、ちびまるの石の前に菜の花が咲いています。


それから、しゃがの花が咲きだしました。



それから、椿の花も見る事が出来ます。


あと名前も知らない、去年もアップした花です。




小さなかわいい花も咲いています。


岩場に咲く花は、地肌に貼り付くように咲いている花もあります。



落ち葉の陰から、小さな白い花も顔を出していました。



最後は今日の料理、棒棒鶏です。


今日は今から、薩摩街道の佐敷城から、津奈木グリーンゲイトまでのコースを歩きます。
またその模様は後日アップします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭隠して尻隠さず

2011-04-13 09:58:10 | Weblog
ぶらぶらと近所を歩いていたら、カラスの巣を見つけました。

今はまだ木の葉が出ていなくて巣がすぐ分かります。
それに尻尾がこれだけ出ていれば、誰でも分かりますよね。



今日の料理は天然鯛の中華風お刺身です。
中華でのご注文をいただきました。
いつもは、バタバタしてなかなか写真を撮るのを忘れてしまうのですが
今回は、しっかり撮りましたので、順にアップします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カメラマン

2011-04-12 06:44:57 | Weblog
私が桜並木を撮影に行くと、先に桜を撮りにいらしていました。



デジイチと銀塩カメラを2台持たれて、花や川面の花びらなど撮影されていました。
デジイチで撮るとどんな画像になるのだろう。
興味津々だけれど、まだまだ早いと言われているし、使いこなす自信がないので
今のカメラを大切にしよう。



今回内緒で撮らせていただきました。
どうもすみません。
この場を借りてお詫びしておきます。



でもこの方の佇まいが良い雰囲気を、持っていらっしゃっていいなあと思いおもわずシャッターを押しました。

私の師匠は、人を撮るプロで総理大臣賞をいただいた方です。
プリントも愛好家に言わせると、「展示会に出す写真のプリントはフジ写真館でなくてはいけない。」
と聞いて、素直に私が嬉しい気持ちになります。

私より9歳年上で、保育園の時から遊びに行って遊んでいただき、
朝トーストを食べさせてもらったり(当時はハイカラでした)、親子2代から
3代のお付き合いをさせていただいております。

いろいろ教えていただいていて、気付いた事は、人を撮るのが1番難しいという事です。

まだまだ人を撮る自信は無いですね。



師匠のお店は、そう野坂屋旅館の真正面にありまして、玄関を出て10秒です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜吹雪

2011-04-11 06:51:08 | Weblog
昨日は風があって、野坂屋旅館の前を通る薩摩街道で桜の花びらが舞っていました。

歩いて1分の佐敷川沿いの桜並木に、桜吹雪を撮りに行きました。




何度もシャッターを押してみたのですが、撮れたのは1枚だけでした。

子供さんが通る時に「桜の雨みたいだねえ。」とお母さんに言っていたのが印象的でした。

もちろん道も桜の絨毯になっていました。

まだまだ佐敷の町の桜は満開でたくさんの見るポイントがありますので、
どうぞお越しください。

心よりお待ち申し上げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする